Tuning Manager Software ユーザーズガイド
[イベントモニター]画面では,イベントを発生順に一覧表示します。[イベントモニター]画面で最新イベント情報を確認する手順を次に示します。
- Performance Reporterの[メイン]画面のメニューバーフレームで[イベントモニター]メニューを選択します。[イベントモニター]画面が別画面で表示されます。
- [イベントモニター]画面の[表示]で,表示させるイベント種別を選択します。[イベントモニター]画面に表示させるイベントの種類を,次の5つの項目から選択します。
デフォルトは「すべてのイベント」です。
- すべてのイベント
- エージェントイベント
- アラームイベント
- ヘルスチェックイベント
- ヘルスチェック状態
イベント種別を選択すると,該当するイベントが一覧表示されます。ただし,ヘルスチェック状態を選択した場合は,アイコン,エージェント,ホスト名および状態だけを表示します。
[イベントモニター]画面の表示項目を次の表に示します。
表示項目 意味 エージェントイベント エージェントの状態を示すイベントです。アラームテーブルをバインドしているエージェントの状態が変化したときに発行されます。
アイコンの意味は次のとおりです。エージェントの種類によって異なります。
:正常または未起動状態(状態不明)
:警告状態
:異常状態
- 注意
- アラームの定義で[常にアラーム通知する]を選択している場合は,エージェントの状態変更を監視しないため,エージェントイベントは発行されません。
アラームイベント アラームの発生を示すイベントです。警告や異常のしきい値に達すると発行されます。
アイコンの意味は次のとおりです。
:正常状態
:警告状態
:異常状態
※:警告または異常状態
ヘルスチェックイベント ヘルスチェック状態の変化を契機に発行されるイベントです。
アイコンの意味は次のとおりです。
:非対応
:動作中
:縮退稼働
:サービス停止
:状態不明
:ホスト停止
日付/時刻 イベント発生元であるエージェントのシステム時刻がロケールに対応した形式で表示されます。詳細は,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」の,初期設定ファイル(config.xml)に指定する日付の形式の説明を参照してください。 エージェント イベント発生元であるエージェントのサービスIDが表示されます。 ホスト名 イベント発生元であるエージェントの稼働ホスト名が表示されます。 状態 状態の意味は次のとおりです。
- エージェントイベントおよびアラームイベントの場合
- ・OK:正常
- ・Exception:異常
- ・Warning:警告
- ・Inactive:未起動または状態が不明
- ヘルスチェックイベントおよびヘルスチェック状態の場合
- ・Not Supported:非対応
- ・Running:動作中
- ・Incomplete:縮退稼働
- ・Stopped:サービス停止
- ・Unconfirmed:状態不明
- ・Host Not Available:ホスト停止
レポート イベントに関連づけられたレポートの有無を示します。
- 「n/a」:エージェントイベントのレポートなし
- 「-」:アラームイベントのレポートなし
:レポートあり(Windows)
:レポートあり(UNIX)
アラーム名 アイコン+検知したアラーム名が表示されます。 エージェントイベントおよびヘルスチェックイベントは「n/a」と表示されます。
:正常イベント
:警告イベント
:異常イベント
※:異常/警告イベント
アイコンをクリックすると,[プロパティ]画面が表示され,アラーム定義の内容を確認できます。アラームテーブル名 検知されたアラームのテーブル名が表示されます。
エージェントイベントおよびヘルスチェックイベントは「n/a」と表示されます。メッセージテキスト
- エージェントイベントの場合
- エージェントから出力されたメッセージが表示されます。
- 表示される主なメッセージを次に示します。
- ・Startup:エージェントが起動した
- ・Shutdown:エージェントが停止した
- ・State change:エージェントの状態が変更した
- ・Heartbeat timeout:Agent Collectorサービスがビジー状態または停止状態となった
- ・Heartbeat detected:Agent Collectorサービスがビジー状態または停止状態から回復した
- また,上記以外にKAVから始まるメッセージが表示されることがあります。
- 「Heartbeat timeout」が表示された場合は,エージェントの状態を確認してください。KAVから始まるメッセージが表示された場合は,各PFM - Agentマニュアルの,メッセージについて説明している章を参照してください。それ以外のメッセージは,異常を示すエラーメッセージではないため,対処は不要です。
- アラームイベントの場合
- アラームウィザードで設定したメッセージテキストが表示されます。
- 表示される主なメッセージを次に示します。
- ・Alarm updated/deleted:アラーム定義を更新または削除した
- ・Alarm deactivated:アラームが非アクティブ状態になった
- ・Alarm cleared:エージェントが異常または警告の状態でアラームのバインドを解除したり(アラームが発生しているアラームテーブルをGUIからインポートした場合も該当),エージェントを停止したりした
- ・Alarm expired:現在時刻がアラーム評価時間外となった
- ・Heartbeat timeout:Agent Collectorサービスがビジー状態または停止状態となった
- ・Heartbeat detected:Agent Collectorサービスがビジー状態または停止状態から回復した
- ヘルスチェックイベントの場合
- 「HC: ヘルスチェック状態」の形式でメッセージテキストが表示されます。
- また,エージェントの稼働状態のあとにサービスの稼働状態を示すメッセージテキストが表示されます。メッセージテキストの表示規則,表示例については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」を参照してください。
複数インスタンスレコードでは,次の動作になります。
- 注※
- アラームの定義で「常にアラーム通知する」選択時だけ表示されます。
- 対象インスタンスのうち,1つでも異常域や警告域の値が検知された場合
アラーム定義時に設定されたユーザー定義メッセージがメッセージテキストに表示されます。また,メッセージテキスト内にパフォーマンスデータの測定値を表示するように設定している場合は,しきい値超過が検知されたインスタンスの値が設定されます。- 異常または警告から正常に状態が戻る場合
アラーム正常回復時の測定値出力機能が有効の場合,アラーム定義時に設定されたユーザー定義メッセージがメッセージテキストに表示されます。また,メッセージテキストにパフォーマンスデータの測定値を表示するように設定している場合は,最後に異常または警告のアラームが発行されたときに発行の要因となったインスタンスの現在の測定値が設定されます。
アラーム正常回復時の測定値出力機能が無効の場合,正常イベントは発行されますが,すべてのインスタンスの値が正常域となり,イベント発行要因となる値が特定されないため,メッセージテキストには何も表示されません。
アラーム正常回復時の測定値出力機能の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。- 画面右上の[閉じる]メニューをクリックし,画面を閉じます。[イベントモニター]画面が閉じます。
- 参考
- 短時間にアラームイベントやヘルスチェックイベントが大量に発行されて,[イベントモニター]画面に表示できるイベント数の上限値を超えると,すべてのイベントを確認できない場合があります。その場合は,エージェント階層でアラートが上がっているエージェントのイベント履歴を表示させることで,問題のあるエージェントの状態が確認できます。
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