Hitachi Command Suite Software インストールガイド
Device Managerエージェントをインストールするマシン環境がインストール要件を満たしているかを確認します。要件を満たしていない場合,インストール時にエラーが発生するおそれがあります。
- Device Manager エージェントはIPv6だけの環境をサポートしていません。IPv6環境で使用する場合は,IPv4とIPv6の両方で使用できるようOSを設定してください。
- Device Managerエージェントのインストールを開始する前に,実行中のプログラムをすべて終了してください。
- OSにバンドルされているファイアウォール機能の中には,ローカルホスト内のソケット通信も遮断するものがあります。ローカルホスト内のソケット通信が遮断される環境では,Hitachi Command Suite製品のインストールおよび運用ができません。OSが提供しているファイアウォールを設定する場合,ローカルホスト内のソケット通信を遮断しないように設定してください。
- セキュリティ監視プログラムがインストールされていないかどうか確認してください。インストールされている場合,セキュリティ監視プログラムを一時的に停止する,または設定を変更して,Device Managerのインストールが妨げられないようにしてください。
- バージョン05-70以降のDevice Managerエージェントは,2007年から米国およびカナダで適用された新しいDaylight Saving Time(DST:サマータイム)に対応しています。米国およびカナダのタイムゾーンでDevice Managerエージェントを使用する場合,各OSベンダーが提供する情報に従って,ホストのOSを新しいDSTに対応するよう設定してください。ホストのOSが対応しない場合,Device Managerエージェントも新しいDSTに対応できません。
- Device Managerエージェントを上書きでインストールする場合,インストール中に次のコマンドを実行しないでください。また,次のコマンドを実行中に,Device Managerエージェントをインストールしないでください。
実行すると,上書きインストールが不完全な状態で終了することがあります。実行した場合は,インストール終了後にマシンを再起動してください。マシンを再起動すると,上書きインストールが完了します。
- hbsasrv
- hdvmagt※1
- hdvmagt_setting
- hdvmagt_account※2
- hdvmagt_schedule※2
- HiScan
- hldutil
- stop_hdvmagt※1
- TIC
注※1 バージョン05-00より前のDevice Managerエージェントのコマンドです。
注※2 バージョン7.0より前のDevice Managerエージェントのコマンドです。- 上書きインストールでは,既存のバージョンより前のバージョンまたはリビジョンに戻すことはできません。上書きインストールするDevice Managerエージェントのバージョンが,既存のバージョンと同じか,既存のバージョンより新しいことを確認してください。以前のバージョンまたはリビジョンのDevice Managerエージェントをインストールしたい場合には,既存のDevice Managerエージェントをいったんアンインストールしてください。
- バージョン6.0以降のDevice Managerエージェントがインストールされている環境には,バージョン5.9以前のReplication Monitorエージェントをインストールしないでください。
- Replication Monitorのエージェントは,バージョン6.0以降,Device Managerエージェントに統合されています。このため,バージョン5.9以前のReplication Monitorエージェントがインストールされている環境に,バージョン6.0以降のDevice Managerエージェントを更新インストールすると,Replication Monitorエージェントは自動的にアンインストールされます。また,Windowsの[プログラムの追加と削除]画面にReplication Monitorエージェントのパッケージ情報が表示されなくなります。
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