Hitachi Command Suite Software インストールガイド
Device Managerエージェントをインストールするマシン環境がインストール要件を満たしているかを確認します。要件を満たしていない場合,インストール時にエラーが発生するおそれがあります。
- 次の名称のディレクトリを使用して,シンボリックリンクを作成している環境には,Device Managerエージェントをインストールしないでください。
/usrディレクトリ
/usr/HDVM以下のすべてのサブディレクトリ
/var/HDVM以下のすべてのサブディレクトリ
/varディレクトリ
/var/HBaseAgent以下のすべてのサブディレクトリ
/var/tmpディレクトリ- バージョン8.0.0.3~8.0.0.5のIBM XL C/C++ Enterprise Edition V8 for AIX Runtimeを適用している場合,次のどちらかの条件を満たすとき,Device Managerエージェントの上書きインストールがハングアップします。
Device Managerエージェントを使用する際,IBM XL C/C++ Enterprise Edition V8 for AIX Runtimeをバージョン8.0.0.6以降にアップグレードするか,修正パッチ(APAR IY87291)を適用してください。修正パッチ(APAR IY87291)の詳細については,IBM社のWebサイトを参照してください。
- バージョン05-80以降から05-90より前のDynamic Link Managerがインストールされているとき
- バージョン05-00~05-10-03のDevice Managerエージェントがインストールされているとき
IBM XL C/C++ Enterprise Edition V8 for AIX Runtimeのバージョンは,次のコマンドで確認できます。
# lslpp -L xlC.aix50.rte- AIXには,バッファーオーバーフローを利用した攻撃からシステムを保護するSED(Stack Execution Disable)機能があります。SEDのモードをallに設定している場合,Device Managerエージェントをインストールする前にall以外のモードに変更する必要があります。次のコマンドを実行して,SEDのモードをall以外に変更してください。
sedmgrコマンドの詳細については,AIXのドキュメントを参照してください。
# sedmgr -m {select|off|setidfiles}
Device Managerエージェントのインストール後にSEDのモードをallに戻す場合は,Device Managerエージェントが使用するjavaプロセスをSEDの保護対象から外す必要があります。詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。
- 3.2.1 ホストの前提環境(OS共通)
- 3.3.3 Device Managerエージェントをインストールする(UNIX)
- マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」
- AIXのドキュメント
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