Tuning Manager - Agent for SAN Switch
HTM - Agent for SAN Switchをインストールおよびセットアップする前に確認しておくことを説明します。
- この項の構成
- (1) 前提OS
- (2) 監視対象ファブリック
- (3) ネットワークの環境設定
- (4) インストールに必要なOSユーザー権限について
- (5) 前提プログラム
- (6) クラスタシステムでのインストールとセットアップについて
- (7) 仮想化システムでのインストールとセットアップについて
- (8) インストール済みのHTM - Agent for SAN Switchのバージョンを確認する
- (9) セキュリティ関連プログラムの有無を確認する
- (10) 障害発生時の資料採取の準備
- (11) Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)への接続手順
- (12) 注意事項
HTM - Agent for SAN Switchの前提OSについては,「ソフトウェア添付資料」の適用OSについて説明している個所を参照してください。
HTM - Agent for SAN Switchが監視できるファブリックの構成を次に示します。
- Brocade社製スイッチ(B-Model)だけで構成されるファブリック
- Brocade社製スイッチ(M-Model)だけで構成されるファブリック
- Brocade社製スイッチ(B-Model)およびBrocade社製スイッチ(M-Model)が混在して構成されるファブリック
- Cisco社製のスイッチだけで構成されるファブリック
(Cisco(Seed Switch)に接続してCisco社製スイッチを監視する場合,Cisco社製のスイッチだけで構成されるファブリックのうち,Seed Switchだけを監視します)どの場合も,サポート対象外のスイッチまたはサポート対象外のファームウェアバージョンのスイッチが含まれるファブリックの監視はサポートしません。監視対象のファブリックにサポート対象外のスイッチまたはサポート対象外のファームウェアバージョンのスイッチが含まれる場合は,これらのスイッチの情報を監視対象外スイッチ設定ファイルに指定して,監視対象から除外してください。サポート対象外のスイッチの情報を監視対象外スイッチ設定ファイルに指定する方法については,「2.1.4 HTM - Agent for SAN Switchのセットアップ手順」の「(9) 監視対象外のスイッチの設定
」を参照してください。
なお,監視対象外スイッチ設定ファイルに指定できるのは,Brocade社製のスイッチだけです。
- 注意
- McDATA CorporationはBrocade Communications Systems. Inc.となりました。このマニュアルでは,「Brocade社製スイッチ(M-Model)」と表記している場合,旧McDATA社のスイッチを示します。また,「Brocade社製スイッチ(B-Model)」と表記している場合,旧McDATA社のスイッチは含みません。
HTM - Agent for SAN Switchのサポート対象製品,必要なBrocade社製ソフトウェア,Cisco社製ソフトウェア,およびサポートするスイッチのオプション機器一覧については,「ソフトウェア添付資料」のシステム内前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。
Performance Managementが動作するためのネットワーク環境について説明します。
PFM - Agentのホストは,ホスト名でIPアドレスが解決できる環境を設定してください。IPアドレスを解決できない環境では,PFM - Agentは起動できません。
監視ホスト名(Performance Managementシステムのホスト名として使用する名前)には,実ホスト名またはエイリアス名を使用できます。
- 監視ホスト名に実ホスト名を使用している場合
hostnameコマンドを実行して確認したホスト名で,IPアドレスを解決できるように環境を設定してください。- 監視ホスト名にエイリアス名を使用している場合
設定しているエイリアス名でIPアドレスが解決できるように環境設定をしてください。監視ホスト名の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
ホスト名とIPアドレスは,次のどれかの方法で設定してください。
- Performance Managementのホスト情報設定ファイル(jpchostsファイル)
- hostsファイル
- DNS
注意
- 監視ホスト名は,ドメイン名を除いて指定してください。Performance Management は,DNS環境でも運用できますが,FQDN形式のホスト名には対応していません。
- Performance Managementは,DHCPによる動的なIPアドレスが割り振られているホスト上では運用できません。Performance Managementを導入するすべてのホストに,固定のIPアドレスを設定してください。
- 複数のLAN環境で使用する場合は,jpchostsファイルでIPアドレスを設定してください。詳細は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
- 名前解決を実施するホスト名のIPアドレスにループバックアドレスは設定できません。
- hostsファイルにlocalhostとしてループバックアドレスの設定が必要です。
Performance Managementでは,ネットワーク構成がIPv4環境だけでなくIPv6環境にも対応しています。そのため,IPv4環境とIPv6環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Managementを運用できます。IPv4環境とIPv6環境が混在するネットワーク構成でのPerformance Managementの運用については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,ネットワークの構成について説明している個所,およびインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
