Replication Manager Software ユーザーズガイド
次の条件をすべて満たす場合は,副ボリュームを隠ぺいするために事前にApplication Agentを設定しておく必要があります。
- バックアップサーバが登録されている
- レプリカを管理する
- コピーペアを作成する
Application Agentの設定内容を次に示します。
- Application Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログの[レプリカオプション]タブで,[レプリカタスクオプション]の[バックアップサーバがマウントされていないレプリカにアクセスするのを禁止]チェックボックスを選択してください。
- Application Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログの[サーバオプション]タブで,操作対象のコピーグループが属するHORCMインスタンスを追加してください。
タスクの生成手順を次に示します。
- コピーペア構成定義ウィザードの[4. タスク管理]画面で,タスクの
アイコンをクリックするか,タスクのチェックボックスを選択して,[タスク編集]ボタンをクリックします。
タスク編集ダイアログが表示されます。このダイアログで,ペアの作成を変更する実行オプションを設定できます。
参考
- デフォルトの実行オプションは即時です。
- [タスクオプション]タブで,[実行要求時間]オプションの選択によって実行スケジュールを編集します。
重要
- タスクをスケジュール実行する場合,スケジュールした時刻と実際にタスクが実行される時刻に,最大5分程度の差異が生じる場合があります。
- コピーグループの場合,コピーペアを作成しないで,構成定義ファイルの作成だけを実行するときは,[構成定義ファイル修正のみ(ペア作成はしない)]チェックボックスを選択します。スナップショットグループの場合は,次の手順に進んでください。
参考
- メインフレーム系のペア構成中は,Replication Managerが実行できるのはコピーペア構成の定義だけであるため,このオプションは常に有効です。コピーペア構成定義の完成時に,Replication Managerでメインフレーム系のコピーペアは作成されません。
- オープン系システムのペア構成の場合,[コピーペア設定]タブで対象のコピーペアを選択し,コピーペア設定のオプションを有効または無効にします。
重要
- Exchange Serverのデータベースのレプリカ用にコピーペアを作成する場合は,[Read disable (secondary)]チェックボックスを選択してください。
重要
- Universal Replicatorのコピーペアを作成する場合,[ジャーナルグループID (P)]ドロップダウンリストまたは[ジャーナルグループID (S)]ドロップダウンリストに,使用済みのジャーナルグループIDも表示されることがあります。この場合,未使用のジャーナルグループIDを選択してください。
- 使用済みのジャーナルグループIDを選択してコピーペアを作成すると,KAVN00469-Eのメッセージが出力されて,タスクが失敗します。未使用のジャーナルグループは,オープンサブウィンドウの[JNLG 一覧]タブで確認してください。[属性]が「Initial」のジャーナルグループが未使用のジャーナルグループです。
参考
- コピーグループでCTGオプションを指定する場合,コンシステンシーグループIDを指定できます。この場合,[Assign CTG for At-Time Split]チェックボックスまたは[Assign CTG]チェックボックスを指定して,[CTGID]ドロップダウンリストからコンシステンシーグループIDを選択してください。
- スナップショットグループの場合,コンシステンシーグループIDの指定はできません。
- CTGオプションを有効にしたスナップショットグループを作成した場合,使用されたコンシステンシーグループIDをReplication Managerで表示するにはストレージシステム情報の更新が必要です。
- CTGオプションを指定したコピーペアの作成の詳細については,「5.10.2 CTGオプション付きコピーペアの作成(オープン系システム)」を参照してください。
参考
- [コピーペア設定]タブは,メインフレーム系システムのタスク編集時には表示されません。
- コピーグループで,タスク種別が「modify file」または「modify file + create」でバックアップサーバが登録されている場合に,レプリカを管理するときは,副ボリュームを隠ぺいします。
[副ボリュームを隠ぺいする]チェックボックスを選択してください。
参考
- 副ボリュームをまとめて隠ぺいすることもできます。コピーペア作成のタスクが成功したあとで,副ボリュームを隠ぺいしてください。副ボリュームをまとめて隠ぺいする場合は,Application Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログのバックアップサーバのレプリカタスクオプションで,[バックアップサーバがマウントされていないレプリカにアクセスするのを禁止]チェックボックスを選択して,ドロップダウンリストから「レプリカを隠ぺいする」を選択してください。
- タスク種別が「modify file」または「modify file + delete」でバックアップサーバが登録されている場合に,レプリカを管理しているときは,副ボリュームの隠ぺいを解除します。
[副ボリュームを隠ぺい解除する]チェックボックスを選択してください。
重要
- 複数世代のコピーグループがある場合,一部のコピーグループまたはコピーペアを削除するときは,タスクの作成が完了したあとに次の手順を実行してください。
- Storage Navigatorにログインして,対象のコピーペアに利用していた副ボリュームのフォーマットを実行します。
- Windowsに認識させるために,バックアップサーバ上でdiskpart.exeのrescanコマンドを実行します。
参考
- 次の場合は,コピーペア削除のタスクを実行する前に,副ボリュームの隠ぺいをまとめて解除することができます。
- バックアップサーバが管理するすべてのコピーペアを削除する場合は,Application Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログのバックアップサーバのレプリカタスクオプションで,[バックアップサーバがマウントされていないレプリカにアクセスするのを禁止]チェックボックスを選択してドロップダウンリストから「レプリカの隠ぺいを解除する」を選択してください。
- バックアップサーバが管理する一部のコピーペアを削除する場合は,次の手順で副ボリュームの隠ぺいを解除してください。Application Agentの設定 - <Application Agent名>ダイアログのバックアップサーバのレプリカタスクオプションで,副ボリュームの隠ぺいを解除すると,リストアでエラーになるおそれがあります。
1. バックアップサーバ上でRAID Managerのraidvchkset -vgコマンドを実行して,対象のコピーペアの隠ぺいを解除します。raidvchksetコマンドの使用方法については,RAID Managerのマニュアルを参照してください。
2. 対象のコピーペアを削除します。
3. Storage Navigatorにログインして,対象のコピーペアに利用していた副ボリュームのフォーマットを実行します。
4. Windowsに認識させるために,バックアップサーバ上でdiskpart.exeのrescanコマンドを実行します。- [次へ]ボタンをクリックします。
[5. 確認]画面が表示されます。- 指定したコピーペアに対する構成定義およびタスクを確認してから,[確認]ボタンをクリックします。
[6. 完了]画面が表示されます。- [完了]ボタンをクリックします。
ウィザードで設定した内容がタスクおよびワークフローとして登録されます。ウィザードの途中でワークフローを保存していた場合には,そのワークフローに上書きされます。
注意
- システム日付が2月1日,4月1日,6月1日,9月1日または11月1日のときに,タスク一覧からスケジュールを設定すると,画面が応答を返さなくなることがあります。
- この現象が発生した場合は,次の手順を実行してください。この手順を実行しない場合,次回のレプリカタスクの作成や編集時にRPM-24102のメッセージが出力されて,操作が失敗するおそれがあります。
- データベースサーバのWindowsタスクスケジューラを起動します。
- [プロセス]タブのイメージ名が「drmjobsch.exe」であるプロセスを選択します。
- [プロセスの終了]ボタンをクリックします。
参考
- タスクおよびワークフローは,[エクスプローラ]メニューの[タスク]-[タスク]および[タスク]-[ワークフロー]から参照できます。
参考
- タスクは,タスク一覧から選択してキャンセルしたり編集したりできます。
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