Replication Manager Software ユーザーズガイド
Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループの定義について説明します。
- この項の構成
- (1) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループについて
- (2) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループの構成について
- (3) 新規のOpen/MFコンシステンシーグループ定義(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)
- (4) 既存のペアからOpen/MFコンシステンシーグループへの変更(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)
(1) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループについて
Virtual Storage PlatformまたはUniversal Storage Platform V/VMでは,Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用して,オープン系システムとメインフレーム系システムにわたるコンシステンシーグループ(Open/MFコンシステンシーグループ)を定義できます。
Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用してOpen/MFコンシステンシーグループを定義するためのシステム要件については,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Software システム構成ガイド」を参照してください。
(2) Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したコンシステンシーグループの構成について
Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したOpen/MFコンシステンシーグループの構成例を次に示します。
図5-7 Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用したOpen/MFコンシステンシーグループの構成
(3) 新規のOpen/MFコンシステンシーグループ定義(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)
新規にオープン系システムとメインフレーム系システムにわたるコンシステンシーグループを定義する手順を次に示します。
- コピーペア構成定義ウィザードで[Assign CTG]チェックボックスを選択して,オープンボリュームのTrueCopy Syncのペアを作成します。
- コピーグループサマリーでコンシステンシーグループID(CTGID)を確認します。
- コピーペア構成定義ウィザードで[Enable Open/MF CTG]チェックボックスを選択し,手順2で確認したコンシステンシーグループIDを使用したメインフレームボリュームのTrueCopy Syncペアを定義します。
- Business Continuity Managerで,手順3で作成した定義を使用してコピーペアを作成します。
(4) 既存のペアからOpen/MFコンシステンシーグループへの変更(Business Continuity ManagerとRAID Managerを併用した場合)
既存のペアをオープン系システムとメインフレーム系システムにわたるコンシステンシーグループに変更する手順を次に示します。
- オープンボリュームのTrueCopy SyncペアとメインフレームボリュームのTrueCopy Syncペアが,同一のコンシステンシーグループID(CTGID)になっていることを確認します。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,メインフレームボリュームのペアに対してsplit操作を実行します。
- コピーペア状態の変更ウィザードで,メインフレームボリュームのペアに対して,[Apply Open/MF CTG]チェックボックスを選択してresync操作を実行します。
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