Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド

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8.2.2 コマンドを使用したユティリティの実行

コマンドを使用して実行できるユティリティの種類と実行方法について説明します。

<この項の構成>
(1) コマンドの文法
(2) コマンドプロンプトから実行するユティリティ

(1) コマンドの文法

コマンドの記述形式を次に示します。

コマンド名 [オプション …] [コマンド引数 …]

(例) cmd -n -o 99 server1
cmd:コマンド名
-n, -o 99:オプション
server1:コマンド引数
(a) コマンド名

コマンド名は,実行するコマンドのファイル名称です。オブジェクトサーバのシステム管理者だけが,これらのファイルにアクセスできます。

(b) オプション

オプションの入力方法を次に示します。

なお,次の説明中に使用する「cmd」はコマンド名称を表します。

オプションの形式

オプションはマイナス記号(-)で始まる文字列で,場合によっては一つの引数をとります。

形式1:-オプションフラグ

形式2:-オプションフラグ フラグ引数

(凡例)
オプションフラグ:1文字の英文字。大文字と小文字は区別されます。
フラグ引数
オプションフラグに対する引数です。
なお,一つのコマンドに指定できるフラグ引数の長さ(バイト数)の総和は,(256−指定されたフラグ引数の数)以下でなければなりません。
オプションの指定規則
(c) コマンド引数

コマンド引数は,コマンドの操作対象を表します。

なお,一つのコマンドに指定できるコマンド引数の長さ(バイト数)の総和は,(256−指定されたコマンド引数の数)以下でなければなりません。

(2) コマンドプロンプトから実行するユティリティ

次のような場合に,コマンドプロンプトからユティリティを実行すると便利です。

コマンドプロンプトから実行できるユティリティ
コマンドプロンプトから実行できるユティリティの種類を次に示します。
  • [データベースの初期化]ユティリティ(xodbinitコマンド)
  • [データベースへのエリアの追加]ユティリティ(xodaraddコマンド)
  • [データベースのエリアの削除]ユティリティ(xodarrmコマンド)
  • [データベースへのファイルの追加]ユティリティ(xodfladdコマンド)
  • [データベースのファイルの属性変更]ユティリティ(xodflaltコマンド)
  • [データベースの再編成]ユティリティ(xodbreogコマンド)
  • [データベースのバックアップ]ユティリティ(xodbckupコマンド)
  • [データベースのリストア]ユティリティ(xodbrstrコマンド)
  • [データベースの回復]ユティリティ(xodbrecvコマンド)
  • [データベースのバックアウト]ユティリティ(xodbkoutコマンド)
  • [データベースのエリアの再作成]ユティリティ(xodbrcnsコマンド)
  • [データベースのエリアの再初期化]ユティリティ(xodarint)コマンド
  • [データベースの使用状況表示]ユティリティ(xodbuseコマンド)
  • [データベースのエリアの情報表示]ユティリティ(xodarlsコマンド)
  • [ディクショナリの情報表示]ユティリティ(xoddiclsコマンド)
  • [ユティリティ実行モードによる開始]ユティリティ(xodustaコマンド)
  • [障害発生後の起動環境の修復]ユティリティ(xodclearコマンド)
    なお,[障害発生後の起動環境の修復]ユティリティは,エクスプローラ及びファイルマネジャなどでダブルクリックしても実行できます。
  • [プロセスの状態表示]ユティリティ(xodpinfoコマンド)