Tuning Manager Software 運用管理ガイド

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7.3.2 syslog(SolarisおよびLinuxの場合)

syslogにTuning Manager serverの情報を出力するには,OSの設定ファイルを編集する必要があります。また,Main ConsoleとPerformance Reporterでは,出力されるsyslogの形式が異なります。

設定ファイルの編集方法と,syslogの形式について説明します。

この項の構成
(1) 設定ファイルの編集方法
(2) syslogに出力されるMain Consoleの情報
(3) syslogに出力されるPerformance Reporterの情報

(1) 設定ファイルの編集方法

Tuning Manager serverでは,ユーザーは,syslogにアラートメッセージを出力できます。この機能を使用するためには,ユーザーログ機能を使用できるよう,OSレベルで設定する必要があります。

ユーザー指定のアラートを有効にするために,/etc/syslog.confを編集して,以下の行を追加してください。

Solarisの場合:
user.info /var/adm/messages

Linuxの場合:
user.info /var/log/messages

/etc/syslog.confを保存したあと,syslogdを再起動してください。

(2) syslogに出力されるMain Consoleの情報

syslogに出力されるMain Consoleの情報の形式について説明します。

出力形式
<日時><ホスト名><プログラムID><プロセスID>]:△<メッセージ>

注意
△は半角スペースを表します。

次の表で出力情報の内容について説明します。

表7-5 syslogファイル出力の項目(Main Consoleの場合)

項目 内容 長さ(単位:バイト)
日時 メッセージを出力した日付および時刻が「month dd hh:mm:ss」の形式で出力されます。各値の意味を次に示します。
  • month:月を示します。
  • dd:日を示します。
  • hh:時を示します。
  • mm:分を示します。
  • ss:秒を示します。
15
ホスト名 ホスト名が出力されます。 1~255
プログラムID プログラムの識別名が出力されます。ここでは,「HTNM」が表示されます。 1~16
プロセスID プロセスIDが10進数の数値で出力されます。 1~10
メッセージ メッセージIDとメッセージが出力されます。 1~1,023

出力例
Jan 21  15:10:51 1A8GSolaris HTNM[9339]: KATN01309-I データベースの状態を表示しました。

(3) syslogに出力されるPerformance Reporterの情報

syslogに出力されるPerformance Reporterの情報の形式について説明します。

出力形式
<日時><ホスト名><プログラムID><プロセスID>]:△<メッセージ>

注意
△は半角スペースを表します。

次の表で出力情報の内容について説明します。

表7-6 syslogファイル出力の項目(Performance Reporterの場合)

項目 内容 長さ(単位:バイト)
日時 メッセージを出力した日付および時刻が「month dd hh:mm:ss」の形式で出力されます。各値の意味を次に示します。
  • month:月を示します。
  • dd:日を示します。
  • hh:時を示します。
  • mm:分を示します。
  • ss:秒を示します。
15
ホスト名 ホスト名が出力されます。 1~255
プログラムID プログラムの識別名が出力されます。ここでは,「HTM-PR」が表示されます。 1~16
プロセスID プロセスIDが10進数の数値で出力されます。 1~10
メッセージ メッセージIDとメッセージが出力されます。 1~1,023

出力例
Jan 21  15:10:51 1A8GSolaris HTM-PR[9339]: KAVJA0001-I installation-directory is not correctly specified in the configuration file.

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