Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)
Hitachi Command Suite製品の警告バナーに表示するメッセージは,テキストエディターなどを使って作成し,hcmdsbannerコマンドを実行して登録します。
- Administrator 権限(Windowsの場合)またはroot(SolarisまたはLinuxの場合)でのログイン
警告バナーに表示するメッセージを作成および登録するには:
- テキストエディターなどを使い,メッセージを作成します。
英語(bannermsg.txt)と日本語(bannermsg_ja.txt)のメッセージのサンプルファイルが次の場所にあります。このサンプルファイルはインストールの際に上書きされてしまうので,利用する場合はコピーしたものを編集してください。
- Windowsの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\sample\resource- SolarisまたはLinuxの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/sample/resource
メッセージのひな形を次に示します。
<center><b>警告</b></center> これは{会社名}のコンピュータシステムです。このコンピュータシステムは,承認を受けた人だけがその業務のためにのみ使用できます。承認を受けない人からのアクセスや使用があった場合,侵入者として刑事,民事,および行政上の訴訟を提起する場合があります。<br> 犯罪捜査を含む公の目的のために,このコンピュータシステムに対するすべてのアクセスの履歴は,責任者によって傍受,記録,読み取り,複写,および開示される場合があります。アクセスした人に関する私的な機密情報についても機密性とプライバシーの要件に従って暗号化され,アクセス履歴として記録されます。このシステムを使用する人は,承認を受けているかどうかに関係なく,上記の条件に同意したものとみなします。このシステムにおいてプライバシーの権利はありません。- hcmdsbannerコマンドを実行して,メッセージを登録します。
- Windowsの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>\bin\hcmdsbanner /add /file <ファイル名> [/locale <ロケール名>]- SolarisまたはLinuxの場合:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmdsbanner -add -file <ファイル名> [-locale <ロケール名>]
- <ファイル名>
- メッセージを格納したファイルを絶対パスで指定します。SolarisまたはLinuxの場合,空白を含むパスは指定しないでください。
- <ロケール名>
- メッセージに使用した言語のロケールを指定します(英語はen,日本語はjaです)。省略すると,ロケールに関係なく,登録したメッセージが常に警告バナーに表示されます(デフォルトのロケールのメッセージとして登録されます)。
- GUIを複数のロケールで使用する場合,同じ内容のメッセージをロケールごとに別の言語で登録しておくと,Webブラウザーのロケールに合わせて,メッセージを自動的に切り替えられます。
- 1つのWebブラウザーに複数の言語が設定されている場合,警告バナーのロケールはWebブラウザーの言語の優先順位に従います。
重要
- 指定したロケールのメッセージがすでに登録されていた場合に,hcmdsbannerコマンドを実行すると,上書き更新されます。
参考
- 次の場合はGUIからも操作できます。
- ロケールを指定せずにメッセージを登録する場合
- hcmdsbannerコマンドでlocaleオプションを省略して登録したメッセージを編集する場合
- ただし,GUIから操作する場合は,次の制限があります。
- 使用できるHTMLタグに制限があります。
- クラスタ構成の環境の場合は,実行系ノードだけに反映されます。待機系ノードに反映するときは,ノードを切り替えてから同一の操作を実施してください。
メッセージが管理サーバに登録され,Hitachi Command Suite製品のログイン画面に表示されます。
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