Performance Managementプログラムのサービスは,デフォルトで次の表に示すポート番号が割り当てられています。これ以外のサービスまたはプログラムに対しては,サービスを起動するたびに,そのときシステムで使用されていないポート番号が自動的に割り当てられます。また,ファイアウォール環境で,Performance Managementを使用するときは,ポート番号を固定してください。ポート番号の固定の手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」のインストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
表2-1 デフォルトのポート番号とPerformance Managementプログラムのサービス(Windowsの場合)
機能 サービス名 パラメーター ポート番号 備考 サービス構成情報管理機能 Name Server jp1pcnsvr 22285 PFM - ManagerのName Serverサービスで使用されるポート番号。
Performance Managementのすべてのホストで設定される。NNM連携機能 NNM Object Manager jp1pcovsvr 22292 PFM - ManagerおよびPFM - BaseのNNM連携機能で,マップマネージャとオブジェクトマネージャの間の通信で使用されるポート番号。
PFM - ManagerおよびPFM - Baseがインストールされているホストで設定される。サービス状態管理機能 Status Server jp1pcstatsvr 22350 PFM - ManagerおよびPFM - BaseのStatus Serverサービスで使用されるポート番号。
PFM - ManagerおよびPFM - Baseがインストールされているホストで設定される。これらのPFM - Agentが使用するポート番号で通信できるように,ネットワークを設定してください。
HTM - Agent for SAN Switchをインストールするときは,必ず,Administrators権限を持つアカウントで実行してください。
HTM - Agent for SAN Switchを管理するためのプログラムについては,「ソフトウェア添付資料」の同一装置内前提ソフトウェアまたはシステム内前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。また,仮想化システムで運用する場合に必要な製品については,「ソフトウェア添付資料」の機能別/条件付前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。
(6) クラスタシステムでのインストールとセットアップについて
クラスタシステムでのインストールとセットアップは,前提となるネットワーク環境やプログラム構成が,通常の構成のセットアップとは異なります。また,実行系ノードと待機系ノードでの作業が必要になります。詳細については,「4. クラスタシステムでの運用」を参照してください。
(7) 仮想化システムでのインストールとセットアップについて
仮想化システムでのHTM - Agent for SAN Switchのインストール手順およびセットアップ手順は,非仮想化システムの場合と同じです。インストール手順については「2.1.3 インストール手順」を,セットアップ手順については「2.1.4 HTM - Agent for SAN Switchのセットアップ手順」を参照してください。
(8) インストール済みのHTM - Agent for SAN Switchのバージョンを確認する
インストール済みのHTM - Agent for SAN Switchのバージョンを確認する方法について説明します。
- Windows Server 2003の場合
- Tuning Managerシリーズのv6.0以降では,HTM - Agent for SAN Switchのバージョンを[コントロールパネル]の[プログラムの追加と削除]から確認できます。製品のサポート情報へのリンクをクリックして表示されるダイアログを確認してください。ダイアログが表示されない場合は,jpctminfoコマンドで確認してください。
- Windows Server 2008およびWindows Server 2012の場合
- HTM - Agent for SAN Switchのバージョンを[コントロールパネル]の[プログラムと機能]から確認できます。製品を選択して,[整理]-[レイアウト]-[詳細ペイン]または[詳細ウィンドウ]に表示される製品バージョンを確認してください。または,jpctminfoコマンドで確認してください。
jpctminfoコマンドは,実行ホストにインストールされたHTM - Agent for SAN Switchの製品情報を表示するコマンドです。このコマンドを使用すると,バージョンおよび修正パッチ履歴情報を確認できます。
コマンドの格納先フォルダを次に示します。
インストール先フォルダ\tools\HTM - Agent for SAN Switchのバージョンを確認したい場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpctminfo agtwコマンドを実行すると,次の例のように,製品のバージョンが表示されます。
(例)
PRODUCT Hitachi Tuning Manager - Agent for SAN Switch VERSION 7.0.0-00(07-00-00)また,修正パッチ履歴情報を付加して製品情報を表示したい場合,次のように-pオプションを指定してコマンドを実行します。
jpctminfo agtw -p修正パッチがインストールされている場合,-pオプションを指定してコマンドを実行すると,次の例のように,修正パッチのバージョンとインストール日が表示されます。
(例)
PRODUCT Hitachi Tuning Manager - Agent for SAN Switch VERSION 7.0.0-02(07-00-02) PATCH DATE 070001 2010/01/31 070002 2010/02/28修正パッチがインストールされていない場合,-pオプションを指定してコマンドを実行すると,次の例のように,修正パッチのインストール履歴がないことを示すメッセージが表示されます。
(例)
PRODUCT Hitachi Tuning Manager - Agent for SAN Switch VERSION 7.0.0-00(07-00-00) KAVF24903-I 修正パッチの履歴情報はありません
