Replication Manager Software Application Agent CLI リファレンスガイド

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2.4.8 drmresync(コピーグループを再同期する)

書式

コピーグループ名を指定して再同期する場合

drmresync -copy_group コピーグループ名 [ -pf コピーパラメーター定義ファイル ]

バックアップIDを指定して再同期する場合

drmresync -backup_id バックアップID [ -pf コピーパラメーター定義ファイル ]

コピーグループ一括定義ファイルを指定して再同期する場合

drmresync -cg_file コピーグループ一括定義ファイル名 [ -pf コピーパラメーター定義ファイル ]

説明

指定したコピーグループ,または指定したバックアップIDに関連するコピーグループを再同期し,ミラー状態に戻します。このコマンドを実行すると,該当するバックアップ情報がバックアップカタログから削除されます。また,正ボリュームから副ボリュームへ同期されるため,副ボリュームのバックアップデータは上書きされます。このコマンドは,副ボリュームのデータをテープなどの二次記憶媒体にコピーしたあとで使用することをお勧めします。

drmmediabackupコマンドで副ボリュームからテープにバックアップしたり,drmmediarestoreコマンドでテープから副ボリュームへリストアしたり,drmmountコマンドで副ボリュームをマウントしたりしているときに,このコマンドは使用しないでください。

drmresyncコマンドを実行する場合,ペア状態が「SMPL」のときはpaircreateを自動的に実行しません。RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)のPAIR_CREATEパラメーターにENABLEを設定したときにはpaircreateを自動的に実行します。

引数

-copy_group コピーグループ名

再同期するコピーグループの名称を指定します。

コピーグループ名を確認するには,バックアップ対象に応じて,次のどれかのコマンドを実行します。

-backup_id バックアップID

再同期するコピーグループに関連したバックアップIDを指定します。バックアップIDを指定すると,指定したバックアップIDで識別されるバックアップに使用されたすべてのコピーグループをまとめて再同期できます。

バックアップIDを確認するには,バックアップ対象に応じて,次のどれかのコマンドを実行します。

-cg_file コピーグループ一括定義ファイル名

再同期するコピーグループを記述したコピーグループ一括定義ファイル名を絶対パスで指定します。対象とするコピーグループ数が多い場合に,コピーグループを一括して再同期する場合に指定します。

コピーグループ名を確認するには,バックアップ対象に応じて,次のどれかのコマンドを実行します。

-pf コピーパラメーター定義ファイル

コピーパラメーター定義ファイルに定義したリトライ回数とリトライ間隔を使用する場合に指定します。指定する場合は,パスではなくファイル名だけを指定してください。

このオプションを省略した場合は,RAID Manager用連携定義ファイル(DEFAULT.dat)の値が使用されます。コピーパラメーター定義ファイルに記述がされていないパラメーターについても,DEFAULT.datの値が使用されます。

コピーパラメーター定義ファイルは,次の場所に任意の名前で作成します。ファイル名は,64バイト以内の半角英数字で指定してください。

<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\raid

戻り値

0:正常終了した場合

0以外:エラーが発生した場合

使用例

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