Tuning Manager Software インストールガイド
Tuning Manager serverをクラスタ構成で運用する場合,次の作業を実施してください。
- Tuning Manager serverがサポートするクラスタソフトウェアを確認する。
Tuning Manager serverがサポートするクラスタソフトウェアについては,「ソフトウェア添付資料」の機能別/条件付前提ソフトウェアについて説明している個所を参照してください。- 実行系ノードと待機系ノードのロケールを同じ設定にする。
- 論理ホスト名,論理IPアドレス,共有ディスクについて,次の項目を確認する。
- 論理ホスト名
- 次の条件が整っていることを確認してください。
- 論理ホストごとに論理ホスト名,および論理ホスト名と対応する論理IPアドレスがあり,実行系ノードから待機系ノードに引き継げること。
- 論理ホストと論理IPアドレスが,hostsファイルやネームサーバに設定されていること。
- 論理ホスト名が1バイト以上32バイト以下の半角英数字で構成されていること。空白文字は使用できない。
- 論理ホスト名として,ドメイン名を除いたホスト名を使用していること。FQDN名は使用できない。
- 物理ホスト名と論理ホスト名は,システムの中でユニークであること。
- 注意
- ・論理ホスト名として,物理ホスト名(Windowsの場合,hostnameコマンドで表示されるホスト名。Solarisの場合,uname -nコマンドで表示されるホスト名)を使用しないでください。正常に通信処理がされなくなるおそれがあります。
- ・論理ホスト名として,"localhost",IPアドレス,"-"から始まるホスト名を使用しないでください。
- 論理IPアドレス
- 次の条件が整っていることを確認してください。
- 論理ホストごとに論理ホスト名,および論理ホスト名と対応する論理IPアドレスがあり,実行系ノードから待機系ノードに引き継げること。
- 論理ホストと論理IPアドレスが,hostsファイルやネームサーバに設定されていること。
- 共有ディスク
- 次の条件が整っていることを確認してください。
- 論理ホストごとに共有ディスクがあり,実行系ノードから待機系ノードへ引き継げること。
- 共有ディスクが,各ホストに物理的にFibre ChannelやSCSIで接続されていること。
Tuning Manager serverでは,ネットワークドライブや,ネットワーク経由でレプリケーションしたディスクを共有ディスクとして使う構成はサポートされていません。- フェールオーバーが発生した際に,何らかの問題によって共有ディスクを使用中のプロセスが残った場合でも,クラスタソフトなどの制御によって強制的に共有ディスクをオフラインにしてフェールオーバーができること。
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