Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

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8.4.5 データベースのバックアウト(High-end Object Server)

この項では,[データベースのバックアウト]ユティリティの機能及びダイアログに指定する項目,コマンドの指定方法及び文法について説明します。このユティリティは,High-end Object Serverで使用します。

このユティリティは回復ユティリティ実行モードで実行します。

<この項の構成>
(1) 機能
(2) ダイアログから実行する方法
(3) コマンドプロンプトから実行する方法
(4) 注意事項

(1) 機能

[データベースの回復]ユティリティで使用したアンロードジャーナル中にオブジェクトサーバが異常終了した時点で仕掛かり中だったトランザクションが含まれている場合(KFXO54002-Iメッセージが出力されている),回復されたデータベースは,仕掛かり中のトランザクションの更新内容が無効にされていない場合もあります。このユティリティを実行することで障害が発生した時点の仕掛かり中トランザクションの更新内容が無効になります。

このユティリティでは,ファイル名一覧(J)に指定されたアンロードジャーナルファイルと[データベースの回復]ユティリティ実行時に出力されたバックアウト情報ファイル(%XODDIR%¥spool¥xodrecinf)を基にロールバックが実行されます。

(2) ダイアログから実行する方法

(a) 操作
  1. [データベースの保守]ダイアログの[データベースのバックアウト(O)...]を選択する
    [データベースのバックアウト]ダイアログが表示されます。
  2. データベースのバックアウトに使用するアンロードジャーナルファイル名を指定する
  3. [OK]ボタンを選択する
    [データベースのバックアウト]ユティリティが実行されます。
(b) ダイアログで指定する項目

図8-16に[データベースのバックアウト]ダイアログを示します。

図8-16 [データベースのバックアウト]ダイアログ

[図データ]

ファイル名(U):
アンロードジャーナルファイルの名称を指定します。
参照(R)...:[参照]ダイアログを表示します。

ファイル名一覧(J):
回復に使用するアンロードジャーナルファイル名を次に示す操作で指定します。
追加(A):
ファイル名(U)にアンロードジャーナル名を指定して,[追加(A)]ボタンを選択すると,ファイル名一覧にそのアンロードジャーナル名が追加されます。この操作を繰り返すことによって,回復に使用するアンロードジャーナルファイル名の一覧が表示されます。
このファイル名一覧には,仕掛かり中のトランザクションのジャーナルのすべてを含むアンロードジャーナルファイルを指定してください。
削除(D):
ファイル名一覧に表示されているファイルを選択し,[削除(D)]ボタンを選択すると,該当するファイルが一覧から削除されます。
なお,ファイル名一覧に指定できるファイル数(n)は,次に示す式を満足する必要があります。
[図データ]
(c) ボタンの説明

OK:
[データベースのバックアウト]ユティリティを実行します。

キャンセル:
[データベースのバックアウト]ダイアログを閉じて,[データベースの保守]ダイアログに戻ります。

ヘルプ(H):
[データベースのバックアウト]ダイアログのヘルプを表示します。

参照(R)...:
[参照]ダイアログを表示します。

削除(D):
ファイル名一覧(J)から,選択したファイルを削除します。

追加(A):
ファイル名(U)に指定したファイルをファイル名一覧(J)に追加します。

(3) コマンドプロンプトから実行する方法

形式
   xodbkout -j アンロードジャーナルファイル名,・・・

オプション

(4) 注意事項