Replication Manager Software システム構成ガイド

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3.4.4 Application Agentの上書きインストール(コンポーネントのインストール・アンインストール)

上書きインストールとは,同じバージョンのApplication Agentを再インストール,新しいコンポーネントをインストール,またはインストールしてあるコンポーネントをアンインストールすることです。ここでは,Application Agentがインストールされているデータベースサーバまたはバックアップサーバに,同じバージョンのApplication Agentを上書きインストールする方法について説明します。

Application Agentは,統合インストールメディアまたはGUIから上書きインストールできます。

重要
Application Agentのアップグレードインストールまたは上書きインストール時には,Application Agentサービスの既存の設定を引き継ぎます。ただし,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントサービス(HBsA Service)の実行ユーザーアカウントが,デフォルトのローカルシステムアカウントに変更される場合があります。この場合,インストールの完了後にWindowsのサービスウィンドウで,Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントサービスを選択して,実行ユーザーをローカルのAdministrator権限を持ったユーザーに設定し直してください。

Application Agentを上書きインストールする手順を次に示します。

  1. AdministratorsグループのユーザーとしてWindowsにログオンします。
  2. インストールメディアまたはパッケージを用意します。

    統合インストールメディアからインストールする場合
    統合インストールメディアを挿入します。

    GUIからインストールする場合
    GUIを起動し,グローバルタスクバーエリアから[起動][ダウンロード]を選択して,Application Agentパッケージをダウンロードします。
  3. インストールを開始します。

    Windows用の統合インストールメディアの場合
    表示されたウィンドウの[Replication Manager Application Agent]横にある[Install]ボタンをクリックします。
    ウィンドウが表示されない場合は,インストーラー(setup.exe)を直接実行してください。
    インストーラーは,<DVDドライブ>:\AGENTS\HRPM_APPに格納されています。

    UNIX用の統合インストールメディアの場合
    インストーラー(setup.exe)を実行します。
    インストーラーは,<DVDドライブ>:\AGENTS\HRPM_APPに格納されています。

    GUIからApplication Agentパッケージをダウンロードした場合
    手順2でダウンロードしたファイルを解凍し,Rpm_App_Agentフォルダのsetup.exeをダブルクリックします。
    [セットアップの準備]ダイアログが表示されたあとに,[ようこそ]ダイアログが表示されます。
    コンポーネントをインストール,またはアンインストールしたい場合は手順4へ進んでください。再インストールしたい場合は手順6へ進んでください。
    重要
    以降の操作中にインストールを中止する場合は,[キャンセル]ボタンをクリックしてください。そのほかの方法でインストールを中止しないでください。
  4. [ようこそ]ダイアログで,[変更]を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
    [機能の選択]ダイアログが表示されます。
  5. [機能の選択]ダイアログで,インストールするコンポーネントを選択し,[次へ]ボタンをクリックします。
    新しいコンポーネントをインストールしたい場合には,インストールするコンポーネントのチェックボックスをチェックしてください。

    「for SQLコンポーネント」を選択した場合
    SQL Server連携に必要なファイルのコピーが実行されます。

    「for Exchangeコンポーネント」を選択した場合
    RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストール先を選択するダイアログが表示されます。画面に従って,インストール先を設定してください。
    Exchange Server連携に必要なファイルのコピー,およびRM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストールが実行されます。
    インストールしてあるコンポーネントをアンインストールしたい場合には,アンインストールするコンポーネントのチェックボックスのチェックを外してください。
    [セットアップステータス]ダイアログが表示され,セットアップまたはアンインストールが開始されます。
    [機能の選択]ダイアログで「for Exchangeコンポーネント」を選択した場合は,セットアップ中に,RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストール画面が表示される場合があります。その場合,各画面のメッセージに従ってRM Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールしてください。
    重要
    Application AgentのCLIでファイルシステムのVSSバックアップを実行する場合は,「for Exchangeコンポーネント」を選択し,RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールしてください。[機能の選択]ダイアログに「for Exchangeコンポーネント」が表示されないときは,「for SQL コンポーネント」を選択し,Application Agentのインストールを完了させたあと,手動でRM Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールしてください。RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストール方法については,RAID Managerのマニュアルを参照してください。
    セットアップが完了すると,[メンテナンスの完了]ダイアログが表示されます。手順8へ進んでください。
  6. [ようこそ]ダイアログで,[再インストール]を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
    [セットアップステータス]ダイアログが表示され,セットアップが開始されます。
    インストールしたコンポーネントが「for Exchangeコンポーネント」の場合はセットアップ中に,RM Shadow Copy Provider(VSS Provider)のインストール画面が表示される場合があります。その場合,各画面のメッセージに従ってRM Shadow Copy Provider(VSS Provider)をインストールしてください。
    セットアップが完了すると,Device Managerエージェントの設定を実行するかどうかを確認するダイアログが表示されます。
    Device Managerエージェントを設定すると,Replication Managerからコピーペアを管理できます。
  7. Device Managerエージェントの設定を実行するかどうかを確認するダイアログで,[はい]ボタンまたは[いいえ]ボタンをクリックします。
    Device Managerエージェントの設定を実行する場合は,[はい]ボタンをクリックしてください。Device Managerエージェントの設定画面が起動します。画面に従って設定してください。
    すでにDevice Managerエージェントの設定が完了している場合,またはDevice Managerエージェントを使用しない場合は,[いいえ]ボタンをクリックしてください。
    Device Managerエージェントの設定が完了すると,[メンテナンスの完了]ダイアログが表示されます。
  8. [メンテナンスの完了]ダイアログで,[完了]ボタンをクリックしてインストールを完了します。

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