次に示すプログラムがインストールされていないかどうか確認してください。インストールされている場合,次の説明に従って対処してください。
- セキュリティ監視プログラム
セキュリティ監視プログラムを停止するか,または設定を変更して,HTM - Agent for SAN Switchのインストールが妨げられないようにしてください。- ウィルス検出プログラム
ウィルス検出プログラムを停止してからHTM - Agent for SAN Switchをインストールすることを推奨します。
HTM - Agent for SAN Switchのインストール中にウィルス検出プログラムが稼働している場合,インストールの速度が低下したり,インストールが実行できなかったり,または正しくインストールできなかったりすることがあります。- プロセス監視プログラム
プロセス監視プログラムを停止するか,または設定を変更して,HTM - Agent for SAN Switchのサービスまたはプロセスを監視しないようにしてください。
HTM - Agent for SAN Switchのインストール中に,プロセス監視プログラムによって,これらのサービスまたはプロセスが起動されたり停止されたりすると,インストールに失敗することがあります。
トラブルが発生した場合にメモリーダンプ,クラッシュダンプ,ユーザーモードプロセスダンプなどが必要になることがあります。トラブル発生時にこれらのダンプを採取する場合は,あらかじめダンプが出力されるように設定してください。
- メモリーダンプの出力設定
- [スタート]メニューから[設定]-[コントロールパネル]-[システム]を選択する。
- [詳細設定]タブの[起動と回復]の[設定]ボタンをクリックする。
- [デバッグ情報の書き込み]で,[完全メモリダンプ]を選択し,出力先のファイルを指定する。
- 注意
- メモリーダンプのサイズは,実メモリーのサイズによって異なります。搭載している物理メモリーのサイズが大きいと,メモリーダンプのサイズも大きくなります。メモリーダンプを採取できるだけのディスク領域を確保してください。詳細は,OS付属のドキュメントを参照してください。
- クラッシュダンプの出力設定
- [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択する。
- テキストボックスに「drwtsn32」と入力し,[OK]ボタンをクリックする。
ワトソン博士のダイアログボックスが開きます。- [クラッシュ ダンプ ファイルの作成]チェックボックスにチェックを入れて,[クラッシュダンプ]テキストボックスに出力先のファイルを指定する。
- [OK]ボタンをクリックする。
- 注意
- クラッシュダンプには,Performance Managementプログラムだけでなく,ほかのアプリケーションプログラムの情報も出力されます。また,クラッシュダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。クラッシュダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域が確保されているダンプ出力先フォルダを設定してください。
Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合の設定方法
- ユーザーモードプロセスダンプの出力設定
次のレジストリを設定することで,アプリケーションプログラムが異常終了した場合に,即時に調査資料のユーザーモードプロセスダンプを取得できます。
\\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps
このレジストリキーに,次のレジストリ値を設定します。
- DumpFolder : REG_EXPAND_SZ ダンプ出力先のフォルダ名
出力先フォルダには書き込み権限が必要です。- DumpCount : REG_DWORD 保存するダンプの数
- DumpType : REG_DWORD 2
- 注意
- ユーザーモードプロセスダンプには,Performance Managementプログラムだけでなく,ほかのアプリケーションプログラムの情報も出力されます。また,ユーザーモードプロセスダンプが出力されると,その分ディスク容量が圧迫されます。ユーザーモードプロセスダンプが出力されるように設定する場合は,十分なディスク領域が確保されているダンプ出力先フォルダを設定してください。
(11) Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)への接続手順
Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)に接続して,Cisco社製のスイッチを監視するための手順を次に示します。
- 監視対象スイッチにFM_Serverライセンスをインストールする。
インストール手順の詳細については,Cisco社のマニュアルを参照してください。- DCNM-SANをインストールする。
インストール手順の詳細については,Cisco社のマニュアルを参照してください。- DCNM-SANで監視対象ファブリックを設定する。
設定手順の詳細については,Cisco社のマニュアルを参照してください。- HTM - Agent for SAN Switch のバージョンがv7.2.1 より前の場合,Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)に接続してCisco社製スイッチを監視する方法をv7.2.1以降でサポートしているため,v7.2.1 以降へバージョンアップインストールする。
- Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)に接続するインスタンスを作成する。
Cisco(Seed Switch)に接続して監視中のCisco社製スイッチが所属するファブリックに対し構成変更する場合
接続先をCisco(Seed Switch)からCisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)へ切り替える手順を次に示します。Cisco社製のスイッチで構成されたファブリックを新たに監視する場合
