Hitachi Command Suite Software CLI リファレンスガイド

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4.1.23 DeleteStorageArray

DeleteStorageArrayコマンドは,ストレージシステム(SMI-S enabledストレージシステムを含む)をDevice Managerサーバの管理対象から取り除きます。このコマンドを実行しても,Device Managerの管理対象外となるだけで,ストレージシステムの構成は変更しません。

重要
DeleteStorageArrayコマンドの実行結果がエラーとなった場合は,エラーメッセージに従って対処したあとで,再度,DeleteStorageArrayを実行してください。DeleteStorageArrayを実行すると,対象のストレージシステムの構成情報は複数のトランザクションに分割されてDevice Managerのデータベースから削除されます。このため,処理の途中でエラーが発生すると,Device Managerのデータベースが不整合な状態となり,削除したストレージシステムの情報がDevice Managerのデータベースに残っていることがあります。エラーの原因を解消して,再度,ストレージシステムを削除してください。

書式

SMI-S enabledストレージシステム以外のストレージシステムの場合:

HiCommandCLI [URL] DeleteStorageArray [オプション]
serialnum=シリアル番号 model=モデル

SMI-S enabledストレージシステムの場合:

HiCommandCLI [URL] DeleteStorageArray [オプション]
saobjid=SMI-S enabledストレージシステムのオブジェクトID

パラメーター

表4-26 DeleteStorageArrayコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
serialnum 任意 削除するストレージシステムのシリアル番号
削除対象がSMI-S enabledストレージシステムの場合は指定できません。
model 任意 削除するストレージシステムのモデル
削除対象がSMI-S enabledストレージシステムの場合は指定できません。
saobjid 任意 削除するSMI-S enabledストレージシステムのオブジェクトID

注※
パラメーターserialnummodelを同時に指定するか,パラメーターsaobjidを指定するかのどちらか一方を必ず行ってください。また,serialnummodelの組み合わせとsaobjidを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

saobjid
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のobjectID値をパラメーターsaobjidに指定してください。

コマンド実行例

HiCommandCLI DeleteStorageArray -o "D:\logs\DeleteStorageArray.log" "serialnum=10001" "model=HDS9980V"

コマンド実行結果

RESPONSE:
(Command completed; no data returned)

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