Tuning Manager Software 運用管理ガイド

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3.4 データベースのリストア

Tuning Manager serverによるデータベースのリストアには,hcmdsdbコマンドを使用します。

データベースのリストアには,次の2つの方法があります。

データベースをリストアする前の確認事項を次に示します。

注意
Hitachi Command Suite製品をクラスタ環境で運用している場合は,必ず実行系ノードでコマンドを実行してください。

データベースのリストア手順を次に示します。

  1. 05-70より前のバージョンのHiCommand Suite製品がインストールされている場合は,そのサービスを停止します。
    サービスの停止方法については,各製品のマニュアルを参照してください。
  2. 次のコマンドを実行して,データベースをリストアします。

    Windowsの場合:
    <共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\bin\hcmdsdb /restore <バックアップファイル名称> /type {TuningManager | ALL} /auto

    Solarisの場合:
    /opt/HiCommand/Base/bin/hcmdsdb -restore <バックアップファイル名称> -type {TuningManager | ALL} -auto

    Linuxの場合:
    <共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/bin/hcmdsdb -restore <バックアップファイル名称> -type {TuningManager | ALL} -auto
    hcmdsdbコマンドのオプションは次のとおりです。各パラメーターを適切な情報に変更してください。
    • restore <バックアップファイル名称>
      バックアップファイル名称は,リストアするバックアップファイル(backup.hdb)を絶対パスで指定します。
    • type {TuningManager | ALL}
      TuningManagerを選択するとTuning Manager serverのデータだけをリストアします。ALLを選択するとインストールされているHitachi Command Suite製品すべてのデータをリストアします。
    • auto
      自動的にHitachi Command Suite製品のサービスおよびHiRDBを停止します。コマンド実行後には,Hitachi Command Suite製品のサービスおよびHiRDBが停止された状態になります。
      autoオプションは,05-70以降のHitachi Command Suite製品がインストールされている場合に指定できます。05-70より前のHiCommand Suite製品のサービスは,autoオプションで停止できないため,手動で停止する必要があります。05-70より前のHiCommand Suite製品のサービスの停止方法については,各製品のマニュアルを参照してください。

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