- Cisco(Seed Switch)に接続するインスタンスに対してjpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドを実行し,インスタンスを削除する。
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup)コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドの章を参照してください。- Tuning Manager serverのホストでjpctool service delete (jpcctrl delete)コマンドを実行し,Cisco(Seed Switch)に接続するインスタンスの情報を削除する。
jpctool service delete (jpcctrl delete)コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドの章を参照してください。- Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)に接続するインスタンス環境の設定をする。
インスタンス環境の設定方法については,「2.1.4 HTM - Agent for SAN Switchのセットアップ手順」の「(3) インスタンス環境の設定」を参照してください。
- Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)に接続するインスタンス環境の設定をする。
インスタンス環境の設定方法については,「2.1.4 HTM - Agent for SAN Switchのセットアップ手順」の「(3) インスタンス環境の設定」を参照してください。
注意
- 接続先をCisco(Seed Switch)からCisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)へ切り替えると,HTM - Agent for SAN Switchによる監視がスイッチ単位からファブリック単位となります。このため,Storeデータベースに格納された履歴データを引き継ぐことができません。
Cisco(Seed Switch)に接続して収集した履歴データを保存する必要がある場合,Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)への切り替えを実行する前に,履歴レポートをファイル出力してください。履歴レポートのファイル出力には,Performance Reporter のjpcrptコマンドを使用します。jpcrptコマンドの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。- DCNM-SAN v5.2を使用する場合,次のレコードは監視対象ファブリック中のストレージ,およびストレージに所属するポートの情報収集はサポートしていません。
・PD_DEVD
・PD_PTD
・PD_CPTD
・PI- HTM - Agent for SAN Switch v7.4.1またはv7.5で,DCNM-SAN v6.1を使用する場合,次のレコードは監視対象ファブリック中のストレージ,およびストレージに所属するポートの情報収集はサポートしていません。
・PI
ここでは,Performance Managementをインストールおよびセットアップするときの注意事項を説明します。
環境変数に関する注意事項
Performance Managementが使用しているため,JPC_HOSTNAMEを環境変数として設定しないでください。設定した場合は,Performance Managementが正しく動作しません。
同一ホストにPerformance Managementプログラムを複数インストール,セットアップするときの注意事項
Performance Managementは,同一ホストにPFM - ManagerとPFM - Agentをインストールすることもできます。その場合の注意事項を次に示します。
参考
- システムの性能や信頼性を向上させるため,PFM - ManagerとPFM - Agentをそれぞれ別のホストで運用することをお勧めします。
- Performance Managementのプログラムをインストールするときは,ローカルホストのPerformance Managementのプログラムおよびサービスをすべて停止しておいてください。なお,停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスです。サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- PFM - ManagerとPFM - Agentを同一ホストにインストールする場合,PFM - Baseは不要です。この場合,PFM - Agentの前提プログラムはPFM - Managerになるため,PFM - ManagerをインストールしてからPFM - Agentをインストールしてください。
- PFM - BaseとPFM - Managerは同一ホストにインストールできません。PFM - BaseとPFM - AgentがインストールされているホストにPFM - Managerをインストールする場合は,PFM - BaseとPFM - AgentをアンインストールしたあとにPFM - Manager,PFM - Agentの順でインストールしてください。また,PFM - ManagerとPFM - AgentがインストールされているホストにPFM - Baseをインストールする場合も同様に,PFM - ManagerとPFM - AgentをアンインストールしたあとにPFM - Base,PFM - Agentの順でインストールしてください。
- PFM - ManagerがインストールされているホストにPFM - Agentをインストールすると,PFM - Agentの接続先PFM - ManagerはローカルホストのPFM - Managerとなります。この場合,PFM - Agentの接続先PFM - ManagerをリモートホストのPFM - Managerに変更できません。リモートホストのPFM - Managerに接続したい場合は,インストールするホストにPFM - Managerがインストールされていないことを確認してください。
- Tuning Manager serverがインストールされているホストに,Performance Managementプログラムをインストールする場合は,ブラウザーの画面をすべて閉じてからインストールを実施してください。
