Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド

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4.5.4 GetAlerts

GetAlertsコマンドは,Device Managerサーバによって以前に生成されたアラートメッセージを取得します。取得するアラートは,時刻とメッセージ数を指定することで制限できます。

取得するアラートメッセージ数を制限する条件を指定しないと,実行結果には,すべてのアラートについての情報が出力されます。

HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,Hitachi SMS,およびSANRISE9500Vの場合,ハードディスク障害のアラートを検出すると,Alertインスタンスのcomponent属性に障害が発生したドライブの番号が次のどちらかの形式で出力されます。

このドライブの番号は,ハードディスクの物理的な位置を示す番号ではありません。ハードディスクの物理的な位置は,Unitの位置とHDUの位置で示します。これらの位置情報が出力されない場合,ドライブ番号を使って計算する必要があります。

計算に使用する変数および関数を次に示します。

Unitの位置とHDUの位置を特定する計算方法を次に示します。

パラメーター

表4-98 GetAlertsコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
countfilter 任意 取得するメッセージの最大数
省略した場合,取得するアラートの数は制限されません。
timefilter 任意 その日時以降のメッセージだけを要求します。
要求形式は,YYYY/MM/DD HH:MM:SSです。省略した場合,取得するアラートの数は制限されません。

事前に取得するパラメーター値

ありません。

コマンド実行例

HiCommandCLI GetAlerts -o D:\logs\GetAlerts.log "countfilter=2" "timefilter=2002/04/01 00:00:00"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of Alerts

  Contains 2Alert instances:
    An instance of Alert
      number=2
      type=Server
      source=ARRAY.HDS9970V.35001
      severity=3
      component=DKUドライブ
      description=DKUドライブにおいてSeriousエラーが検出されました。
      actionToTake=カスタマサポート部へ連絡してください。
      data=コンポーネントは停止しています.
      timeOfAlert=2003/01/06 20:13:56
    An instance of Alert
      number=1
      type=Server
      source=ARRAY.HDS9970V.35001
      severity=4
      component=DKCプロセッサ
      description=DKCプロセッサにおいてModerateエラーが検出されました。
      actionToTake=カスタマサポート部へ連絡してください。
      data=コンポーネントは完全には動作しません.
      timeOfAlert=2003/01/06 20:13:51

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