Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
Exchange環境設定ファイルは,Exchange Serverとの連携に必要な情報を設定するファイルです。また,CCR構成で自動シード機能を使用する場合は,作成が必須です。
Exchange環境設定ファイルは,次の場所に任意の名称で作成してください。
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\exchange\<Exchange環境設定ファイル名>.conf
Exchange環境設定ファイルのサンプルは,Application Agentのインストール時に,次の場所に作成されます。
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\exchange\sample\exchange.conf
Exchange環境設定ファイルのパラメーターを次の表に示します。
パラメーター 説明 デフォルト値 最大文字列
(バイト数)EXG_CCR_SEED Exchange Server 2007のCCR構成の場合だけ有効です。
自動シード機能を有効にするか無効にするかを指定します。
自動シード機能を有効にする場合は「ON」,無効にする場合は「OFF」を指定します。OFF 3 EXG_CCR_PASSIVE_NODE Exchange Server 2007のCCR構成の場合だけ有効です。
EXG_CCR_SEEDパラメーターに「ON」を指定した場合,指定が必須です。
待機サーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPアドレスはIPv4形式またはIPv6形式で指定できます。なし 255 EXG_SCR_SEED Exchange Server 2007のSCR構成の場合だけ有効です。
SCRのシード機能を有効にするか無効にするかを指定します。
SCRのシード機能を有効にする場合は「ON」,無効にする場合は「OFF」を指定します。OFF 3 EXG_IGNORE_ERROR_TARGET Exchange Server 2007の場合
EXG_SCR_SEEDパラメーターに「ON」を指定した場合に,ストレージグループに設定されているターゲットのうち一部のターゲットに接続できなくても,シード処理を実行するかを指定します。
一部のターゲットに接続できなくても,シード処理を実行する場合は「ON」を,1つでも接続できないターゲットがあればエラーとする場合は「OFF」を指定します。
Exchange Server 2010またはExchange Server 2013の場合
EXG_DAG_SEEDパラメーターに「ON」を指定した場合,指定が必須です。
リストア対象のパッシブメールボックスデータベースコピーを持ったExchange Serverのうち一部のExchange ServerでMicrosoft Exchange Replication Serviceが起動していなくても,シード処理を実行するかを指定します。
一部のExchange ServerでMicrosoft Exchange Replication Serviceが接続していなくても,リストア処理を続行する場合は「ON」を指定します。
1つでもMicrosoft Exchange Replication Serviceが起動していない場合で,エラーメッセージを出力させるときは「OFF」を指定します。OFF 3 EXG_DAG_SEED Exchange Server 2010またはExchange Server 2013のDAG構成の場合に有効です。
DAG構成の場合に,DAGのシード機能を有効にするか無効にするかを指定します。
DAGのシード機能を有効にする場合は「ON」,無効にする場合は「OFF」を指定します。OFF 3 Exchange環境設定ファイルの記述規則は次のとおりです。
- パラメーター名は,大文字と小文字を区別する。
- 先頭が「#」で始まる行は,コメント行となる。
- パラメーターは,「<パラメーター名>=<パラメーター値>」と記述する。
- パラメーター名とパラメーター値は半角イコール「=」で区切る。
- コマンド実行時に,-efオプションを指定しない場合およびパラメーターが存在しない場合はデフォルト値と同じ動作になります。
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