Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
バックアップ対象がExchangeデータベースでカスケード構成の場合,データベースサーバでカスケード構成情報定義ファイルを編集する必要があります。
- カスケード構成情報定義ファイルのサンプルは,次の場所にあります。
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\cascade\VHOST.dat.model- 編集後のカスケード構成情報定義ファイルは,次の名称で登録します。
<Application Agentのインストール先>\DRM\conf\cascade\<Exchange仮想サーバ名>.datカスケード構成情報定義ファイルのパラメーターを次の表に示します。
パラメーター※1 説明※2 最大文字列
(バイト数)省略 [サイト名] サイトの名称とセクション開始位置を示します。
[<サイト名>]からファイルの終端まで,または次の[<サイト名>]直前の行までを1セクションとして扱います。
<サイト名>には,64文字以内の英数字が使用できます。ただし,最初の1文字は必ず英字にしてください。※366
(「[」および「]」を含む)× DB_SERVER バックアップコマンドの-cascadeオプションに指定するデータベースサーバ名を,ホスト名またはIPアドレスの形式で指定します。
このパラメーターにホスト名を指定する場合は,物理ホスト名で指定してください。255 × BK_SERVER バックアップコマンドの-cascadeオプションに指定するバックアップサーバ名を,ホスト名またはIPアドレスの形式で指定します。 255 × INSTANCE_NUMBER カスケード構成のリモートコピーを管理するRAID Managerインスタンスの番号を指定します。
リモートコピーのコピーグループは,すべてこのインスタンスで管理されている必要があります。また,VSSを使用してバックアップを実行する場合は,Application Agentが管理するインスタンスと,このパラメーターに指定するインスタンスは同じでなければいけません。10 × COPY_GROUP_NUM カスケード構成のリモートコピーのコピーグループ数を入力します。 10 × COPY_GROUP カスケード構成のリモートコピーのコピーグループ名を入力します。
このパラメーターは,複数指定できます(複数指定する場合は1パラメーターにつき1行)。ただし,このパラメーターの指定数は,COPY_GROUP_NUMに指定したコピーグループ数と一致している必要があります。64 × PREBACKUP_TIMEOUT リモートサイトの構成チェック処理のタイムアウト時間を0~86400(単位:秒)の間で指定します。
0を指定した場合は,タイムアウトしません。省略した場合は,3600が指定されたものとして扱います。
リモートサイトと判断されたセクションのパラメーター値だけが使用されます。
タイムアウト時間の目安は,このパラメーターが指定されているセクションのサイトで-cascadeオプションなし(ほかのオプションは同じ)でバックアップコマンドを実行したときの1.5倍の時間です。5
(最大値は86400)○ PRESPLIT_TIMEOUT リモートサイトのペア再同期処理のタイムアウト時間を0~86400(単位:秒)の間で指定します。
0を指定した場合は,タイムアウトしません。省略した場合は,3600が指定されたものとして扱います。
リモートサイトと判断されたセクションのパラメーター値だけが使用されます。
タイムアウト時間の目安は,このパラメーターが指定されているセクションのサイトで-cascadeオプションなし(ほかのオプションは同じ)でバックアップコマンドを実行したときの1.5倍の時間です。5
(最大値は86400)○ POSTBACKUP_TIMEOUT リモートサイトのバックアップカタログ作成処理のタイムアウト時間を0~86400(単位:秒)の間で指定します。
0を指定した場合は,タイムアウトしません。省略した場合は,3600が指定されたものとして扱います。
リモートサイトと判断されたセクションのパラメーター値だけが使用されます。
タイムアウト時間の目安は,このパラメーターが指定されているセクションのサイトで-cascadeオプションなし(ほかのオプションは同じ)でバックアップコマンドを実行したときの1.5倍の時間です。5
(最大値は86400)○
- (凡例)
- ○:省略できる。
- ×:省略できない。
- 注※1
- パラメーターを指定する順序は,表の順序に従ってください。また,パラメーターの並び順は変更しないでください。
- 注※2
- バックアップコマンド(drmexgbackup)およびそのオプション(-cascade,-sなど)の詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software Application Agent CLI リファレンスガイド」を参照してください。
- 注※3
- バックアップコマンドの-cascadeオプションとセクションの扱いについて次の表に示します。
オプション ローカルサイト リモートサイト データベースサーバ バックアップサーバ データベースサーバ バックアップサーバ -cascade パラメーターDB_SERVERに指定されたサーバが自ホストと判断された場合,そのセクションの値を使用します。 左記のセクションに記述されているパラメーターBK_SERVERの値を使用します。 ローカルサイトと判断されたセクションを除き,カスケード構成情報定義ファイルの最初に定義されているセクションのパラメーターDB_SEVERの値を使用します。 左記のセクションに記述されているパラメーターBK_SERVERの値を使用します。
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