Tuning Manager Software インストールガイド

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2.4.5 Tuning Manager serverをインストールするマシンの時刻変更に関する注意事項

Tuning Manager serverとDevice Managerを異なるマシンで稼働させる場合は,両マシンのシステム時刻を同期させてください。マシン間で時刻に5分以上のずれがある場合,Tuning Manager serverへのログインに失敗して,KATN12204-Eメッセージが出力されます。Tuning Manager serverが稼働するマシンの時刻とDevice Managerが稼働するマシンの時刻を同期させておくために,NTPなどで時刻を自動的に修正する機能の使用を推奨します。

共通コンポーネントおよびTuning Manager serverのサービスの起動中にマシンの時刻が変更されると,Tuning Manager serverが正しく動作しなくなるおそれがあります。マシンの時刻を変更する必要がある場合には,インストールの前に変更してください。

NTPなどで時刻を自動的に修正する機能を使用する場合,マシンの時刻が実際の時刻よりも進んだときに,マシンの時刻をさかのぼらせないで少しずつ時間を掛けて修正する機能を使用してください。機能の中には,時刻のずれ幅が一定時間内であれば少しずつ時刻を修正し,一定時間を超えると時刻をさかのぼらせて修正するものがあります。時刻のずれ幅が,少しずつ修正される範囲を超えないように,使用する機能での時刻調整の頻度を設定してください。

例えばWindows Timeサービスを使用した場合,マシンの時刻が実際の時刻よりも進んだ幅が一定時間内であれば,マシンの時刻をさかのぼらせることなく少しずつ時刻を修正できます。Windows Timeサービスで少しずつ時刻を修正できる範囲を確認し,マシンの時刻と実際の時刻のずれ幅がその範囲を超えないように,Windows Timeサービスでの時刻の調整頻度を設定してください。

Tuning Manager serverがインストールされたマシンの時刻と,エージェントがインストールされたマシンの時刻との関係については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」のマシンの時刻調整について説明している個所を参照してください。また,Tuning Managerシリーズをインストールしたあとの時刻の変更手順については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software 運用管理ガイド」のTuning Managerシリーズをインストールしたあとの時刻の変更について説明している個所を参照してください。

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