- Performance Managementプログラムを新規にインストールした場合は,ステータス管理機能がデフォルトで有効になります。ただし,07-50から08-00以降※にバージョンアップインストールした場合は,ステータス管理機能の設定状態はバージョンアップ前のままとなります。ステータス管理機能の設定を変更する場合は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のPerformance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。
注※ Hitachi Tuning ManagerのAgentの場合,「07-50から08-00以降」は「ステータス管理機能をサポートしているバージョンから05-70以降」と読み替えてください。バージョンアップの注意事項
古いバージョンのPFM - Agentからバージョンアップする場合の注意事項を次に示します。
なお,バージョンアップについての詳細は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録を参照してください。
- すでにPerformance ManagementプログラムがインストールされているホストにPFM - Agentをインストールする場合,PFM - Agentのインストールパスは,すでにインストールされているPFM - ManagerまたはPFM - Baseのインストールパスと同じになります。インストールパスを変更したい場合は,インストール済みのPFM - ManagerまたはPFM - Baseを削除し,インストールし直す必要があります。
- バージョン08-00以降※のPerformance Managementプログラムでは,Store実行プログラム(jpcsto.exeおよびstpqlpr.exe)の配置先が変更されています。PFM - Agentを08-00以降※にバージョンアップする際に,旧配置先のStore実行モジュールは削除されます。
注※ Hitachi Tuning ManagerのAgentの場合,「05-70以降」と読み替えてください。- バージョン08-00より前※からバージョンアップする場合,前提プログラムのPFM - ManagerまたはPFM - Baseを先にインストールしてください。また,Tuning Manager serverを同一ホストにインストールしてください。
注※ Hitachi Tuning ManagerのAgentの場合,「05-70より前」と読み替えてください。- HTM - Agent for SAN Switchがクラスタ環境の場合,バージョンアップするときには,実行系,待機系のどちらか一方で共有ディスクをオンラインにする必要があります。
- HTM - Agent for SAN Switchをバージョンアップする場合,既存のStoreデータベースが自動的にバージョンアップされるため,一時的にStoreデータベースの格納先のディスクに,Storeデータベースのサイズの2倍の空き容量を必要とします。HTM - Agent for SAN Switchをバージョンアップする前に,Storeデータベースの格納先のディスクに十分な空き容量があるかどうかを確認してください。
必要な空き容量は,現在のStoreデータベースの合計サイズを基準に考慮してください。例えば,現在のStoreデータベースの合計サイズが100GBの場合,バージョンアップに必要なディスクの空き容量は200GB以上です。Storeデータベースの格納先ディスクを変更している場合は,変更後のディスク容量に対して必要な空き容量を考慮してください。- HTM - Agent for SAN Switchをバージョンアップする場合,HTM - Agent for SAN Switchを上書きインストールしてください。古いバージョンのHTM - Agent for SAN Switchをアンインストールすると,古いバージョンで作成したパフォーマンスデータなども一緒に削除されてしまうため,新しいバージョンで使用できなくなります。アップグレードまたは上書きインストールを実施すると,次の項目が自動的に更新されます。
- Agent StoreのStoreデータベースファイル
- iniファイル
- Agentのインスタンス環境
- アップグレードインストールを実施すると,iniファイルおよびAgentのインスタンス環境に新しい設定項目が追加される場合があります。その場合,新しい設定項目にはデフォルト値が設定されるため,必要に応じて再度設定してください。
- バージョンアップのためにHTM - Agent for SAN Switchを上書きインストールする場合,インストールを開始する前に,必ず既存のデータベースのバックアップを取得し,インストール済みのHTM - Agent for SAN Switchのバージョンを確認してください。バージョンの確認には,jpctminfoコマンドを使います。jpctminfoコマンドを使用したバージョンの確認方法については,「(8) インストール済みのHTM - Agent for SAN Switchのバージョンを確認する」を参照してください。jpctminfoコマンドがインストールされていない場合は,上書きインストール時に表示されるダイアログのバージョンを確認してください。
- Brocade(SMI Agent for FOS)に接続してBrocade社製スイッチ(B-Model)を監視する場合,HTM - Agent for SAN Switchをアップグレードインストールするときは,インスタンス環境を更新し,次のインスタンス項目に値を設定してください。
- SMI-A IP Address※1
- SMI-A HTTP Port Number※2
- SMI-A user※1
- SMI-A user Password※1
インスタンス環境の更新方法については,「2.4.3 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。
- 注※1
- HTM - Agent for SAN Switch 05-90以降で新規に追加されるインスタンス項目です。
- 注※2
- HTM - Agent for SAN Switch v6.1以降で新規に追加されるインスタンス項目です。SMI Agent for FOSのポート番号に5988以外を設定しているときだけ更新が必要です。
