Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

[目次][索引][前へ][次へ]


8.2.4 アンインストール(Windows)

ここでは,管理サーバのOSがWindowsで,クラスタ構成となっている場合にHitachi Command Suiteをアンインストールする手順について説明します。

アンインストールの手順を次に示します。

  1. Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループの所有者を待機系ノードから実行系ノードに移動します。
  2. クラスタ管理アプリケーションで,次のサービスをオフラインにします。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
  3. Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  4. クラスタ管理アプリケーションで,次のサービスをオフラインにします。
    • HiRDB/ClusterService _HD0
  5. 次のサービスがほかのアプリケーションによって使用されていない場合は,クラスタ管理アプリケーションで,そのサービスを削除します。
    • HiCommand Tiered Storage Manager
    • HiCommandServer
    • HCS Device Manager Web Service
    • HBase Storage Mgmt Web Service
    • HBase Storage Mgmt Common Service
    • HiRDB/ClusterService _HD0
  6. クラスタ管理アプリケーションで,リソースグループのフェールオーバーを抑止します。
    手順5のサービスのうち,削除しないサービスについて,次の作業をします。

    Microsoft Cluster Serviceを使用する場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[詳細設定]タブで,[再開しない]を選択します。

    Windows Server Failover Clusteringを使用する場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[ポリシー]タブで,[リソースが失敗状態になった場合は、再起動しない]を選択します。
  7. 次のコマンドを実行して,データベースをバックアップします。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ\bin\hcmdsbackups /dirバックアップファイルの格納先フォルダ/auto

    dir
    データベースのバックアップファイルを格納するローカルディスク上のフォルダを絶対パスで指定します。
    dirオプションに指定するフォルダが空であることを確認してください。

    auto
    Hitachi Command Suite製品のサービスを自動的に起動/停止するオプションです。
    重要
    hcmdsbackupsコマンドを実行すると,dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先フォルダにdatabaseというフォルダが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。
  8. hcmdssrvコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  9. 実行系ノードでHitachi Command Suiteをアンインストールします。
  10. 実行系ノードで,不要になったファイルやフォルダ(クラスタ環境内でのインストール中に作成されたファイルやフォルダなど)をすべて削除します。
  11. クラスタ管理アプリケーションで,Hitachi Command Suite製品のサービスを登録していたリソースグループを待機系ノードに移動します。
  12. 待機系ノードでHitachi Command Suiteをアンインストールします。
  13. 待機系ノードで,不要になったファイルやフォルダ(クラスタ環境内でのインストール中に作成されたファイルやフォルダなど)をすべて削除します。
  14. 次のリソースがほかのアプリケーションによって使用されていない場合は,クラスタ管理アプリケーションで,そのリソースをオフラインにしてから削除します。
    • IPアドレス
    • 共有ディスク
  15. Hitachi Command Suite製品のサービスを登録しているリソースグループが不要になった場合は,そのリソースグループも削除します。
  16. 残したリソースグループを継続して使用する場合,フェールオーバーを有効にします。
    手順6でフェールオーバーを抑止したリソースについて次の設定を行ってください。

    Microsoft Cluster Serviceを使用する場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[詳細設定]タブで,[再開する]を選択します。

    Windows Server Failover Clusteringを使用する場合:
    リソース名を右クリックし,[プロパティ]-[ポリシー]タブで次の項目を選択します。
    ・[リソースが失敗状態になった場合は、現在のノードで再起動を試みる
    ・[再起動に失敗した場合は、この役割のすべてのリソースをフェールオーバーする](または[再起動に失敗した場合は、このサービスまたはアプリケーションのすべてのリソースをフェールオーバーする])

関連項目

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright© 2010, 2014, Hitachi, Ltd.