Replication Manager Software システム構成ガイド

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7.6 レプリカの作成に失敗した場合の対処方法

ここでは,レプリカの作成に失敗した場合の対処方法について説明します。

レプリカの作成に失敗した場合,WindowsのLogical Disk Manager Administrative Serviceの状態が「停止中」のままになる場合や,バックアップサーバの副ボリュームのディスク状態が「オンライン」になったままになる場合があります。この場合の対処方法を以降で説明します。

Logical Disk Manager Administrative Serviceの状態が「停止中」のままになった場合

レプリカの作成に失敗した場合,WindowsのLogical Disk Manager Administrative Serviceの状態が「停止中」のままとなります。また,イベントIDが17, 1,および10010のWindowsイベントログが出力されます。この原因は,Logical Disk Manager Administrative Serviceがハングアップするためです。この現象が起きたときは,バックアップサーバを再起動してください。再起動ではバックアップサーバの運用への影響を確認してください。

バックアップサーバの副ボリュームのディスク状態が「オンライン」になった場合

Windows Server 2008またはWindows Server 2012環境では,レプリカの作成後にバックアップサーバの副ボリュームのディスク状態が「オフライン」になります。ただし,レプリカの作成が失敗すると,バックアップサーバの副ボリュームのディスク状態が「オンライン」になったままになることがあります。この場合,次の手順で,バックアップサーバの副ボリュームのディスク状態を「オフライン」にしてください。

  1. 「inqraid $Phys -CLI」と入力し,レプリカの作成先となるすべての副ボリュームのディスク番号を確認します。
    DEVICE_FILE」列の数字がディスク番号です。
  2. 「diskpart」と入力し,diskpartコマンドを起動します。
  3. 「list disk」と入力し,現在のディスク状態を表示します。
    サーバに接続されたディスクの一覧が表示されます。
    Disk ####」列の数字がディスク番号です。ディスク番号が副ボリュームと一致するディスクの「Status」列に「オンライン」と表示されていることを確認します。
  4. ディスク状態が「オンライン」であるすべての副ボリュームに次の操作を繰り返します。
    • select disk <ディスク番号>」と入力します。
      「ディスク <ディスク番号>が選択されました。」と表示されます。
    • offline disk」と入力します。
      「DiskPartは選択されたディスクをオフラインにしました。」と表示されます。
  5. 「list disk」と入力し,現在のディスク状態を表示します。
    副ボリュームのディスクの「Status」列が「オフライン」に変更されていることを確認します。
  6. 「exit」と入力し,diskpartコマンドを終了します。

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