Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド

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4.4.10 ImportHosts

ImportHostsコマンドは,ホストの情報を入力ファイル(CSV形式のホスト情報ファイル,およびマッピング定義ファイル)からインポートします。また,入力ファイルの情報をチェックします。

ここでは,ImportHostsコマンドの書式やパラメーターについて説明しています。入力ファイルの作成方法やImportHostsコマンドを使用したインポート機能の運用方法については,「7. インポート機能」を参照してください。

重要
  • ホストを追加する場合,インポートしたホストは,通常ホストまたは仮想化サーバとして登録されます。
  • ホストの情報を更新(上書き)する場合,更新対象のホストが手動で登録したホスト(AddHostコマンドまたはHostScanコマンドで登録したホスト)であることを確認してください。ImportHostsコマンドでは,Device ManagerのGUIやCLIを使用して手動で登録した通常ホストまたは仮想化サーバだけが更新されます。
注意
ホストの情報を更新(上書き)する場合,ホスト情報ファイルの該当するレコードにすべての情報が記載されている必要があります。
例えば,ホストのIPアドレスだけを変更する場合,ホスト情報ファイルには,IPアドレス以外の情報も記載する必要があります。記載されていない情報はDevice Managerから削除されます。

書式

入力ファイルをチェックする場合:

HiCommandCLI [URL] ImportHosts [オプション]
inputfile=ホスト情報ファイル名
[mappingfile=マッピング定義ファイル名]
[resultfilepath=チェック結果出力ファイルおよびエラー情報出力ファイルの出力先]
[function=check]

ホストの情報をインポートする場合:

HiCommandCLI [URL] ImportHosts [オプション]
inputfile=ホスト情報ファイル名
[mappingfile=マッピング定義ファイル名]
[resultfilepath=エラー情報出力ファイルの出力先]
function=import [overwrite={true|false}]

パラメーター

表4-89 ImportHostsコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
inputfile 必須 ホスト情報ファイル名
ホストの情報を記載したCSV形式のファイルを,絶対パスまたは相対パスで指定します。
Device Managerに登録できないホストが記載されていた場合,そのレコードを無視して後続のレコードが登録されます。ただし,ホスト情報ファイル内に同じ名前のホストが複数記述されている場合は,最初のホストだけが登録されます。最初のホストがエラーになった場合も,以降の同名ホストは登録されません。
mappingfile 任意 マッピング定義ファイル名
ホスト情報ファイルの内容とインポートするホスト情報を対応付けたプロパティ形式のファイルを,絶対パスまたは相対パスで指定します。
このパラメーターを省略した場合,Device Manager CLIのインストール先にあるimport.propertiesがマッピング定義ファイルとして使用されます。
resultfilepath 任意 チェック結果出力ファイルおよびエラー情報出力ファイルの出力先
チェック機能を実行した場合に出力されるチェック結果出力ファイルや,チェック機能またはインポート機能で警告やエラーが発生した場合に出力されるエラー情報出力ファイルの出力先を,絶対パスまたは相対パスで指定します。
このパラメーターを省略した場合,Device Manager CLIのインストール先に出力されます。
function 任意 実行する処理の種別
  • check
    入力ファイルの情報の形式が正しいかをチェックする
  • import
    ホストの情報をインポートする
このパラメーターを省略した場合,checkが指定されたと見なされます。
overwrite 任意 すでに同じ名前のホストがDevice Managerに登録されていた場合に,そのホストの情報を更新(上書き)するかどうかを指定します。
  • true:更新する
  • false:更新しない
trueを指定した場合,Device ManagerのGUIやCLI(AddHostコマンドまたはHostScanコマンド)で手動で登録したホストだけが更新されます。
このパラメーターを省略した場合,falseが指定されたと見なされます。
パラメーターfunctioncheckを指定した場合,このパラメーターの指定は無視されます。

事前に取得するパラメーター値

ありません。

コマンド実行例1

この例では,パラメーターfunctioncheckを指定して入力ファイルをチェックします。

HiCommandCLI ImportHosts "function=check" "inputfile=D:\work\hostImport.csv" "mappingfile=D:\work\import.properties" "resultfilepath= D:\work"

コマンド実行結果1

RESPONSE:
Verification of records from 1 to 15 
in "D:\work\hostImport.csv" is complete.
    Number of hosts that can be imported = 10
    Number of hosts that cannot be imported = 5
    Number of hosts that can be imported but for which a warning was given = 1
    See "D:\work\ImportHostsCheckResult-20120515113355.txt" for information about the hosts that can be imported.
    See "D:\work\ImportHostsResult-20120515113355.log" for details about errors and warnings.

コマンド実行結果は標準出力に表示されます。表示されるメッセージに従って出力ファイルの内容を確認してください。

出力項目の意味を次に示します。

コマンド実行例2

この例では,パラメーターfunctionimportを指定して,ホストの情報をインポートします。

HiCommandCLI ImportHosts "function=import" "inputfile=D:\work\hostImport.csv" "mappingfile=D:\work\import.properties" "resultfilepath= D:\work" "overwrite=true"

コマンド実行結果2

RESPONSE:
The import of records from 1 to 10 
in "D:\work\hostImport.csv" is complete.
    Number of hosts added = 5
    Number of hosts updated = 2
    Number of hosts that failed = 3
    Number of hosts added or updated with a warning = 2
    See "D:\work\ImportHostsResult-20120515113355.log" for details about errors and warnings.

コマンド実行結果は標準出力に表示されます。出力ファイルがある場合,表示されるメッセージに従ってファイルの内容を確認してください。

出力項目の意味を次に示します。

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