Tuning Manager Software インストールガイド

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3.6.1 Tuning Manager serverホストでの設定

インストール時に設定した接続先のDevice Managerを変更する場合は,Tuning Manager serverホストでhtm-dvm-setupコマンドおよびhcmdsprmsetコマンドを実行して,接続先のDevice Managerに関する情報を再設定してください。

コマンドの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」を参照してください。

接続先のDevice Managerを変更するための手順を次に示します。

  1. 同じホストにインストールされているすべてのHitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
    次に示すコマンドを実行します。

    Windowsの場合
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmdssrv /stop

    Solarisの場合
    /opt/HiCommand/Base/bin/hcmdssrv -stop

    Linuxの場合
    <共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmdssrv -stop

    注意
    05-70より前のHiCommand製品のサービスは,このコマンドを実行しても停止しません。サービスごとに停止する必要があります。停止方法については,各製品のマニュアルを参照してください。
  2. Tuning Manager serverのデータベースを起動します。
    次に示すコマンドを実行します。

    Windowsの場合
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmdsdbsrv /start

    Solarisの場合
    /opt/HiCommand/Base/bin/hcmdsdbsrv -start

    Linuxの場合
    <共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmdsdbsrv -start
  3. htm-dvm-setupコマンドを実行します。
    例えば,ホスト名がhost01でOSの種別がWindowsのDevice Managerを接続先として設定する場合,次に示すコマンドを実行します。このとき,Device ManagerホストでHiRDBが使用するポート番号は23032,Tuning Manager serverからDevice ManagerホストのHiRDBにリモート接続するために使用するポート番号は24220とします。

    Windowsの場合
    <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\htm-dvm-setup /d host01 /n 23032 /s 24220 /o pc

    Solarisの場合
    /opt/HiCommand/TuningManager/bin/htm-dvm-setup -d host01 -n 23032 -s 24220 -o pc

    Linuxの場合
    <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/bin/htm-dvm-setup -d host01 -n 23032 -s 24220 -o pc
    Tuning Manager serverと同じホストにインストールされているDevice Managerを接続先とする場合は,次に示すコマンドを実行します。

    Windowsの場合
    <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\htm-dvm-setup /local

    Solarisの場合
    /opt/HiCommand/TuningManager/bin/htm-dvm-setup --local

    Linuxの場合
    <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/bin/htm-dvm-setup --local

    注意
    接続先のDevice Managerをホスト名で指定するときは,次に示す規則に従ってください。
    ・名前解決後のIPアドレスがIPv4アドレスであるホスト名を指定します。
    ・ホスト名は1バイト以上32バイト以下の半角英数字で指定します。
    ・空白文字は指定できません。
    ・FQDN形式のホスト名は使用できません。ドメイン名を除いたホスト名を指定してください。
    また,接続先のDevice Managerがクラスタ構成で運用されている場合は,論理ホスト名を指定してください。

    注意
    接続先のDevice ManagerをIPアドレスで指定するときは,IPv4アドレスで指定してください。また,接続先のDevice Managerがクラスタ構成で運用されている場合は,論理IPアドレスを指定してください。

    注意
    ポート番号として指定できる値の範囲は5001から65535までです。

    注意
    OSの種別は次に示す値で指定してください。
    Windows,LinuxまたはSolaris(x64)の場合:pc
    Solaris(SPARC)の場合:ws
  4. ユーザーアカウントを管理するサーバに接続するための情報を設定します。
    ユーザーアカウントは,接続先のDevice Managerがインストールされているホストの共通コンポーネントによって管理されます。
    次に示すコマンドを実行します。

    Windowsの場合
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmdsprmset /host <Device ManagerのIPアドレスまたはホスト名> /port <ポート番号>

    Solarisの場合
    /opt/HiCommand/Base/bin/hcmdsprmset -host <Device ManagerのIPアドレスまたはホスト名> -port <ポート番号>

    Linuxの場合
    <共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmdsprmset -host <Device ManagerのIPアドレスまたはホスト名> -port <ポート番号>

    注意
    Tuning Manager serverとは別のホストにインストールされているDevice Managerを接続先として設定した場合,hostオプションにはhtm-dvm-setupコマンドのdオプションに指定した値と同じ値を指定してください。
    Tuning Manager serverと同じホストにインストールされているDevice Managerを接続先として設定した場合,hostオプションには127.0.0.1を指定してください。
    portオプションには,接続先Device ManagerのHBase Storage Mgmt Web Serviceへのアクセスに使用するポート番号を指定します。デフォルトは23015です。

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