Tuning Manager Software ユーザーズガイド
コマンド処理の詳細情報を標準出力,標準エラー出力,トレースログファイルに出力します。詳細情報の出力先を次の表に示します。
項目 出力先 実行結果 標準出力 メッセージ 標準エラー出力 トレースログ 初期設定ファイル(config.xml)で指定したログ出力ディレクトリ下に「コマンド名_処理種別_log#.log(#:ログファイル番号[1~ログファイル生成数まで])」を出力します。レポート作成コマンドの場合「jpcrdef_create_log1.log」などとなります。
jpcrptコマンドの場合,config.xmlで指定したログ出力ディレクトリ下に「コマンド名_プロセスID_log#.log(#:ログファイル番号[1~ログファイル生成数まで])」を出力します。プロセスIDが100の場合,「jpcrpt_100_log1.log」になります。
コマンドを実行するごとにログファイルの合計サイズを計算し,上限を超えると更新日付の古いファイルから削除されます。サイズの上限は,config.xmlの「logFileSize」と「logFileNumber」を掛けた数値になります。標準出力例
コマンド名,接続先PFM - Managerホスト名/IPアドレス,PFM - Manager接続時刻,PFM - Manager切断時刻をコマンド共通のタイトル行・終了行として付加します。
jpcrdef createコマンドで,3つのレポート定義を指定し,2つのレポート定義が作成され,1つのレポート定義がエラーとなった場合の標準出力を次に示します。
実行結果出力例
jpcrdef create connected to hostname at yyyy MM dd HH:MM:SS.mmm create result OK : <レポート定義ディレクトリパス1/レポート定義名1> create result OK : <レポート定義ディレクトリパス2/レポート定義名2> create result ERR : <レポート定義ディレクトリパス3/レポート定義名3>エラー要因jpcrdef create disconnected at yyyy MM dd HH:MM:SS.mmm
- (凡例)
- yyyy MM dd:
- 西暦年,月,日を示します。ロケールによって設定されるデフォルトの形式またはconfig.xmlの「selectFormat」に指定した形式で表示します。日付フォーマットの設定については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。
- HH : MM : SS . mmm:
- 時間:分:秒.ミリ秒を示します。
- <レポート定義ディレクトリパス1~3>:
- report-definitionパラメーターのparent-folder属性で設定する,レポート定義を格納するディレクトリ名を示します。
- <レポート定義名1~3>:
- report-definitionパラメーターのname属性で設定するレポート定義の名称を示します。
ログ仕様については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。
ヘルプ参照オプション
コマンドに「-h」オプションを指定すると,コマンドのヘルプを参照できます。jpcrdefコマンドのヘルプを参照する場合は次のように入力します。
jpcrdef -hjpcrdefコマンドの場合のヘルプを次に示します。
Usage: jpcrdef <subcmd> [ <option>... ] <parameter file> <subcmd> 必須。次の中から一つを指定します。 create レポート定義を作成します。 delete レポート定義を削除します。 output レポート定義を出力します。 <option> オプション情報を次の中から指定します。 -o <outputfile> <subcmd>が'output'の時に, 出力先ファイル名称を指定します。 <subcmd>が'output'の時に必須です。 -y <subcmd>が'delete'の時に指定できます。 指定すると削除確認メッセージに対して, すべて'y'で回答したことになります。 -dateformat <pattern> <subcmd>が'create','output'の時に 指定できます。 指定した<pattern>で,<expression>タグに 入出力する日付フォーマットを決定します。 指定できる<pattern>は, 'pattern-ddMMyyyy','pattern-MMddyyyy', 'pattern-yyyyMMdd'のいずれかです。 -dateseparator <pattern> <subcmd>が'create','output'の時に 指定できます。 指定した<pattern>で,<expression>タグに 入出力する日付の区切り文字を決定します。 指定できる<pattern>は,'space','slash', 'hyphen','period'のいずれかです。 <parameter file> 必須。パラメーターファイル名を指定します。コマンドの第1引数に「-h」オプションを指定すると,それ以降は無視して上記のヘルプを出力します。また,コマンドラインの書式不正の場合にも出力されます。
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