Tuning Manager - Agent for RAID
動作ログを出力するための設定は,jpccomm.iniファイルで定義します。設定しない場合,動作ログは出力されません。動作ログを出力するための設定内容とその手順について次に示します。
- この節の構成
- I.4.1 設定手順
- I.4.2 jpccomm.iniファイルの詳細
動作ログを出力するための設定手順を次に示します。
- ホスト上の全PFMサービスを停止させる。
- テキストエディターなどで,jpccomm.iniファイルを編集する。
- jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。
jpccomm.iniファイルの詳細について説明します。
- 物理ホストの場合
- Windowsの場合
インストール先フォルダ\- UNIXの場合
/opt/jp1pc/
- 論理ホストの場合
- Windowsの場合
環境ディレクトリ\jp1pc\- UNIXの場合
環境ディレクトリ/jp1pc/jpccomm.iniファイルには,次の内容を定義します。
- 動作ログの出力の有無
- 動作ログの出力先
- 動作ログの保存面数
- 動作ログのファイルサイズ
指定形式は次のとおりです。
"項目名"=値
設定項目を次の表に示します。
表I-8 jpccomm.iniファイルで設定する項目および初期値
項番 項目 説明 1 [Action Log Section] セクション名です。変更はできません。 2 Action Log Mode 動作ログを出力するかどうかを指定します。この項目の設定は省略できません。
- 初期値
0(出力しない)- 指定できる値
0(出力しない),1(出力する)
これ以外の値を指定すると,エラーメッセージが出力され,動作ログは出力されません。3 Action Log Dir※ 動作ログの出力先を指定します。
論理ホスト環境の場合は共有ディスク上のディレクトリを指定します。共有ディスク上にないディレクトリを指定した場合,論理ホストを構成する各物理ホストへ動作ログが出力されます。
なお,制限長を超えるパスを設定した場合や,ディレクトリへのアクセスが失敗した場合,共通ログにエラーメッセージが出力され,動作ログは出力されません。
- 初期値
省略- 省略した場合に適用される値(デフォルト値)
物理ホストの場合:
Windows:インストール先フォルダ\auditlog\
UNIX:/opt/jp1pc/auditlog/
論理ホストの場合:
Windows:環境ディレクトリ\jp1pc\auditlog\
UNIX:環境ディレクトリ/jp1pc/auditlog/- 指定できる値
1~185バイトの文字列4 Action Log Num ログファイルの総数の上限(保存面数)を指定します。カレント出力ファイルとシフトファイルの合計を指定してください。 数値以外の文字列を指定した場合,エラーメッセージが出力され,デフォルト値である5が設定されます。
- 初期値
省略- 省略した場合に適用される値(デフォルト値)
5- 指定できる値
2~10の整数
範囲外の数値を指定した場合,エラーメッセージを出力し,指定値に最も近い2~10の整数値が設定されます。5 Action Log Size ログファイルのサイズをキロバイト単位で指定します。 数値以外の文字列を指定した場合,エラーメッセージが出力され,デフォルト値である2,048が設定されます。
- 初期値
省略- 省略した場合に適用される値(デフォルト値)
2,048- 指定できる値
512~2,096,128の整数
範囲外の数値を指定した場合,エラーメッセージが出力され,指定値に最も近い512~2,096,128の整数値が設定されます。
- 注※
- 物理ホストで設定したあと,jpcconf ha(jpchasetup)コマンドで論理ホストを設定すると,物理ホストの設定が論理ホストにも反映されます。論理ホストと物理ホストを同時に使用する場合には,動作ログの出力先ディレクトリが同一にならないようにしてください。
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