Replication Manager Software ユーザーズガイド
マルチターゲットおよびカスケード構成のコピーペアグループの要件を次に示します。
- この項の構成
- (1) マルチターゲット構成を使用する場合に作成できる世代数
- (2) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)
- (3) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(HUS VM)
- (4) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)
- (5) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(メインフレーム系システム)
- (6) カスケード構成およびマルチターゲット構成で許可されているトポロジー
(1) マルチターゲット構成を使用する場合に作成できる世代数
コピーペア構成定義ウィザードを使用して,マルチターゲット構成のコピーペアを定義する場合,次の表に示す世代数を超えて定義すると,ウィザードが完了してもタスクの実行時にエラーが発生します。
ストレージシステム コピー種別 ShadowImage Thin Image Copy-on-Write Snapshot Virtual Storage Platform 第1層:3世代
第2層:2世代※1コピーグループ:64世代
スナップショットグループ:512世代※264世代 Universal Storage Platform V/VM - Hitachi USP - HUS VM 第1層:3世代
第2層:2世代コピーグループ:64世代
スナップショットグループ:512世代※2- HUS100シリーズ 8世代 - 32世代 Hitachi AMS2000 - Hitachi AMS/WMS 3世代 - 15世代 Hitachi TMS - -
- (凡例)
- -:該当しない
- 注※1
- メインフレーム系のペア構成の場合,第2層へのカスケードはできません。
- 注※2
- Replication Managerでは,512世代(1グループ1世代)までの作成と,1024世代(1グループ複数世代)までの参照ができます。
- Device Manager CLIでは,1024世代(1グループ複数世代)までの作成および参照ができます。
(2) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)
オープン系システムのエンタープライズクラスストレージを使用している場合に,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。
表5-5 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage Thin ImageまたはCopy-on-Write Snapshot TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator ShadowImage ○ ○ ○ ○ ○ Thin ImageまたはCopy-on-Write Snapshot ○ ○ ○ ○ ○ TrueCopy Sync ○ ○ × × ○ TrueCopy Async ○ ○ × × × Universal Replicator ○ ○ ○ × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
表5-6 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(エンタープライズクラスストレージ)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage Thin ImageまたはCopy-on-Write Snapshot TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator ShadowImage ○ ○ ○ ○ ○ Thin ImageまたはCopy-on-Write Snapshot × × × × × TrueCopy Sync ○ ○ × × ○ TrueCopy Async ○ ○ × × × Universal Replicator ○ ○ × × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
(3) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(HUS VM)
オープン系システムのHUS VMを使用している場合に,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。
表5-7 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(HUS VM)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage Thin Image TrueCopy Sync Universal Replicator ShadowImage ○ ○ ○ ○ Thin Image ○ ○ ○ ○ TrueCopy Sync ○ ○ × × Universal Replicator ○ ○ × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
表5-8 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(HUS VM)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage Thin Image TrueCopy Sync Universal Replicator ShadowImage ○ ○ ○ ○ Thin Image × × × × TrueCopy Sync ○ ○ × × Universal Replicator ○ ○ × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
(4) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)
オープン系システムのミッドレンジストレージを使用している場合に,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。
表5-9 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage Copy-on-Write Snapshot TrueCopy Sync TrueCopy Extended Distance ShadowImage ○ ○※ ○ × Copy-on-Write Snapshot ○※1 ○ ○ ○ TrueCopy Sync ○ ○ × × TrueCopy Extended Distance × ○ × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
- 注※
- Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズではサポートされていません。
表5-10 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(オープン系システム)(ミッドレンジストレージ)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage Copy-on-Write Snapshot TrueCopy Sync TrueCopy Extended Distance ShadowImage × ○※ ○ × Copy-on-Write Snapshot × × × × TrueCopy Sync ○ ○ × × TrueCopy Extended Distance × ○ × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
- 注※
- Hitachi AMS/TMS/WMSシリーズではサポートされていません。
(5) マルチターゲット構成またはカスケード構成のコピーペア構成を定義するためのコピー種別の要件(メインフレーム系システム)
メインフレーム系システムで,マルチターゲット構成またはカスケード構成で追加したコピーペアグループのコピー種別が元のコピーペアグループのコピー種別と適合するためには,次の要件を満たす必要があります。
表5-11 マルチターゲット構成を作成する場合のコピー種別の要件(メインフレーム系システム)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator ShadowImage ○ ○ ○ ○ TrueCopy Sync ○ × × ○ TrueCopy Async ○ × × × Universal Replicator ○ ○ × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
表5-12 カスケード構成を作成する場合のコピー種別の要件(メインフレーム系システム)
元のコピーペアグループのコピー種別 グループ追加によって接続されるコピーペアグループのコピー種別 ShadowImage TrueCopy Sync TrueCopy Async Universal Replicator ShadowImage × ○ ○ ○ TrueCopy Sync ○ × × ○ TrueCopy Async ○ × × × Universal Replicator ○ ○ × ×
- (凡例)
- ○:接続できる
- ×:接続できない
(6) カスケード構成およびマルチターゲット構成で許可されているトポロジー
カスケード構成もしくはマルチターゲット構成を作成する場合,またはカスケード構成もしくはマルチターゲット構成のコピーペア,コピーグループもしくはスナップショットグループを削除する場合,次の制限があります。
- カスケード構成を作成する場合
- 最初に上位のコピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループを作成する必要があります。上位のコピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループは,下位のコピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループに追加できません。
- 関連するコピーグループまたはスナップショットグループのコピー種別およびコピーペア状態が一致している必要があります。
- カスケード構成からコピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループを削除する場合,上位のコピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループを削除する前に,最初に下位のコピーペア,コピーグループまたはスナップショットグループをすべて削除する必要があります。
- SQL Serverで1つのボリュームが複数のコピーペアを組む場合(マルチターゲット構成・カスケード構成),ボリュームに対するそれぞれの構成を同じインスタンス番号に定義する必要があります。
- 作成できるペア数は,ストレージシステムおよびコピー種別によって異なります。
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