Tuning Manager - Agent for RAID
クラスタシステムでインスタンス環境を更新したい場合は,論理ホスト名とインスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,実行系ノードのPFM - Agentホストで実施します。
更新する情報については,「2.5.3 インスタンス環境の更新の設定」(Windowsの場合),または「3.5.3 インスタンス環境の更新の設定」(UNIXの場合)を参照して,あらかじめ確認してください。
論理ホスト名とインスタンス名を確認するには,jpcconf ha list(jpchasetup list)コマンドを使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順を繰り返し実施します。
- 論理ホスト名とインスタンス名を確認する。
更新したいインスタンス環境で動作しているHTM - Agent for RAIDを示すサービスキーを指定して,jpcconf ha list(jpchasetup list)コマンドを実行します。jpcconf ha list -key RAID(jpchasetup list agtd)設定されている論理ホスト名がjp1-ha1,インスタンス名が35053の場合,次のように表示されます。Logical Host Name Key Environment Directory Instance Name jp1-ha1 agtd 論理ホストのパス 35053- 更新したいインスタンス環境のHTM - Agent for RAIDのサービスが起動されている場合は,クラスタソフトからサービスを停止する。
- 共有ディスクをマウントする。
- 更新したいインスタンス環境のHTM - Agent for RAIDを示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setup(jpcinssetup)コマンドを実行する。
例えば,HTM - Agent for RAIDの論理ホスト名がjp1-ha1,インスタンス名が35053のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。jpcconf inst setup -key RAID -lhost jp1-ha1 -inst 35053(jpcinssetup agtd -lhost jp1-ha1 -inst 35053)ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setupコマンドは非対話形式でも実行できます。jpcconf inst setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。なお,jpcconf inst setupコマンドを非対話形式で実行する場合,手順5の作業は不要です。- インスタンス情報を更新する。
HTM - Agent for RAIDのインスタンス情報を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます。ただし,パスワードとして設定した値は表示されません。表示された値を変更しない場合は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。- 更新したインスタンス環境のサービスを,クラスタソフトから再起動する。
サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの起動と停止について説明している章を参照してください。
- 注意
- 更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。再作成する際は,「4.3 インストールとセットアップ(Windowsの場合)」,「4.4 インストールとセットアップ(UNIXの場合)」,「4.5 アンインストールとアンセットアップ(Windowsの場合)」および「4.6 アンインストールとアンセットアップ(UNIXの場合)」を参照してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
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