Tuning Manager Software 運用管理ガイド
syslogにTuning Manager serverの情報を出力するには,OSの設定ファイルを編集する必要があります。また,Main ConsoleとPerformance Reporterでは,出力されるsyslogの形式が異なります。
設定ファイルの編集方法と,syslogの形式について説明します。
- この項の構成
- (1) 設定ファイルの編集方法
- (2) syslogに出力されるMain Consoleの情報
- (3) syslogに出力されるPerformance Reporterの情報
Tuning Manager serverでは,ユーザーは,syslogにアラートメッセージを出力できます。この機能を使用するためには,ユーザーログ機能を使用できるよう,OSレベルで設定する必要があります。
ユーザー指定のアラートを有効にするために,/etc/syslog.confを編集して,以下の行を追加してください。
- Solarisの場合:
user.info /var/adm/messages
- Linuxの場合:
user.info /var/log/messages/etc/syslog.confを保存したあと,syslogdを再起動してください。
(2) syslogに出力されるMain Consoleの情報
syslogに出力されるMain Consoleの情報の形式について説明します。
- 出力形式
<日時>△<ホスト名>△<プログラムID>[<プロセスID>]:△<メッセージ>
- 注意
- △は半角スペースを表します。
次の表で出力情報の内容について説明します。
表7-5 syslogファイル出力の項目(Main Consoleの場合)
項目 内容 長さ(単位:バイト) 日時 メッセージを出力した日付および時刻が「month dd hh:mm:ss」の形式で出力されます。各値の意味を次に示します。
- month:月を示します。
- dd:日を示します。
- hh:時を示します。
- mm:分を示します。
- ss:秒を示します。
15 ホスト名 ホスト名が出力されます。 1~255 プログラムID プログラムの識別名が出力されます。ここでは,「HTNM」が表示されます。 1~16 プロセスID プロセスIDが10進数の数値で出力されます。 1~10 メッセージ メッセージIDとメッセージが出力されます。 1~1,023
- 出力例
Jan 21 15:10:51 1A8GSolaris HTNM[9339]: KATN01309-I データベースの状態を表示しました。
(3) syslogに出力されるPerformance Reporterの情報
syslogに出力されるPerformance Reporterの情報の形式について説明します。
- 出力形式
<日時>△<ホスト名>△<プログラムID>[<プロセスID>]:△<メッセージ>
- 注意
- △は半角スペースを表します。
次の表で出力情報の内容について説明します。
表7-6 syslogファイル出力の項目(Performance Reporterの場合)
項目 内容 長さ(単位:バイト) 日時 メッセージを出力した日付および時刻が「month dd hh:mm:ss」の形式で出力されます。各値の意味を次に示します。
- month:月を示します。
- dd:日を示します。
- hh:時を示します。
- mm:分を示します。
- ss:秒を示します。
15 ホスト名 ホスト名が出力されます。 1~255 プログラムID プログラムの識別名が出力されます。ここでは,「HTM-PR」が表示されます。 1~16 プロセスID プロセスIDが10進数の数値で出力されます。 1~10 メッセージ メッセージIDとメッセージが出力されます。 1~1,023
- 出力例
Jan 21 15:10:51 1A8GSolaris HTM-PR[9339]: KAVJA0001-I installation-directory is not correctly specified in the configuration file.
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