Tuning Manager Software 運用管理ガイド

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1.11 JP1/IMとの連携

Tuning Manager serverをJP1/IMと連携させることで,JP1/IMの統合機能メニュー画面からTuning Manager serverのGUIを呼び出して使用できるようになります。

共通コンポーネントのシングルサインオン機能を利用すると,Tuning Manager serverのユーザー認証をしないでTuning Manager serverのGUIを表示できます。ここでは,シングルサインオン機能を利用してJP1/IMと連携するためのセットアップ手順について説明します。

注意
シングルサインオン機能を利用しない場合は,Tuning Manager serverのユーザー認証が必要になります。シングルサインオン機能を利用しない場合のセットアップ手順については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド」またはマニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」を参照してください。

シングルサインオン機能を利用する場合,次の条件があります。

次に示す手順でJP1/BaseとJP1/IMのインストールおよびセットアップを実行してください。なお,JP1/Baseについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を,JP1/IMについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager システム構築・運用ガイド」またはマニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」を参照してください。

  1. 管理クライアントにJP1/IM - Viewをインストールします。
  2. 管理サーバにJP1/BaseとJP1/IM - Managerをインストールします。
  3. JP1/Baseの環境設定を実施します。

JP1統合機能メニューからTuning Manager serverのGUIを起動するには,JP1/IM - Viewの構成定義ファイルを作成する必要があります。作成する構成定義ファイルのサンプルファイル(Tuning_manager_ja.conf)は,次に示すディレクトリに格納されています。

Windowsの場合:
<共通コンポーネントのインストール先フォルダ>\sample\JP1_IM_conf

Solarisの場合:
/opt/HiCommand/Base/sample/JP1_IM_conf

Linuxの場合:
<共通コンポーネントのインストール先ディレクトリ>/sample/JP1_IM_conf

サンプルファイル(Tuning_manager_ja.conf)を次のディレクトリの下にコピーすることで,JP1/IMの統合機能メニュー画面からTuning Manager serverのGUIを呼び出せるようになります。

<JP1/IM - Viewのインストール先フォルダ>\conf\function\ja

注意
SolarisおよびLinuxからコピーする場合は,ASCIIモードで転送してください。

構成定義ファイルの内容を次に示します。

@file type="function-definition", version="0300";
#----------------------------------------------------------
@define-block type="function-tree-def";
id="jco_Hicommand_tuning_manager";
parent_id="jco_folder_san";
name="ストレージシステム稼働管理";
icon="%JCO_INSTALL_PATH%\image\menu\hicmd.gif";
execute_id="default_browser";
arguments="http://<host>:<port>/HiCommand/IMLogin?jp1userid=%JCO_JP1USER%&jp1token=%JCO_JP1TOKEN%&launchurl=http://<host>:<port>/TuningManager/login.do";
@define-block-end;
#----------------------------------------------------------

arguments=」で始まる行を実行環境に合わせて修正してください。<host>および<port>の部分は,次のように指定します。

<host>
Tuning Manager serverをインストールしたサーバのIPアドレスを指定します。

<port>
接続先ポート番号として,HBase Storage Mgmt Web Serviceのポート番号を指定します。デフォルト値は23015です。

注意
Tuning Manager serverでSSLの設定が有効な場合には,修正内容に含まれる2か所のURLをSSL時に使用するURLに変更してください。

JP1/IMのコンソールを起動し,[オプション]メニューから[統合機能メニュー起動]を実行すると画面が表示されます。Tuning Manager serverのGUIは[ストレージ管理]-[ストレージエリア管理]-[ストレージシステム稼働管理]をダブルクリックすると起動します。

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