- Brocade(SMI Agent for EOS)に接続してBrocade社製スイッチ(M-Model)を監視する場合,HTM - Agent for SAN Switch v6.1以前からHTM - Agent for SAN Switch v6.2以降にアップグレードインストールするときは,インスタンス環境を更新し,次のインスタンス項目に値を設定してください。
- IP Address※1
- Login ID※1
- Login Password※1
- HTTP Port Number※2
インスタンス環境の更新方法については,「2.4.3 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。
- 注※1
- IP Address,Login ID,およびLogin Passwordには,HTM - Agent for SAN Switch v6.1以前ではEFCMに接続するための情報を設定していましたが,HTM - Agent for SAN Switch v6.2以降ではSMI Agent for EOSに接続するための情報を設定する必要があります。
- 注※2
- HTM - Agent for SAN Switch v6.1以降で新規に追加されるインスタンス項目です。SMI Agent for EOSのポート番号に5988以外を設定しているときだけ設定が必要です。
- HTM - Agent for SAN Switchのバージョンアップインストールでは,インポートしたStoreデータベースのデータモデルのバージョンアップが行われないため,インストール後にHTM - Agent for SAN Switchのサービスを起動するとAgent Storeサービスの起動時にKAVE00229-Eが出力され,サービスが起動されない現象が発生します。この現象を回避するために,次に示すどちらかの対処を実施してください。
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドの章を参照してください。
- バージョンアップインストール前にjpctool db import(jpcdbctrl import)コマンドで-clearオプションを指定し,インポートしたStoreデータベースを削除する。
- バージョンアップインストール後にjpctool db dmconvert(jpcdbctrl dmconvert)コマンドでimportディレクトリのStoreデータベースのデータモデルをバージョンアップする。
- バージョンアップ前後でデータモデルが変更されている場合,バージョンアップインストール時に既存のStoreデータベースをバージョンアップする処理が行われます。このため,Storeデータベースのサイズによっては,インストール処理が数十分掛かる場合があります。
HTM - Agent for SAN Switchの監視対象についての注意事項
HTM - Agent for SAN Switchの監視対象についての注意事項を次に示します。
- 監視対象スイッチ,Network Advisor,EFCM,DCFM,SMI Agent for FOSまたはSMI Agent for EOSの設定を変更する場合
次の場合,HTM - Agent for SAN Switchのサービスを停止してから実施してください。
- ファブリックの構成を変更する場合
- スイッチ,Network Advisor,EFCMまたはDCFMの設定を変更する場合
- スイッチのファームウェア,Network Advisor,EFCM,DCFM,SMI Agent for FOSまたはSMI Agent for EOSをバージョンアップする場合
- スイッチ,Network Advisor,EFCM,DCFM,SMI Agent for FOSまたはSMI Agent for EOSを停止または再起動する場合
- Network Advisor,EFCM,DCFM,またはSMI Agent for EOSをインストールまたはアンインストールする場合
- Brocade(Network Advisor SMI Agent)またはBrocade(DCFM SMI Agent)に接続してBrocade社製スイッチを監視する場合
- Network Advisor SMI AgentまたはDCFM SMI Agentと,Proxy SwitchまたはSeed SwitchをLANで接続してください。
- HTM - Agent for SAN SwitchとNetwork Advisor SMI AgentまたはDCFM SMI Agentを異なるホストにインストールしている場合,HTM - Agent for SAN SwitchとNetwork Advisor SMI AgentまたはDCFM SMI AgentをLANで接続してください。
- HTM - Agent for SAN Switchを使用するときは,HTM - Agent for SAN Switchを起動する前に,必ずNetwork Advisor SMI AgentまたはDCFM SMI Agentを起動してください。また,OS起動時にHTM - Agent for SAN SwitchのサービスがNetwork Advisor SMI AgentまたはDCFM SMI Agentのサービスより先に起動することがないよう,Windowsの[サービス]画面で,HTM - Agent for SAN Switchのサービスの「スタートアップの種類」を「手動」に設定してください。
- Brocade(SMI Agent for FOS)に接続してBrocade社製スイッチ(B-Model)を監視する場合
- SMI Agent for FOSとProxy SwitchをLANで接続してください。SMI Agent for FOSとは,Brocade社製スイッチ(B-Model)を監視する場合の前提プログラムです。Proxy Switchとは,Brocade社製スイッチ(B-Model)で構成されるファブリックの情報を収集する際に,SMI Agent for FOSが接続する特定のスイッチのことです。
- HTM - Agent for SAN SwitchとSMI Agent for FOSを異なるホストにインストールしている場合,HTM - Agent for SAN SwitchとSMI Agent for FOSをLANで接続してください。
