Tuning Manager - Agent for RAID

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7.10.6 LDEV Summary - Extended(PI_LDE)

機能

LDEV Summary - Extended(PI_LDE)レコードには,論理デバイスに対するランダム/シーケンシャルの読み取り/書き込み処理の実行状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。

  • HTM - Agent for RAIDがSLPR制限モードで起動している場合,監視対象SLPRに所属する論理デバイスの情報だけを収集します。
  • 監視対象ストレージシステムがHUS VM,Virtual Storage PlatformシリーズおよびUniversal Storage Platform V/VMシリーズの場合,論理デバイス番号が00:00:00から00:3F:FFまでの論理デバイスの情報だけを収集します。

デフォルト値および変更できる値

項目 デフォルト値 変更可否
Log Yes
LOGIF 空白 ×
Sync Collection With Interval Records, PI_LDS ×

ODBCキーフィールド

PI_LDE_LDEV_NUMBER

ライフタイム

論理デバイスの設定から解除まで。

レコードサイズ

フィールド

PFM - View名
(PFM - Manager名)
説明 要約 形式 デルタ サポートストレージ データソース
ミッドレンジ エンタープライズ
Busy %
(BUSY_RATE)
論理デバイスの利用率(%)。 % float No ※1,※2,※3,※4
Interval
(INTERVAL)
情報が収集されたインターバルの秒数。 ADD ulong No ※1,※5
LDEV Number
(LDEV_NUMBER)
論理デバイス番号。※6 COPY string(16) No ※1,※5
Max Busy %
(MAX_BUSY_RATE)
論理デバイスの利用率(%)。なお,上位区分に要約されるときは,平均値ではなく,最大値が格納される。 HI float No ※1,※2,※3,※4 BUSY_RATE
Random Read I/O /sec
(RANDOM_READ_IO_RATE)
ランダム読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Random Read Xfer /sec(RANDOM_READ_XFER_RATE) ランダム読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7
Random Write I/O /sec
(RANDOM_WRITE_IO_RATE)
ランダム書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Random Write Xfer /sec
(RANDOM_WRITE_XFER_RATE)
ランダム書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7
Record Time
(RECORD_TIME)
ストレージシステムからデータが収集され,レコードが生成された時刻(グリニッジ標準時)。 COPY time_t No ※1,※5
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコードタイプ識別子。常に「LDE」。 COPY string(8) No ※1,※5
Sequential Read I/O /sec
(SEQUENTIAL_READ_IO_RATE)
シーケンシャル読み取り処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Sequential Read Xfer /sec
(SEQUENTIAL_READ_XFER_RATE)
シーケンシャル読み取り処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7
Sequential Write I/O /sec
(SEQUENTIAL_WRITE_IO_RATE)
シーケンシャル書き込み処理の頻度(1秒当たりの回数)。 % float No ※1,※5
Sequential Write Xfer /sec
(SEQUENTIAL_WRITE_XFER_RATE)
シーケンシャル書き込み処理の転送速度(1秒当たりのメガバイト数)。 % float No ※1,※5 ※7

注※1
次のストレージシステムの場合,監視対象のストレージシステムで性能統計情報を採取する設定をしているときだけ,値が取得できます。
  • HUS100シリーズ
  • Hitachi SMSシリーズ
  • Hitachi AMS2000シリーズ
  • Hitachi USP
  • SANRISE Hシリーズ
  • SANRISE9900Vシリーズ

注※2
論理デバイスが外部接続LDEVである場合は,常に0となります。

注※3
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがQuickShadow/Copy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOLであるときは,常に0となります。
  • HUS VM
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ
  • Hitachi USP
  • H10000
  • H12000

注※4
次のストレージシステムの場合,論理デバイスがDynamic ProvisioningのV-VOLであるときは,常に0となります。
  • HUS VM
  • Virtual Storage Platformシリーズ
  • Universal Storage Platform V/VMシリーズ

注※5
Hitachi AMS/WMSシリーズおよびSANRISE9500Vシリーズでは値を取得できません。

注※6
論理デバイスがLUSEを構成する論理デバイスである場合,LDEV_NUMBERは次の値になります。
  • HUS100シリーズ,Hitachi SMSシリーズ,またはHitachi AMS2000シリーズの場合
    メイン論理ユニットの論理デバイス番号
  • HUS VM,Virtual Storage Platformシリーズ,Universal Storage Platform V/VMシリーズ,Hitachi USP,SANRISE Hシリーズ,またはSANRISE9900Vシリーズの場合
    LUSEの先頭論理デバイスの論理デバイス番号
各性能情報フィールドにはLUSEを構成する論理デバイス群全体に対するランダム/シーケンシャルの読み取り/書き取り処理の統計情報が格納されます。LUSEを構成する各論理デバイスについてのレコードは生成されません。ただし,外部接続された論理デバイス,QuickShadow/Copy-on-Write Snapshot/Thin ImageのV-VOL,またはDynamic ProvisioningのV-VOLで構成されるLUSEにLUパスが設定されていない場合,LUSEとして認識されないで,個別の論理デバイスごとにレコードが生成されます。

注※7
メインフレーム用のエミュレーションタイプが設定された論理デバイスの場合はサポートしません。

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