Tiered Storage Manager Software CLI リファレンスガイド
CancelTaskコマンドは,指定した待機中(Standby状態)のタスクをキャンセルします。キャンセルに成功した場合には,タスクの状態は,待機中(Standby)から「終了(キャンセル)」(Cancel)に変わります。このコマンドの実行によって,ボリュームのマイグレーションボリューム予約は解除されます。
次のタスクはキャンセルできません。
- 動作中(Active)のタスク
- 終了状態(End)のタスク
- リフレッシュの状態が「実行中」または「終了(失敗)」であるストレージドメインの中にあるタスク
- この項の構成
- (1) 記述形式
- (2) オプション
- (3) パラメーター
- (4) 出力項目
- (5) コマンド指定例と実行結果
htsmcli [ サーバのロケーション] CancelTask [ 共通オプション ] [ --emergency ] id=タスクID
- --emergency
- このオプションを指定すると,リフレッシュに失敗したストレージドメイン内の待機状態(Standby)のタスクに対して,強制的にタスクとボリュームタスクを終了します。
- 省略した場合,タスクおよびボリュームタスクは強制的に終了されません。
重要
- Device Managerやストレージシステムが正常な状態のときに,--emergencyオプションを指定すると,タスクのボリュームが予約されたままになるなど,Tiered Storage Managerの管理情報とDevice Managerやストレージシステムの情報が不一致となります。このオプションを実行したあとは,次のどちらかの操作をしてください。
- 対象のストレージシステムがある場合
Device Managerでストレージシステムのリフレッシュを実行してください。- 対象のストレージシステムがない場合
Device Managerからストレージシステムを削除してください。
パラメーター名 説明 id タスクIDを指定します。
タスクIDは,GetTasksコマンドなどで,タスクの情報が出力される時にID属性として表示されます。
出力項目はありません。
- コマンド指定例:
タスクIDがTK1ev677guのタスクをキャンセルします。htsmcli CancelTask id=TK1ev677gu- 実行結果:
このコマンドには,出力情報はありません。
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