Groupmax Form Version 6 ユーザーズガイド
伝票発行業務の実行方法を説明します。
伝票発行業務を起動する
伝票発行業務を起動する方法には,次の二つの方法があります。
- 業務実行ウィンドウ又は開発ウィンドウでアイコンをダブルクリックする
- 別の伝票発行業務や手順業務から処理コマンドで呼び出す
なお,Windowsの「ファイル名を指定して実行」などで,コマンドを指定して起動することもできます。伝票発行業務の直接起動については,「第1編 2.1(2) Groupmax Formで作成した業務の直接起動」を参照してください。
業務実行ウィンドウ又は開発ウィンドウから伝票発行業務を起動すると,[伝票発行情報]ダイアログボックスが表示されます。次に示す情報を設定します。
- 伝票印刷
伝票を終了したときに,伝票を印刷するかどうかを指定します。
- 書式による印刷
書式印刷業務で作成した書式を使って印刷するかどうかを指定します。
- 明細処理行数固定
明細部に入力できるデータの行数を固定するかどうかを指定します。
固定する行数(1〜128)を指定すると,その行数分だけ入力できます。行数を指定しないで固定した場合は,伝票に表示される行数(作成時に指定した繰り返し回数)分だけ入力できます。
伝票を作成したときに[伝票発行オプション]ダイアログボックスで設定した情報を,ここで変更した場合は,変更後の情報が有効になります。
- プリンタの設定
[プリンタ設定...]ボタンを選択すると,出力するプリンタを指定できます。
- ファイルパス設定ファイルの指定
[ファイルパス指定...]ボタンを選択すると,どのファイルパス設定ファイルを使うかを指定できます。ファイルパス設定ファイルについては,「第3編 12. ファイルパスの設定」を参照してください。
データの編集
[編集]メニューの各コマンドを利用すると,入力したデータを消去したり,明細行を挿入・削除したりできます。
リッチテキスト項目では,データに文字属性やフィールド属性を設定できます。また,ファイルからのデータ入力やファイルへのデータ出力などもできます。
データベースからのデータ入力
[参照]−[DB一覧...]を選択して,ダイアログボックスでデータベース及び項目を選択します。データベースのデータが一覧表示されるので,データを選択します。
伝票を作成したときに参照するデータベースが指定してある場合は,[参照]−[データ参照]を選択すると,データが一覧表示されます。
データの保存と読み込み
[伝票発行]−[データ保存...]を選択すると,項目に入力したデータをCSV形式ファイルとして保存できます。伝票で,ワークフロー案件,フォーム文書,又はLotus Notes文書を処理している場合は,添付ファイルの情報及び添付ファイルも保存できます。また,[伝票発行]−[データ読込...]を選択すると,保存した項目データ及び添付ファイル情報を,伝票に読み込めます。
なお,次に示す場合は,データの保存及び読み込みはできません。
- 伝票で案件を一括処理することを指定してある場合
- 伝票に複数のフォーム文書データを読み込んだ場合,又はフォーム文書一覧に集計用フォームとして登録された伝票を起動した場合
- 伝票に複数のLotus Notes文書データを読み込んだ場合
処理の終了・中止,次の伝票の表示
データを入力して,[伝票発行]−[終了]を選択すると,伝票が発行されます。繰り返しデータを入力したい場合は,[伝票発行]−[次伝票]を選択します。
[伝票発行]−[中止]を選択すると,データ入力の途中でも処理が中止されます。
伝票発行ウィンドウの印刷
[伝票発行]−[印刷]を選択すると,伝票発行ウィンドウを,ハードコピーイメージで印刷できます。データの入力途中でも印刷できます。印刷できる部数は,99部までです。
業務実行時の注意事項
- フォントの指定
伝票発行画面を表示するときや印刷するときに,伝票の作成時に指定したフォントがインストールされていない場合は,使用できるフォントに置き換えられます。
- 伝票起動の高速化
伝票発行業務を一度実行(又はテスト実行)すると,以降の業務起動を速くするために,実行用のDLLがメモリに常駐されて,タスクトレイのインジケータにアイコンが表示されます。アイコンのメニューから[終了]を選択すると,常駐は解除されます。
常駐設定方法については「第4編13.2.8伝票の常駐を設定する」を参照してください。
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