Replication Manager Software Application Agent CLI ユーザーズガイド
Application Agentでは,CCR構成でのバックアップをサポートしています。CCRはExchange Server 2007の高可用性機能の一つで,次の特徴があります。
- 現用サーバと待機サーバのボリューム間でログシップ(トランザクションログのレプリケーション)が実行されます。
- VSSバックアップを実行する場合,SCCでは現用サーバでのバックアップだけしか実行できませんが,CCRでは待機サーバでのバックアップも実行できます。
- 待機サーバでバックアップを実行することで,現用サーバでの処理の負担を軽減できます。
このマニュアルでは,リストア時に自動でシード処理を実行する機能を自動シード機能と呼びます。シード処理の詳細については,Exchange Server 2007のマニュアルを参照してください。
CCR構成には,次の4つのパターンがあります。
- 現用サーバだけを使用した場合の構成
- 待機サーバだけを使用した場合の構成
- 現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用した場合の構成
- 現用サーバと待機サーバで同じバックアップサーバを使用した場合の構成
- この項の構成
- (1) 現用サーバだけを使用した場合の構成
- (2) 待機サーバだけを使用した場合の構成
- (3) 現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用した場合の構成
- (4) 現用サーバと待機サーバで同じバックアップサーバを使用した場合の構成
現用サーバだけを使用した場合のCCR構成例を次の図に示します。
待機サーバだけを使用した場合のCCR構成例を次の図に示します。
(3) 現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用した場合の構成
現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用した場合のCCR構成例を次の図に示します。
図2-23 CCR構成例(現用サーバと待機サーバで異なるバックアップサーバを使用する場合)
(4) 現用サーバと待機サーバで同じバックアップサーバを使用した場合の構成
現用サーバと待機サーバで同じバックアップサーバを使用した場合のCCR構成例を次の図に示します。
図2-24 CCR構成例(現用サーバと待機サーバで同じバックアップサーバを使用する場合)
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