Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Device ManagerのCIM/WBEMを使用すると,SMI-Sで規定された次の機能を利用できます。
- オブジェクト操作機能
- Device Managerが準拠しているSMI-Sの仕様では,ストレージネットワークを構成するストレージシステム,仮想ストレージシステム,スイッチ,ホストなどの機器に対するインターフェースが規定されています。各機器を管理する上で管理サービスが提供する必要のある機能は,機器ごとにプロファイルとしてまとめられています。
- Device ManagerのCIM/WBEM機能が対象とするプロファイルは,Arrayプロファイルとそのサブプロファイルです。Arrayプロファイルには,ストレージシステムに対するインターフェースが規定されています。
- インディケーション通知機能
- インディケーションは,CIMで定義されるイベント通知機能です。CIMサーバで発生したイベント(CIMインスタンスの生成や削除など)の情報を示すインディケーションインスタンスを,CIMクライアントに通知します。インディケーションの通知を受けるには,事前にインディケーションの送信先と送信条件をCIMサーバに登録する必要があります。登録方法については,SNIAのウェブサイトを参照してください。
- Device Managerでは,次に示すイベントの発生を通知します。
- ボリュームの作成
- ボリュームの削除
- LUNパスの割り当て
- LUNパスの解除
- サービスディスカバリー機能
- Device Managerでは,SLP(Service Location Protocol)を用いたサービスディスカバリー機能を提供します。
- SLPは, IETFで標準化が進められているプロトコルで,ネットワーク上で提供されているサービスを発見する仕組みを提供します。SLPについては,RFC2608を参照してください。
- SLPのクライアントはサービスの種類を指定するだけで,利用できるサービスのアクセス情報(URLなど)やサービスの属性についての情報を取得できます。
- Device Managerでは,Device ManagerサーバがSLPを用いてWBEMサービスの情報を通知します。
- 性能情報取得機能
- Device Managerでは,ストレージシステムの性能情報として,次の情報を取得します。
- ポートに関する情報
総I/O数
データ転送量- ボリュームに関する情報
総I/O数
データ転送量
読み込みI/O数
キャッシュヒットした読み込みI/O数
書き込みI/O数
キャッシュヒットした書き込みI/O数
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