- 障害発生時に必要なSMI Agent for FOSのサポートファイルを採取するため,HTM - Agent for SAN Switchを起動する前に,次の設定が必要です。
Brocade SMI Agent Configuration Toolで,「Debugging AND Logging」の次の項目を選択して設定を有効にしてください。
・「CIMOM」の次の項目
FINE WITH XML TRACE※1
Enable Debugging※2
Enable XML Debugging※2
・「Provider」のEnable File logging
・「Debug」のEnable Debug loggingおよび次のログ出力オプション
Exception
Operation
Event
Configuration
Switch Data
Switch XML Data
ThreadLock
・「Provider Cache」の次の項目
Configuration Cache
Configuration
Zoning Cache
注※1 SMI Agent for FOS v120.7.1以降の場合に選択する項目です。
注※2 SMI Agent for FOS v120.6.0aの場合に選択する項目です。- HTM - Agent for SAN Switchを使用するときは,HTM - Agent for SAN Switchを起動する前に,必ずSMI Agent for FOSを起動してください。また,OS起動時にHTM - Agent for SAN SwitchのサービスがSMI Agent for FOSのサービスより先に起動することがないよう,Windowsの[サービス]画面で,HTM - Agent for SAN Switchのサービスの「スタートアップの種類」を「手動」に設定してください。
- OSのログインアカウントとしてパスワードなしユーザーを作成できますが,HTM - Agent for SAN Switchでインスタンスを構築するとき,SMI-A user Passwordに1バイト以上の文字列を指定する必要があります。このため,パスワードなしユーザーをSMI Agent for FOSの認証機能で使用することはできません。
- SMI Agent for FOSのユーザー認証機能を使用している場合,HTM - Agent for SAN Switchの起動中および使用中に,認証で使用しているユーザーIDを削除しないでください。また,ユーザー認証機能で使用しているパスワードを変更する場合,HTM - Agent for SAN Switchのインスタンス構築時に設定したSMI-A user Passwordも合わせて変更してください。
- Brocade(SMI Agent for EOS)に接続してBrocade社製スイッチ(M-Model)を監視する場合
- HTM - Agent for SAN Switchでは,ホストからFabric Management ServerへのアクセスにはLAN接続を使用します。HTM - Agent for SAN Switchは,LANでFabric Management Serverに接続されたホストにインストールされる必要があります。Fabric Management Serverは,SMI Agent for EOSとEFCMまたはDCFMが稼働するホストです。
- Fabric Management ServerとSeed Switchは,LANで接続される必要があります。
- 監視対象ファブリックが複数存在する環境では,監視するファブリックと同数のEFCMまたはDCFMを用意して,1つのEFCMまたはDCFMに1つのファブリックだけを接続する構成を推奨します。1つのEFCMまたはDCFMに複数のファブリックを接続した構成で監視することもできますが,SMI Agent for EOSに負荷が集中するため,HTM - Agent for SAN Switchの情報取得性能が劣化することがあります。
1つのEFCMまたはDCFMに複数のファブリックを接続する場合のインスタンス環境の構築方法については,「2.1.4 HTM - Agent for SAN Switchのセットアップ手順」を参照してください。- HTM - Agent for SAN Switchを使用するときは,HTM - Agent for SAN Switchを起動する前に,必ずSMI Agent for EOSを起動してください。また,OS起動時にHTM - Agent for SAN SwitchのサービスがSMI Agent for EOSのサービスより先に起動することがないよう,Windowsの[サービス]画面で,HTM - Agent for SAN Switchのサービスの「スタートアップの種類」を「手動」に設定してください。
- Cisco(DCNM-SAN SMI-S Agent)に接続してCisco社製スイッチを監視する場合
- DCNM-SAN SMI-S Agentと,Seed SwitchをLANで接続してください。
- HTM - Agent for SAN SwitchとDCNM-SAN SMI-S Agentを異なるホストにインストールしている場合,HTM - Agent for SAN SwitchとDCNM-SAN SMI-S AgentをLANで接続してください。
- HTM - Agent for SAN Switchを使用するときは,HTM - Agent for SAN Switchを起動する前に,必ずDCNM-SAN SMI-S Agentを起動してください。また,OS起動時にHTM - Agent for SAN SwitchのサービスがDCNM-SAN SMI-S Agentのサービスより先に起動することがないよう,Windowsの[サービス]画面で,HTM - Agent for SAN Switchのサービスの「スタートアップの種類」を「手動」に設定してください。
- Cisco(Seed Switch)に接続してCisco社製のスイッチを監視する場合
- HTM - Agent for SAN Switchでは,監視対象とするスイッチをSeed Switchとして定義する必要があります。このため,監視対象のファブリック内に,HTM - Agent for SAN Switchで監視したいスイッチが複数ある場合は,監視したいそれぞれのスイッチをSeed Switchとして定義してください。また,HTM - Agent for SAN SwitchがインストールされているホストとそれぞれのSeed Switchとは,LANで接続される必要があります。
