Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド
ナビゲーション プラットフォームで提供しているJavaのAPIを使用して新規画面に検索機能を追加する手順を次に示します。
- ナビゲーション プラットフォームで提供しているAPIを使用して,JSPファイルを作成します。
APIの詳細は,「6. APIリファレンス(カスタム画面開発の場合)」を参照してください。
- 補足事項
- カスタマイズしたナビゲーション プラットフォームのメニュー領域にデータを受け渡す場合は,session.setAttribute()メソッドおよびgetAttribute()メソッドを利用します。このとき,getAttribute()メソッドの第1引数には「ucnp」で始まる値またはuCosminexus Portal Frameworkの標準APIポートレットが使用している値は指定できません。
- また,新規画面を複数開発し,formタグなどを利用して新規画面から新規画面へ遷移したい場合は,「/ucnpBase」で始まるURLを指定する必要があります。例えば,遷移先の新規画面のファイルをポータルプロジェクトディレクトリ\ucnp\custom\jsp\userpage.jspに配置する場合は,URLに「/ucnpBase/ucnp/custom/jsp/userpage.jsp」と指定します。
- 必要に応じて,作成したJSPファイルにログアウト処理を追加します。
ログアウト処理の追加手順は,「4.3.2 ログアウト機能を追加する」を参照してください。
- 必要に応じて,作成したJSPファイルにほかのシステムからのデータを受け取る処理を追加します。
データを受け取るために必要なパラメタの詳細は,「4.3.3 任意のデータを受け取る機能を追加する」を参照してください。
- 作成したJSPファイルにセッション維持の処理を追加します。
通常のナビゲーション プラットフォームの画面のセッション維持は,ユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)のucnp.base.server.keepsession.intervalプロパティで設定しています。このプロパティの設定は,新規画面に対しては無効なため,専用の処理を追加してください。セッションタイムアウトの状態で検索機能が実行された場合,エラーが発生します。
- 完成したJSPファイルを格納します。
JSPファイル格納先の詳細は,「4.1.2 JSPファイルの格納先とパス」を参照してください。
- 補足事項
- JSPファイルの名称として使用できる文字は,半角英数字,半角アンダースコア(_),半角ピリオド(.),および半角ハイフン(-)です。JSPファイル名はURLの一部として使用されるため,そのことを考慮した名称にしてください。
- 開発環境のユーザプロパティファイル(ucnp_user.properties)を設定します。
設定するプロパティの詳細は,「4.4.3 ユーザプロパティファイルの設定」を参照してください。
すべての手順が完了したら,次の個所で説明されている手順を実施してください。
- <この項の構成>
- (1) 新規画面の表示例
- (2) iPad向け新規画面の注意事項
(1) 新規画面の表示例
検索機能を持つ新規画面の例を次に示します。
図4-3 新規画面の例
(2) iPad向け新規画面の注意事項
- 新規画面でログアウト後に画面を閉じる処理を実行させるJavaScriptは,次のように記載してください。
var lWindow = window.open('','_self');
lWindow.opener=window;
lWindow.close();
- 画面を閉じる処理を実行する画面がiframeなどを使用して複数のフレームで構成されている場合は,最上位のフレームに実装してください。
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