Tuning Manager Software 運用管理ガイド

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6.1.5 ポーリングを実行するための準備

ポーリングを実行するには,事前に次の設定が完了している必要があります。

この項の構成
(1) Device Managerの設定
(2) エージェントの設定
(3) ポーリングオフセットの設定

(1) Device Managerの設定

Device Managerからデータを収集するために,Device Managerの接続設定が完了しているかどうか確認してください。設定の詳細については,「5.1 Device Managerの接続設定」を参照してください。

(2) エージェントの設定

ポーリング対象となるエージェントからデータを収集するために,次の表に示すレコードについて,Logプロパティの値をYesに設定してください。

表6-5 ポーリング対象のエージェントで設定が必要なレコード

ポーリング対象エージェント レコード
HTM - Agent for RAID PI,PI_LDS,PI_LDS1,PI_LDS2,PI_LDS3,PI_LDA,PI_PTS,PI_RGS,PI_CLPS,PI_PRCS,PI_CLCS,PI_PDOS,PD,PD_LDC,PD_PTC,PD_LSEC,PD_RGC,PD_ELC,PD_CLPC,PD_VVC,PD_PLC,PI_LDE,PI_LDE1,PI_LDE2,PI_LDE3
HTM - Storage Mapping Agent PD,PD_FSC,PD_IAC
PFM - Agent for Platform(Windows) PI,PI_LOGD,PI_PHYD
PFM - Agent for Platform(UNIX) PI,PI_DEVD,PD_FSL,PD_FSR
HTM - Agent for SAN Switch PI,PD,PD_PTD,PI_SWS,PI_PTS,PD_CPTD,PD_DEVD,PI_PTES,PI_SWES
PFM - Agent for Oracle PI,PI_PITS,PI_PIDF,PI_PIDB,PD_PDTS,PD_PDI

注意
  • レコードタイプがPIまたはPDのレコードには,Collection Intervalプロパティの値を3600以下に設定してください。ただし,HTM - Agent for RAIDのPD_VVCレコードおよびPD_PLCレコードには,21600以下の値を設定してください。
  • レコードタイプがPIまたはPDのレコードには,Collection Offsetプロパティの値を3600以下に設定してください。
  • LOGIFプロパティは設定しないでください。

エージェントで監視するリソースに関する注意
エージェントで監視するストレージシステム,サーバ,SANスイッチ,およびOracleリソースについては,1つのリソースが複数のエージェントで監視されないように設定してください。1つのリソースを複数のエージェントで監視設定した場合,その設定がされているエージェントはポーリングされません。

(3) ポーリングオフセットの設定

エージェントのCollection Offset値をデフォルトから変更する場合は,ポーリングオフセットをエージェントのCollection Offset+5分で設定します。エージェントの監視対象が大規模で,5分以内でエージェント側のデータ収集が終了しない場合は,エージェントの収集が終了する時間に5分を足した値を,Tuning Manager serverのポーリングオフセットに設定してください。設定方法については,「1.6 ユーザープロパティファイルの設定について」を参照してください。

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