Tuning Manager Software 運用管理ガイド
- Windowsの場合:
htm-db-setup [{{ /s | /size } <追加する容量> | [{ /a | /areapath } <データベースファイルの格納先フォルダのパス> ] | { /h | /help }}]
- SolarisおよびLinuxの場合:
htm-db-setup [{{ -s | --size } <追加する容量> | [{ -a | --areapath } <データベースファイルの格納先ディレクトリのパス> ] | { -h | --help }}]データベースの総容量を増やす場合に使用します。
htm-db-setupコマンドを実行する場合は,次の条件を満たしていることを確認してください。
- Tuning Manager serverがインストールされているマシンに,ほかのHitachi Command Suite製品がインストールされている場合,Tuning Manager serverおよびほかのHitachi Command Suite製品のサービスが停止していること。
- Tuning Manager serverをインストールしたマシン上で,htm-db-setupコマンドを実行すること。
- htm-db-setupコマンド以外に,「8. ユーティリティ」に記載されているTuning Manager serverのコマンドが実行されていないこと。
- Windows環境の場合,HiRDB/EmbeddedEdition _HD0のサービスが起動していること。
- 注意
- このコマンドで,現在のデータベースの総容量を少なくする指定はできません。
- このコマンドを実行する場合,事前にhcmdsbackupsコマンドを使ってデータベースのバックアップを取得することをお勧めします。データベースのバックアップ手順については,「3.3 データベースのバックアップ」を参照してください。
- Tuning Manager serverをクラスタ構成で運用している場合には,実行系ノードだけでこのコマンドを実行してください。
- Windowsの場合:
- Administrators権限を持つユーザー
- SolarisおよびLinuxの場合:
- rootユーザー権限を持つユーザー
- Windowsの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先フォルダ>\bin\
- Solarisの場合:
- /opt/HiCommand/TuningManager/bin/
- Linuxの場合:
- <Tuning Manager serverのインストール先ディレクトリ>/bin/
htm-db-setupコマンドのオプションを次の表に示します。
オプション 目的 値 必須/任意 注記 -s(/s)
--size(/size)Tuning Manager serverのデータベースの容量を拡張します。 現在の総容量に追加したい容量
指定できる値は,2~30の2の倍数です。
データベースの最大容量は,32GBです。インストール時のデータベースの容量は2GBなので,指定できる最大値は30です。必須 なし -a(/a)
--areapath(/areapath)Tuning Manager serverのデータベースの格納先ディレクトリを指定します。 データベースファイルの格納先ディレクトリのパス
パスの入力できる文字は次のとおり。
Windows:0-9 a-z A-Z . _ ( ) スペース : \
SolarisおよびLinux:0-9 a-z A-Z . _ /任意
- 格納先ディレクトリのパスは,93バイト以下の絶対パスで指定してください。
- ルートディレクトリは指定しないでください。
- スペースを含むパスを指定する場合,パスを「"(引用符)」で囲みます。
- 存在しないディレクトリパスも指定できます。指定されたパスの途中のディレクトリが存在しない場合,そのディレクトリのサブディレクトリも含めて,ディレクトリが作成されます。
- 「:(コロン)」は,Windowsのドライブレターにだけ使用できます。
- 半角スペースまたは「.(ピリオド)」だけの値は,指定できません。
- 半角スペースまたは「.」がディレクトリ名の先頭または末尾に含まれるパスは指定できません。例えば,パス中の最後のディレクトリ名が,「.(ピリオド)」の連続であるパス("C:\aaa\..... "など)や,「.(ピリオド)」と半角スペースの組み合わせであるパス("C:\aaa\. . ."など)は指定しないでください。
- 指定したディレクトリには,コマンドの実行ユーザーに対してreadおよびwrite権限が必要です。さらに,Windowsでは,SYSTEMユーザーに対してreadおよびwrite権限も必要です。
- Windowsの場合,次のパスも指定できません。
・ネットワークドライブ
・予約デバイス名(CON,AUX,PRN,NULなど)を含むパス-h(/h)
--help(/help)コマンドのオプションや使用方法を表示します。 なし 任意 オプションが指定されていないコマンドの場合,そのコマンドのオプションや使用方法が表示されます。 htm-db-setupコマンドを実行した場合の戻り値を次の表に示します。
表8-5 htm-db-setupコマンドを実行した場合の戻り値
戻り値 意味 0 正常終了 100 オプションのシンタックスエラー 101 オプションに指定した値が不正 111 Hitachi Command Suite製品のサービスがすべて停止していない 251 データベース格納領域の空き領域不足,areapathオプションの不正指定,または環境不正 255 データベース格納領域の空き領域不足,areapathオプションの不正指定,または異常終了
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