Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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6.6.2 管理サーバがSolarisまたはRed Hat Enterprise Linuxの場合

管理サーバがSolarisまたはRed Hat Enterprise Linuxの場合のセットアップ手順は次のとおりです。各製品での手順の詳細については,JP1/IMおよびJP1/Baseのマニュアルを参照してください。

  1. 管理クライアントにJP1/IM - Viewをインストールしてください。
  2. 管理サーバにJP1/BaseとJP1/IM - Managerをインストールしてください。
  3. JP1/Baseの環境設定をしてください。
  4. syslogファイルに出力された情報のうち,どのログをJP1/IMの統合コンソールに通知するかをJP1/Baseの動作定義ファイル(jevlog.conf)に設定します。
    動作定義ファイルは次の場所に格納してください。
    /etc/opt/jp1base/conf/jevlog.conf
    重要
    • syslogファイルのデフォルトは,Solarisの場合は/var/adm/messages,Red Hat Enterprise Linuxの場合は/var/log/messagesです。
    • 動作定義ファイルの名称をjevlog.conf以外に変更することはできますが,その場合,jevlogstartコマンドでファイル名を指定する必要があります。詳細については,JP1/Baseのマニュアルを参照してください。
    動作定義ファイルの作成例を次に示します。
    • Device Managerの場合(Solaris)
      FILETYPE =SEQ
      RECTYPE =VAR '\n'
      ACTDEF =<Error>0         ".*KAID.*-E"
      ACTDEF =<Warning>0       ".*KAID.*-W"
      ACTDEF =<Information>0   ".*KAID.*-I"
      
    • Device Managerの場合(Red Hat Enterprise Linux)
      FILETYPE =SEQ2
      ACTDEF =<Error>0 "KAID.*-E"
      ACTDEF =<Warning>0 "KAID.*-W"
      ACTDEF =<Information>0 "KAID.*-I"
      
    • Tiered Storage Managerの場合(Solaris)
      FILETYPE =SEQ
      RECTYPE =VAR '\n'
      ACTDEF =<Error>0 ".*KATS.*-E"
      ACTDEF =<Warning>0 ".*KATS.*-W"
      ACTDEF =<Information>0 ".*KATS.*-I"
      
    • Tiered Storage Managerの場合(Red Hat Enterprise Linux)
      FILETYPE =SEQ2
      ACTDEF =<Error>0 ".*KATS.*-E"
      ACTDEF =<Warning>0 ".*KATS.*-W"
      ACTDEF =<Information>0 ".*KATS.*-I"
      
    <Error><Warning><Information>の横の数字はJP1/IMに通知する際のイベントIDを指定します。指定できる範囲については,JP1/Baseのマニュアルを参照してください。
  5. jevlogstartコマンドを実行して,ログファイルトラップを起動してください。
    Red Hat Enterprise Linuxでjevlogstartコマンドを実行したとき,標準出力に表示されたIDを控えておいてください。ログファイルトラップ機能を停止するために,そのIDを指定する必要があります。

    (例)
    # /opt/jp1base/bin/jevlogstart syslogファイル
    重要
    ログファイルトラップを停止するには,jevlogstopコマンドを使用します。

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