Tuning Manager Software 運用管理ガイド
サービス起動時の注意事項を次に示します。
- hcmdssrvコマンドを実行してTuning Manager serverのサービスを起動すると,同じホストのPFM - Managerのサービスも一緒に起動します。
- 次のどちらかの作業を実施したあと,Tuning Manager serverの初回のサービス起動時に,Tuning Manager serverのデータベースがバージョンアップされる場合があります。
データベースがバージョンアップされると,Tuning Manager serverの運用に必要なデータベースの総容量が増加する場合があります。作業を実施する前に「3.5.1 データベースの総容量の見積もり方法」を参照して,データベースの総容量を見積もり,必要に応じてデータベースの総容量を拡張してください。
- Tuning Manager serverのアップグレードインストール
- Tuning Manager serverのデータベースのインポート
また,データベースがバージョンアップされる場合,一時的に作業用ディレクトリにデータのバックアップが取得されます。作業用ディレクトリの容量が不足しないよう,事前に作業用ディレクトリの容量を見積もり,必要に応じて任意の作業用ディレクトリをユーザープロパティファイルに設定してください。作業用ディレクトリの容量の見積もりについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager Software インストールガイド」のアップグレードインストールの準備について説明している個所を,任意の作業用ディレクトリの設定については,「1.6 ユーザープロパティファイルの設定について」を参照してください。
なお,データベースがバージョンアップされる場合,Tuning Manager serverの初回のサービス起動に時間が掛かることがあります。- Tuning Manager serverが特定期間のリソースデータをすでに収集している場合,Tuning Manager serverを再起動しても,以前収集したデータを損失したり,置き換えたり,またはデータが重複したりすることはありません。
- Tuning Manager serverのサービスを起動するためには,前提製品のDevice Managerサーバが使用するHiRDBのサービスが起動している必要があります。
- Tuning Manager serverの停止コマンドを実行した直後に,このコマンドを実行すると,KAPM05007-Iのメッセージが表示される場合があります。これはTuning Manager serverのサービスの停止に時間が掛かっているためです。この場合,しばらく時間を置いてから,再度コマンドを実行し,Tuning Manager serverのサービスを起動してください。
- Tuning Manager serverのサービスを起動する場合,Device Managerの接続設定が完了している必要があります。Device Managerの接続設定については,「5.1 Device Managerの接続設定」を参照してください。
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