Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド(Web Version)

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1.1.2 ソフトウェア構成

Device ManagerおよびTiered Storage Managerを使用する場合のソフトウェア構成を次に示します。

Hitachi Command Suite
次のコンポーネントから構成されています。

Hitachi Command Suite共通コンポーネント
ユーザーアカウントの管理やセキュリティ監視などHitachi Command Suite製品で共通の機能を提供するコンポーネントです。

Device Managerサーバ
ストレージシステムのボリュームを管理するためのコンポーネントです。
注意
1つのDevice Managerサーバで,分割ストレージごとに複数のストレージ管理者のアカウントを使い分けることはできません。個々の分割ストレージを管理したい場合は,分割ストレージごとにDevice Managerサーバを用意する必要があります。

Tiered Storage Managerサーバ
ストレージシステムのボリュームをマイグレーションするためのコンポーネントです。

Replication Managerサーバ
ストレージシステムのボリュームを複製するためのコンポーネントです。

Host Data Collector
ホスト(通常ホスト,仮想マシンおよび仮想化サーバ)の情報,および各ホストで利用されているボリュームの情報を収集するためのコンポーネントです。
重要
別マシンにHost Data Collectorだけをインストールすることもできます。

Device Managerエージェント
ホストやストレージシステムの情報を収集してDevice Managerサーバに通知するコンポーネントです。次の運用を行う場合に必要です。

コピーペアの管理
RAID ManagerまたはP9000 RAID Managerと連携して,Device ManagerまたはReplication Managerでコピーペアの作成や構成変更,状態変更を行う場合に必要です。

性能情報の取得
Device ManagerのCIM/WBEM機能を使用して,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VMおよびHitachi USPの性能情報を取得する場合に必要です。
重要
次のOSでは,Global Link Managerエージェントが自動的にインストールされます。
  • Windows
  • Solaris 9(SPARC)
  • Solaris 10(SPARC)
  • Solaris 11(SPARC)
  • HP-UX
Global Link Managerエージェントは,ホストとストレージシステムとの間のLUNパス管理にDMP(VxVMのDynamic Multipathing機能)やHP-UX マルチパスを使用している場合に,Global Link Managerサーバと通信して,LUNパスに関する情報を通知したり,ホストに必要な設定をしたりするために必要です。

RAID Manager またはP9000 RAID Manager
ストレージシステム上のコピーペアを制御するためのプログラムです。
コピーペアの構成や状態をDevice Managerで管理する場合に必要です。

GUI
Webベースのグラフィカルインターフェースです。

CLI
キャラクターベースのインターフェースです。システムの初期導入時や,同じ設定変更を大量に実施する際などには,CLIを使用することで,作業を効率化できます。

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