Hitachi Command Suite Software ユーザーズガイド
SMI-S enabledストレージシステムのデータを日立製ストレージシステムのデータへ移行します。
この操作には,Tiered Storage Managerのライセンスの登録が必要です。
- 割り当て先のホスト名またはIPアドレス
- Externalポートへ割り当てられた,移行元のSMI-S enabledストレージシステムに関連するWWNおよびLUN
- Device ManagerのCLIのセットアップ(CLIでデータマイグレーションを実行する場合)
- Tiered Storage ManagerのCLIのセットアップ(CLIでデータマイグレーションを実行する場合)
- 移行元のSMI-S enabledストレージシステムのポートと移行先ストレージシステムのExternalポートのファイバーチャネル接続
- 移行元のSMI-S enabledストレージシステムのボリュームのExternalポートへの割り当て(SMI-S enabledストレージシステムの管理ツールで実施)
SMI-S enabledストレージシステムからデータを移行するには
- 移行先のストレージシステムおよび移行元のSMI-S enabledストレージシステムをHitachi Command Suite(HCS)に登録します。
GUIでストレージシステムを登録するか,またはDevice ManagerのCLIでAddStorageArrayコマンドを実行します。- ストレージシステムの接続先のホストを停止します。
以降の手順3~4は,ホストの停止時に実施する必要があるため,ホストの運用を考慮して計画を立ててください。- 移行元のSMI-S enabledストレージシステムのボリュームを,外部ボリュームとして移行先ストレージシステムへマッピングします。
GUIで外部ボリュームをマッピングするか,またはDevice ManagerのCLIでAddExternalArrayGroupコマンドを実行します。- 移行先のストレージシステムへマッピングした外部ボリュームをホストへ割り当てます。
GUIでボリュームを割り当てるか,または Device ManagerのCLIでAddLunコマンドを実行します。- ホストを起動して,ホスト(アプリケーション)のアクセス先を移行元から移行先のストレージシステムへ変更します。
アプリケーションの停止中に,ホストの設定ツールを使用して実施します。- 移行元のデータを移行先ストレージシステムの内部ボリュームに移行します。
GUIでデータマイグレーションを実行するか,またはTiered Storage ManagerのCLIで次のコマンドを実行します。
- CreateStorageTierコマンド
- CreateMigrationGroupコマンド
- CreateMigrationPlanコマンド
- CreateMigrationTaskコマンド
- ExecuteTaskコマンド
- 移行先ストレージシステムから移行元の外部ボリュームへのマッピングを解除します。
GUIで外部ボリュームへのマッピングを解除するか,またはDevice ManagerのCLIでDeleteExternalArrayGroupコマンドを実行します。- 移行元のSMI-S enabledストレージシステムをHCSの管理対象から削除します。
GUIでストレージシステムを削除するか,または Device ManagerのCLIでDeleteStorageArrayコマンドを実行します。Device ManagerおよびTiered Storage ManagerのCLIで使用するコマンドについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Software CLIリファレンスガイド」および「Hitachi Command Suite Tiered Storage Manager Software CLIリファレンスガイド」を参照してください。
移行元のSMI-S enabledストレージシステムのデータが移行先のストレージシステムの内部ボリュームとして使用できるようになり,移行元のSMI-S enabledストレージシステムは撤去できるようになります。
参考
- 移行先および移行元のストレージシステムが登録済みの場合は,最新の構成情報を取得するために移行先および移行元のストレージシステムの情報を更新してください。
- ストレージシステムの構成や規模によって,登録や更新に時間が掛かることがあるので,計画的に実施してください。
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