Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド
Compute Systems ManagerをDevice Managerと同じサーバにインストールし,Host Data Collectorをセットアップすると,それぞれが管理しているホストの情報が自動で同期されます。
Compute Systems Manager側でホストが登録または更新された際,Device Manager側に同名のホストがある場合はDevice Managerでもホストの情報が更新され,ない場合はDevice Managerのホストとして新たに登録されます。両方のソフトウェアで個別に操作する手間が省けて,管理効率が向上します。
ホストの情報を同期させるには次の条件があります。
- WWNまたはiSCSIネームを持つホストであること
Compute Systems Managerのホストのうち,WWNまたはiSCSIネームを持つホストの情報がDevice Managerに通知されます。Compute Systems Managerはホスト登録時にiSCSIネームを取得しませんが,iSCSIネームを持つDevice ManagerのホストはCompute Systems Managerにも登録されます。- Host Data Collectorを使用して情報が取得された通常ホストまたは仮想マシンであること
Device Managerのホストのうち,Host Data Collectorを使用して登録したホストの情報がCompute Systems Managerに通知されます。Compute Systems Managerのホストの情報も,Host Data Collector経由でDevice Managerに通知されます。Host Data Collector以外(Device Managerエージェント,ホスト検出など)の方法で登録したホスト,および仮想化サーバの情報は同期されません。Host Data Collectorのセットアップ方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Software システム構成ガイド」を参照してください。連携していても,Device ManagerまたはCompute Systems Managerで実施したホストの削除は,もう一方のソフトウェアには反映されません。Device Managerから一度削除したCompute Systems Managerのホストと再同期したい場合は,手動で再同期の操作を実施します。
Device ManagerからシングルサインオンでCompute Systems Managerを起動し,操作することもできます。
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