Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
[データベースのバックアップ]ユティリティを使ってデータベースのバックアップを取得できます。このとき取得できるのはオブジェクトサーバのデータベースファイル(オブジェクトサーバ管理ファイル及び連携プログラム用データ格納ファイル)です。それぞれの連携プログラムで管理しているファイルは,別途バックアップを取得してください。
また,High-end Object Serverを御使用の場合は,ここで取得したバックアップとジャーナルファイルを使用して,障害発生時からみて最新の同期点に回復できます。この時点に回復する場合には,データベースを回復する前にジャーナルをアンロードすることが必要です。
次に,[データベースのバックアップ]ユティリティを使ったデータベースのバックアップの取得手順を説明します。
バックアップパラメタファイルにはデータベースの退避先ファイル名などを記述します。このファイルは,アプリケーションプログラムごとにバックアップを取得する場合に必要です。バックアップパラメタファイルについては,「7.9 バックアップパラメタファイル」を参照してください。
[データベースのバックアップ]ユティリティを実行して,データベースのバックアップを取得します。
ユティリティの処理結果は,オブジェクトサーバシステムディレクトリのファイル「xodresult」に出力されます。
ユティリティが正常に終了した場合には,処理結果の末尾に正常終了のメッセージが出力されます。
エラーが発生した場合には,イベントログ,ダイアログ,コマンドプロンプト,又は「xodresult」ファイルに出力されたエラーメッセージを参照して,エラーの原因を取り除き,ユティリティを再実行してください。
ユティリティの処理結果は,オブジェクトサーバシステムディレクトリのファイル「xodresult」に出力されます。「xodresult」という名称のファイルがある場合には,ファイルの末尾に追加して出力されます。ファイルがない場合には,「xodresult」というファイルが新規に作成されます。ユティリティが正常終了した後で,「xodresult」は保存してください。
また,ここで取得したバックアップを使用してデータベースを回復する場合には,現時点のシステムの状態をつかむために次の情報が必要ですので,保管しておくようにしてください。
図4-11に処理結果の出力フォーマットを示します。また図4-11に示した出力フォーマットの項目を表4-7に示します。図4-11と表4-7の図中文字は対応しています。
図4-11 [データベースのバックアップ]ユティリティの処理結果の出力フォーマット
表4-7 [データベースのバックアップ]ユティリティの処理結果の出力項目
| 図中文字 | 項目 | 表示形式 |
|---|---|---|
| aaa…aaa | システムID | 11バイト |
| vv-rr | バージョン番号・リビジョン番号 | 5バイト |
| yy-mm-dd | 年月日 | 西暦の下2けた−月−日 |
| hh:mm:ss | 時刻 | 時:分:秒 |
| bbb…bbb | バックアップファイル名 | 最大175バイト |
| ccc…ccc | エリア名 | 最大30バイト |
| eee…eee | エリアの用途 | 最大20バイト |
| nnn…nnn | エリア番号 | 10進数(右詰め) |
| ffffff | エリアのページ長 | 単位はバイト。10進数(右詰め) |
| gggggg | 管理用を除いた利用可能なページ数 | 10進数(右詰め) |
| iiiiii | gggggの内での各ページ数 | 10進数(右詰め) |
| jj.j | 比率 | % |
| kkkk.k | 使用済ページ領域の容量 | kkkk.kM(メガバイト,右詰め) kkkk.kK(キロバイト,右詰め) kkkk(バイト,右詰め) 少数点以下は,第2位を切り上げて表示されます |
| llll.l | 使用済ページ内の空き領域の容量 | llll.lM(メガバイト,右詰め) llll.l(キロバイト,右詰め) llll(バイト,右詰め) 少数点以下は,第2位を切り上げて表示されます |
| ooo…ooo | エリアの構成ファイル名 | 最大175バイト |
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