Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド
ユーザーグループを設定するときの条件を示します。
- ユーザーグループに割り当てたユーザーには,ユーザーグループに割り当てられたロールに基づいてDevice ManagerおよびTiered Storage Manager(GUI)の操作権限が付与されます。ユーザーグループには,リソースグループごとにAdmin,Modify,Viewのロールを割り当てられます。
- ユーザーは,ユーザーグループに割り当てられたリソースグループ内のリソースを操作できます。1つのリソースグループを,複数のユーザーグループに重複して割り当てられます。
- ビルトインユーザーグループは次のとおりです。どのユーザーグループにも,All Resourcesグループが割り当てられています。
- AdminGroup
Adminロールが割り当てられています。- ModifyGroup
Modifyロールが割り当てられています。- ViewGroup
Viewロールが割り当てられています。- PeerGroup
Peerロールが割り当てられています。インストール時にはHaUserアカウントが登録されています。
ユーザーにPeerロールを割り当てるには,PeerGroupにユーザーを登録してください。- SubmitGroup
JP1/Automatic Operation用のユーザーグループです。JP1/Automatic Operationのインストール時に作成されます。インストール直後は,SubmitGroupにはDevice ManagerおよびTiered Storage Managerのロールとリソースグループは割り当てられていません。- 1人のユーザーに複数のユーザーグループを割り当てることができます。ただし,ビルトインユーザーグループに割り当てられているユーザーは,ほかのユーザーグループに割り当てられません。
- Hitachi Command Suite(HCS)製品に登録した認可グループをユーザーグループとして使用できます。認可グループに割り当てられたロールは,そのネストグループに属するユーザーにも適用されます。
- ストレージシステムがVirtual Storage PlatformまたはHUS VMの場合,ロールが次のように設定されているときは,ユーザーに割り当てられたロールのうち最上位のロールがストレージシステム内のすべてのリソースグループに適用されます。
Virtual Storage PlatformおよびHUS VMを除くストレージシステムの場合,ユーザーグループにはリソースグループごとに異なるロールを割り当てられます。
- 1つのユーザーグループに同じストレージシステム内のリソースグループが複数割り当てられ,それぞれに異なるロールが設定されているとき
- 1人のユーザーが複数のユーザーグループに属していて,同じストレージシステム内のリソースグループに異なるロールが設定されているとき
図6-4 ユーザー,ユーザーグループ,リソースグループの設定例
図中の例では,ユーザーAは,リソースグループ1,リソースグループ2およびリソースグループ3にAdminロールで,リソースグループ4にViewロールでアクセスできます。ユーザーBは,リソースグループ3にModifyロールで,リソースグループ4にViewロールでアクセスできます。
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