Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
オブジェクトサーバの詳細コードは,オブジェクトサーバを使用するプログラム,又はオブジェクトサーバのメッセージに表示されるコードです。表H-2にオブジェクトサーバの詳細コードを示します。メッセージの説明中に指示があったときには,次の表から対処を調べてください。
表H-2 オブジェクトサーバの詳細コード
| コード | 要因 | ユーザの処置 |
|---|---|---|
| -106 | このサーバは起動していません | システムが異常終了している場合は,異常終了時の対策をとってください |
| -450 | このリソースは使用中です | 操作を再実行してください |
| -452 | デッドロックが発生しました | 操作を再実行してください |
| -453 | 排他制御の待ち時間が経過して要求がキャンセルされました | 操作を再実行してください |
| -454 | 排他資源が不足しています | システム共通定義のlck_limitの値を増やして,オブジェクトサーバを再起動してください。又は,データベースの排他資源の使用数が多くならないように,エラーになった又は実行中のGroupmaxアプリケーションプログラムの指定を見直してください |
| -714 | 最大接続プロセス数を超えました | クライアントの終了を待って再実行してください |
| -725 | オブジェクトサーバが終了処理中です | オブジェクトサーバを再起動してください |
| -726 | このサービスを提供するプロセスがありません | オブジェクトサーバが動作中でない場合は,動作してから操作を再実行してください |
| -727 | RPC環境が開始されていません | オブジェクトサーバが動作中でない場合は,動作してから操作を再実行してください |
| -734 | 共用メモリを確保していません | オブジェクトサーバが動作中でない場合は,動作してから操作を再実行してください |
| -738 | 初期化できませんでした | 次のどれかの方法で対処してください (1)オブジェクトサーバが起動処理中の場合は,オブジェクトサーバが動作してから操作を再実行してください (2)オブジェクトサーバのシステムディレクトリを示す環境変数が正しいかどうか見直してください (3)メモリ不足の場合は,不要なプロセスを終了させて,再実行してください |
| -739 | 次の要因が考えられます (1)オブジェクトサーバが起動されていません (2)ファイルシステム,メモリなどの資源不足によって接続できませんでした |
オブジェクトサーバが動作中でない場合は,動作してから操作を再実行してください。動作中の場合はファイル及びメモリ使用状況を調べ,不足していれば,不要ファイル又はプロセスを終了させてください |
| -741 | オブジェクトサーバの開始時のモードが不正です | このアプリケーションを実行できる開始時のモードでオブジェクトサーバを起動してください |
| -742 | ほかのユティリティが動作中です | 動作中のユティリティが終了してから,操作を再実行してください。 |
| -905 | 関数は不当なコンテクストです | このプロセスを終了させて,再実行してください |
| -906 | リソースマネージャにエラーが発生しました | メモリ不足のため,不要なプロセスを終了させて再実行してください |
| -907 | 次の要因が考えられます (1)オブジェクトサーバがダウンしました (2)トランザクション管理領域のメモリ割り当てに失敗しました。 (3)並行して実行するトランザクション数の上限を越えました |
(1)オブジェクトサーバが動作中でない場合 は,動作してから操作を再実行してください (2)メモリ不足の場合は,不要なプロセスを終了させて再実行してください (3)システム共通定義の,trn_tran_process_countの値を増やして,オブジェクトサーバを再起動してください trn_tran_process_countの値がクライアント数よりも多い場合は,メモリ不足のため,不要なプロセスを終了させて再実行させてください |
| -1814 | サーバが起動していません | オブジェクトサーバが動作中でない場合は,動作してから操作を再実行してください。オブジェクトサーバをインストール後,システムをリブートしていない場合は,リブートし直してから再実行してください |
| -1816 | 環境変数が設定されていません | オブジェクトサーバのシステムディレクトリを示す環境変数が正しいかどうか見直してください |
| -1907 | メッセージテキストファイル中に指定メッセージIDが存在していません (オブジェクトサーバが正しく組み込まれていません) |
オブジェクトサーバの組み込み手順に誤りがないか確認し,再実行してください |
| -1909 | 指定メッセージテキストファイルが存在しません(オブジェクトサーバが正しく組み込まれていません) | オブジェクトサーバの組み込み手順に誤りがないか確認し,再実行してください |
| -1910 | メッセージテキストファイルのI/Oエラーです | ファイルのI/Oエラーの要因を取り除き,再実行してください |
| -1911 | メッセージテキストファイルのアクセス権限がありません | 誤ってアクセス権限が変更されていないか確認し,再実行してください |
| 2 17 |
