Replication Manager Software Application Agent CLI リファレンスガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


1.5.1 EX_DRM_CACHE_PURGE(副ボリュームのキャッシュをクリアする)

書式

常時ペア運用時に副ボリュームのキャッシュをクリアする場合

EX_DRM_CACHE_PURGE オペレーションID

常時スプリット運用時に副ボリュームのキャッシュをクリアする場合

EX_DRM_CACHE_PURGE オペレーションID 
      { -cg コピーグループ名 | -cg_file コピーグループ一括定義ファイル名 }

説明

drmmountコマンドおよびdrmumountコマンドを連続して実行し,副ボリュームのキャッシュをクリアします。

常時ペア運用の場合,正ボリュームから副ボリュームへバックアップしたときのバックアップIDを基に,該当するコピーグループの副ボリュームのキャッシュをクリアします。常時スプリット運用の場合,バックアップする前にキャッシュをクリアする必要があるので,キャッシュをクリアする副ボリュームのコピーグループを指定する必要があります。

前提条件

次の前提条件があります。

引数

オペレーションID

処理の対象となるリソースを表す固有の文字列を指定します。指定したオペレーションIDに対応したオペレーション定義ファイルの情報が,拡張コマンドの実行に使用されます。

-cg コピーグループ名

常時スプリット運用のときに,キャッシュをクリアする副ボリュームのコピーグループ名を指定します。次のバックアップに使われるコピーグループが特定できる場合は,そのコピーグループを指定します。次に使われるコピーグループが特定できない場合は,すべてのコピーグループを指定してください。

-cg_file コピーグループ一括定義ファイル名

常時スプリット運用のときに,副ボリュームのキャッシュをクリアするコピーグループを記述したコピーグループ一括定義ファイル名を絶対パスで指定します。対象とするコピーグループ数が多い場合に,キャッシュを一括してクリアするときに指定します。次のバックアップに使われるコピーグループが特定できる場合は,そのコピーグループを指定します。次に使われるコピーグループが特定できない場合は,すべてのコピーグループを指定してください。

注意事項

ファイルシステムまたはデータベースを副ボリュームへバックアップする場合は,バックアップするリソースのすべての副ボリュームに対して,この拡張コマンドをあらかじめ実行しておいてください。副ボリュームのキャッシュをクリアしないでバックアップした場合,副ボリュームをマウントしたときに,残存しているキャッシュが副ボリュームに上書きされ,バックアップデータが破壊されるおそれがあります。

戻り値

0:正常終了した場合

0以外:エラーが発生した場合

注意事項

ファイルシステムまたはデータベースを副ボリュームへバックアップする場合は,バックアップするリソースのすべての副ボリュームに対して,この拡張コマンドをあらかじめ実行しておいてください。副ボリュームのキャッシュをクリアしないでバックアップした場合,副ボリュームをマウントしたときに,残存しているキャッシュが副ボリュームに上書きされ,バックアップデータが破壊されるおそれがあります。

エラーの発生条件

次の場合には,この拡張コマンドはエラーとなります。

使用例

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright© 2010, 2014, Hitachi, Ltd.