Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
イベント通知機能を使用する場合,SMTPサーバに接続します。接続時にSMTP認証を使用する場合は,hdvmmodmailuserコマンドでDevice Managerサーバに認証用のユーザーアカウントを設定する必要があります。
- 参考
- Tiered Storage Manager CLIまたはLegacyモードのTiered Storage Manager GUIで実行したタスクについて通知する場合,htsmmodmailuserコマンドでTiered Storage Managerサーバに認証用のユーザーアカウントを設定する必要があります。
- この項の構成
- (1) hdvmmodmailuserコマンド
- (2) htsmmodmailuserコマンド
hdvmmodmailuserコマンドを使用したSMTP認証ユーザーの設定は,アラートおよびヘルスチェック結果のEメール通知と同じです。アラートまたはヘルスチェック結果のEメール通知でSMTP認証ユーザーを設定した場合は,ここでの設定は不要です。
hdvmmodmailuserコマンドの記述形式を次に示します。
形式
- Windowsの場合:
- <Device Manager サーバのインストールフォルダ>\HiCommandServer\tools\hdvmmodmailuser.bat -u <Device ManagerのユーザーID> -p <Device Managerのパスワード> <SMTP認証ユーザーID> [<SMTP認証パスワード>]
- SolarisまたはLinuxの場合:
- <Device Manager サーバのインストールディレクトリ>/HiCommandServer/tools/hdvmmodmailuser.sh -u <Device ManagerのユーザーID> -p <Device Managerのパスワード> <SMTP認証ユーザーID> [<SMTP認証パスワード>]
オプション
- -u <Device ManagerのユーザーID>
- リソースグループとしてAll Resourcesが割り当てられ,Device ManagerのロールとしてAdminが設定されているユーザーIDを指定してください。
- -p <Device Managerのパスワード>
- uオプションに指定した<Device ManagerのユーザーID>でDevice Managerにログインするときのパスワードを指定してください。
- <SMTP認証ユーザーID>
- SMTP認証に使用するユーザーIDを指定してください。
- <SMTP認証パスワード>
- SMTPサーバにログインするときのパスワードを指定してください。
- 注意
- Device ManagerサーバでSMTP認証の設定を有効にしても,SMTP認証ユーザーを登録していない場合,SMTP認証を使用しないで,メールが送信されます。
- Device Managerサーバに設定できるSMTP認証ユーザーは,1つだけです。コマンドを実行するたびに,設定されているSMTP認証ユーザーの情報は更新されます。
- Device Managerサーバで設定したSMTP認証ユーザーの情報は削除できません。
なお,hdvmmodmailuserコマンドで設定した内容を有効にするためには,hdvmmodmailuserコマンドを実行したあと,Hitachi Command Suite製品のサービスを再起動する必要があります。
htsmmodmailuserコマンドは,次の場所に移動してから実行してください。
- Windowsの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールフォルダ>\bin- SolarisまたはLinuxの場合:
<Tiered Storage Managerサーバのインストールディレクトリ>/binhtsmmodmailuserコマンドの記述形式を次に示します。
形式
htsmmodmailuser -u <Tiered Storage ManagerのユーザーID> -p <Tiered Storage Managerのパスワード> <SMTP認証ユーザーID> <SMTP認証パスワード>
オプション
- -u <Tiered Storage ManagerのユーザーID>
- Device ManagerのリソースグループとしてAll Resourcesが割り当てられ,Tiered Storage ManagerのAdmin権限を持つユーザーIDを指定してください。
- -p <Tiered Storage Managerのパスワード>
- uオプションに指定した<Tiered Storage ManagerのユーザーID>でTiered Storage Managerにログインするときのパスワードを指定してください。
- <SMTP認証ユーザーID>
- SMTP認証に使用するユーザーIDを指定してください。
- <SMTP認証パスワード>
- SMTPサーバにログインするときのパスワードを指定してください。
なお,htsmmodmailuserコマンドで設定した内容を有効にするためには,htsmmodmailuserコマンドを実行したあと,Hitachi Command Suite製品のサービスを再起動する必要があります。
- 注意
- 次の両方の条件に当てはまる場合,tcshまたはbashなどの257バイト以上のコマンドが入力できるシェルから実行してください。
- SolarisまたはLinux上で稼働しているTiered Storage Managerからhtsmmodmailuserコマンドを実行する
- コマンド長が256バイトを超える
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