システム作業用メモリの割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 83 | ロックの取得に失敗しました | 排他資源が不足している場合は,システム共通定義のlck_limitの値を増やして,オブジェクトサーバを再起動してください。その他の場合は,操作を再実行してください |
| 85 166 |
システム作業用メモリの割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 188 | OIDインデクスが定義されていません | OIDインデクス用エリアを追加して,再実行してください |
| 31030 | フェッチ管理情報の割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 31055 | 指定したオブジェクトはすでに削除されています | すでに削除したオブジェクトのOIDを指定していないか確認してください |
| 32002 | ディクショナリ操作でキャッシュが一杯です | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 32003 | スキーマ定義中にOIDをすべて使用しました | 今後オブジェクトの生成はできません。オブジェクトの参照だけができます |
| 32005 | ディクショナリ操作でメモリの割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 33001 | ハッシュ登録時にメモリの割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 33004 | ハッシュディレクトリのサイズが大きくなり過ぎました | 操作を再実行してください |
| 34001 | 検索処理用のメモリの割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 34511 | SCB領域のメモリ割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 34522 | インデクス情報作成領域のメモリ割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 35001 | システム作業領域の割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 36001 | カーソル処理用のメモリ割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 40109 | 指定したOIDがありません | すでに削除されたオブジェクトのOIDを指定していないか確認してください |
| 40110 | OID指定のオブジェクトがありません | すでに削除されたオブジェクトのOIDを指定していないか確認してください |
| 40111 | オブジェクト転送領域のメモリ割り当てに失敗しました | 不要なプロセスを終了させて,操作を再実行してください |
| 42122 | ロールバック処理が完了していない(KFXO42121-Eエラーになったままインデクスが再作成されていない)インデクスをアクセスしました | オブジェクトサーバの再開始時,トランザクションの異常終了時及び[データベースのバックアウト]ユティリティでのインデクスのロールバック処理中に出力されたKFXO42121-Eエラーメッセージの対処に従ってください |
| 42123 | [データベースの再編成]ユティリティ,又はxodbreogコマンドが正常に終了していないためインデクスが正しく作成されていません。又は,アクセスしようとしたインデクスは,[データベースのエリアの再初期化]ユティリティ(xodarintコマンド)で再初期化されたため未作成状態です | [データベースの再編成]ユティリティ,又はxodbreogコマンドの実行前に取得したバックアップによってデータベースを回復してください。又は,[データベースのエリアの再初期化]ユティリティ(xodarintコマンド)で出力されたKFXO59104-Iメッセージの対処に従って,[データベースの再編成]ユティリティ又はxodbreogコマンドを使用してインデクスを再作成するか,データベース全体を再編成してください |
| 44110 | 連携するプログラムが,一つのプロセスから,90個を超えたファイルにアクセスしました | このエラーが多発する場合は,オブジェクトサーバの一つの初期設定パラメタで指定したマスタディレクトリ,データディレクトリ,ディクショナリ,OIDインデクスのファイルの総数と,連携する一つのプログラムが使用するエリアのファイルの総数との和が90個以下になるように,オブジェクトサーバのデータベースをデータベース初期化ユティリティで初期化し,再作成してください |
| 4xyyy (x,yは0〜9のどれか) |
オブジェクトサーバの格納制御でエラーが発生しました。又は,オブジェクトサーバのオブジェクト管理の指定したパラメタに誤りがありました(内部矛盾発生) | オブジェクトサーバのログメッセージを調査して,KFXO4xnnn(4xはコードと共通。nは0〜9のどれか)のメッセージが出力されている場合は,そのメッセージの対処に従ってください。 出力されていない場合(内部矛盾発生時)には,このコードの内容を記録して,システム管理者に連絡してください |
| 上記以外 | 内部矛盾が発生しました | システム管理者に連絡してください |
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