Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド
GetAlertsコマンドは,Device Managerサーバによって以前に生成されたアラートメッセージを取得します。取得するアラートは,時刻とメッセージ数を指定することで制限できます。
取得するアラートメッセージ数を制限する条件を指定しないと,実行結果には,すべてのアラートについての情報が出力されます。
HUS100,Hitachi AMS2000/AMS/WMS,Hitachi SMS,およびSANRISE9500Vの場合,ハードディスク障害のアラートを検出すると,Alertインスタンスのcomponent属性に障害が発生したドライブの番号が次のどちらかの形式で出力されます。
- Disk Drive #ドライブ番号 ( Unitの位置 - HDUの位置 )
- Disk Drive #ドライブ番号
このドライブの番号は,ハードディスクの物理的な位置を示す番号ではありません。ハードディスクの物理的な位置は,Unitの位置とHDUの位置で示します。これらの位置情報が出力されない場合,ドライブ番号を使って計算する必要があります。
計算に使用する変数および関数を次に示します。
- n:コマンド実行結果に出力されたドライブの番号を示します。
- INT:計算の結果の小数点を切り捨て,整数を取得します。
- MOD:数値を除算したときの剰余を取得します。
Unitの位置とHDUの位置を特定する計算方法を次に示します。
- Hitachi AMS2000,Hitachi AMS/WMS,およびHitachi SMSの場合
Unitの位置 = INT(n÷15)
HDUの位置 = n MOD 15
- 例:
- nが17のとき
- Unitの位置 = INT(17÷15) = 1
- HDUの位置 = 17 MOD 15 = 2
- SANRISE9500Vの場合
n≦13のとき
Unitの位置 = 0
HDUの位置 = n
n>13のとき
Unitの位置 = INT((n+1)÷15)
HDUの位置 = (n+1) MOD 15
- 例:
- nが12のとき
- Unitの位置 = 0
- HDUの位置 = 12
- nが17のとき
- Unitの位置 = INT((17+1)÷15) = 1
- HDUの位置 = (17+1) MOD 15 = 3
パラメーター名 指定のレベル 説明 countfilter 任意 取得するメッセージの最大数
省略した場合,取得するアラートの数は制限されません。timefilter 任意 その日時以降のメッセージだけを要求します。
要求形式は,YYYY/MM/DD HH:MM:SSです。省略した場合,取得するアラートの数は制限されません。ありません。
HiCommandCLI GetAlerts -o D:\logs\GetAlerts.log "countfilter=2" "timefilter=2002/04/01 00:00:00"RESPONSE: An instance of Alerts Contains 2Alert instances: An instance of Alert number=2 type=Server source=ARRAY.HDS9970V.35001 severity=3 component=DKUドライブ description=DKUドライブにおいてSeriousエラーが検出されました。 actionToTake=カスタマサポート部へ連絡してください。 data=コンポーネントは停止しています. timeOfAlert=2003/01/06 20:13:56 An instance of Alert number=1 type=Server source=ARRAY.HDS9970V.35001 severity=4 component=DKCプロセッサ description=DKCプロセッサにおいてModerateエラーが検出されました。 actionToTake=カスタマサポート部へ連絡してください。 data=コンポーネントは完全には動作しません. timeOfAlert=2003/01/06 20:13:51
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