Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

8.3.5 データベースのファイルの属性変更

この項では,[データベースのファイルの属性変更]ユティリティの機能及びダイアログに指定する項目,xodflaltコマンドの指定方法及び文法について説明します。

<この項の構成>
(1) 機能
(2) ダイアログから実行する方法
(3) コマンドプロンプトから実行する方法
(4) 注意事項

(1) 機能

指定されたファイルの属性を変更します。変更できるのは,ファイルの最大割り当て量です。

ユティリティの処理結果は,オブジェクトサーバのシステムディレクトリのファイル「xodresult」に出力されます。

(2) ダイアログから実行する方法

(a) 操作
  1. ファイルの最大割り当て量を見積もる
    属性を変更するファイルについての変更後の最大割り当て量を見積もります。指定値については,「7.5.2(2) fileパラメタ」及び「(b)ダイアログで指定する項目」の最大割り当て量の説明を参照してください。
  2. [データベースの環境設定]ダイアログの[データベースのファイルの属性変更(L)...]を選択する
    [データベースのファイルの属性変更]ダイアログが表示されます。
  3. 属性を変更するファイルのあるエリア名,ファイル名,及び操作1で見積もった最大割り当て量を指定する
  4. [OK]ボタンを選択する
    [データベースのファイルの属性変更]ユティリティが実行されます。
(b) ダイアログで指定する項目

図8-10に[データベースのファイルの属性変更]ダイアログを示します。

図8-10 [データベースのファイルの属性変更]ダイアログ

[図データ]

エリア名(N):
属性を変更するファイルのあるエリアの名称を1〜30バイトの<文字列>で指定します。

ファイル名(F):
属性を変更するファイルの名称を2〜175バイトのドライブ名から始まるパス名(絶対パス名)で指定します。

最大割り当て量(M):
変更した後の最大割り当て量をセグメント数で指定します。0〜256900の<符号なし整数>を指定してください。
セグメントサイズと最大割り当て量の積は,256,900以下にしてください。また,次に示す式の値より小さい数を指定してください。これらが守られなかった場合には,エラーになります。
[図データ]

最大割り当て量に指定した値によって,変更後の値は次のように扱われます。

指定値 オブジェクトサーバの処理
0 省略値とみなす。
(初期設定パラメタでの省略値と同様)

注: Groupmaxサーバ環境設定ユティリティを使用して生成された初期設定パラメタ,構成変更パラメタ,再構成パラメタにおいて,-mオペランドが指定されているエリアの最大割り当て量をこの指定(0)に変更することは好ましくありません(ファイルを増分させるために一時的に0に変更することは構いません)。もし,長期間,最大割り当て量をこの指定(0)に変更したまま運用する場合は必ず定期的にデータベースの再編成を実行してください。
現在のセグメント数を超える [データベースのファイルの属性変更]ユティリティの最大割り当て量に指定した値に変更する。
現在のセグメント数以下 エラーとなる。最大割り当て量は変更しない。
(c) ボタンの説明

OK:
[データベースのファイルの属性変更]ユティリティを実行します。

キャンセル:
[データベースのファイルの属性変更]ダイアログを閉じて,[データベースの環境設定]ダイアログに戻ります。

参照(R)...:
[参照]ダイアログを表示します。

ヘルプ(H):
[データベースのファイルの属性変更]ダイアログのヘルプを表示します。

(3) コマンドプロンプトから実行する方法

形式
   xodflalt -n エリア名 -f ファイル名 -m 最大割り当て量

オプション

終了コード
コマンドの終了コードを示します。
0  :正常終了
1以上:異常終了

(4) 注意事項