- Seed SwitchのCIMサーバ機能がenableになっている必要があります。CIMサーバ機能がenableではない場合,次の手順でCIMサーバ機能をenableにしてください。
1. 次に示すコマンドを実行して,管理者モードに移行する。
switch# config terminal
2. 次に示すコマンドを実行して,CIMサーバを起動する。
switch(config)# cimserver enable- Seed SwitchにFICON接続を設定したポートが存在する場合,標準的なFCポートとして情報を取得します。
- HTM - Agent for SAN Switchは物理的ファブリックの情報を取得します。VSAN機能を使用した仮想ファブリックの情報は取得しません。
- VSAN機能を使用したスイッチは複数のDomain IDを持ちますが,HTM - Agent for SAN Switchは最初に検出したDomain IDだけを表示します。
その他の注意事項
- インストール先フォルダには,次の文字を含むパスは指定しないでください。
「(」,「)」- Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラム(例えばWindowsのイベントビューアなど)を起動したままインストールした場合,システムの再起動を促すメッセージが表示されることがあります。この場合は,メッセージに従ってシステムを再起動し,インストールを完了させてください。
- Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラム(例えばWindowsのイベントビューアなど)を起動したままの状態,ディスク容量が不足している状態,またはディレクトリ権限がない状態でインストールした場合,ファイルの展開に失敗することがあります。Performance Managementのプログラムおよびサービスや,Performance Managementのファイルを参照するような他プログラムが起動している場合はすべて停止してからインストールし直してください。ディスク容量不足やディレクトリ権限不足が問題である場合は,問題を解決したあとでインストールし直してください。
- Performance Managementのプログラムをインストールする場合,Windowsの標準サービスであるApplication Experience Lookup ServiceまたはApplication Experienceが存在するかどうか確認してください。存在する場合はこのサービスを起動してから,製品をインストールしてください。
- Windows Server 2008またはWindows Server 2012でUAC機能を有効にしている場合,HTM - Agent for SAN Switchのコマンドは,必ず管理者コンソールから実行してください。管理者コンソールからコマンドを実行する方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Windows Server 2008を利用する場合の注意事項について説明している個所を参照してください。
- Performance Management製品がインストールされているホストのOSをアップグレードする場合,アップグレード前にPerformance Management製品をすべてアンインストールしてください。OSのアップグレード後,アップグレード後のOSに対応するPerformance Management製品をインストールしてください。
次の条件を満たす場合,OSのアップグレード前に定義ファイルやStoreデータベースなどのバックアップデータを取得しておくと,アップグレード後にデータを流用できます。Storeデータベースのデータを流用する手順の例を次に示します。
- OSのアップグレード後もホスト名に変更がない場合
- Storeデータベースのバックアップデータのデータモデルバージョンが,OSアップグレード後のデータモデルバージョンよりも古いか,同一の場合※
注※ StoreデータベースのStoreバージョンが1.0の場合は,データモデルバージョンがOSアップグレード後と同一の場合だけ,データを流用できます。
- OSのアップグレード前にjpctool db backup(jpcctrl backup)コマンドでStoreデータベースのバックアップを取得する。
- アップグレードしたOSにWindows Server 2008対応のHTM - Agent for SAN Switchをインストールする。
- jpctool db dmconvert(jpcdbctrl dmconvert)コマンドで,バックアップデータのデータモデルを新しいHTM - Agent for SAN Switchのデータモデルにコンバートする。
この操作は,StoreデータベースのStoreバージョンが2.0で,バックアップのデータモデルバージョンがOSアップグレード後のデータモデルバージョンより古い場合だけ必要な操作です。
jpctool db dmconvert(jpcdbctrl dmconvert)コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドの章を参照してください。- jpctool db restore(jpcresto)コマンドで,バックアップを取得したStoreデータベースをリストアする。
- セッション確立・切断の監視時間を設定する場合,次に示す手順で値を設定してください。指定できる値は600~3,600秒です。値を指定しない場合,セッション確立・切断の監視時間は600秒になります。
セッション確立・切断の監視時間を900秒にする場合の設定例を次に示します。
- HTM - Agent for SAN Switchが起動している場合,HTM - Agent for SAN Switchを停止する。
- HTM - Agent for SAN Switchプロパティファイルにセッション確立・切断の監視時間を設定する。
- HTM - Agent for SAN Switchを起動する。
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