Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド

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3.13.2 プラグインが使用するメモリ使用量の測定手順

メモリ使用量の測定手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) J2EEサーバの再起動
(2) 業務コンテンツの実行
(3) GC(ガーベージコレクション)の実行
(4) ナビゲーション プラットフォームのJ2EEアプリケーションの停止
(5) 稼働統計の確認

(1) J2EEサーバの再起動

  1. npstartコマンド(起動)でナビゲーション プラットフォームを起動します。
  2. 次のURLにアクセスして,Cosminexus Management Serverにログインします。
    http://ホスト名:ポート番号/mngsvr/
    • ホスト名
      開発環境のJ2EEサーバマシンのホスト名またはIPアドレスです。
    • ポート番号
      Cosminexus Management Serverが使用するポート番号です。マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで」の手順どおりにセットアップした環境では,「28080」です。
  3. 運用管理ポータルの画面で[論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックし,論理サーバの起動/停止画面を表示します。
  4. ツリーから[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名]をクリックし,[起動/停止]タブを表示します。
    ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名は,マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで」の手順どおりにセットアップした環境では,「MyJ2EE」です。
  5. [停止]ボタンをクリックします。
  6. J2EEサーバが停止したら,[起動/停止]タブを表示し直します。
  7. [起動]ボタンをクリックします。
    J2EEサーバの再起動が完了します。

(2) 業務コンテンツの実行

  1. ナビゲーション プラットフォームにログインします。
  2. メモリ使用量を測定する業務コンテンツを選択します。
  3. [次へ]ボタンをクリックしながら最後まで業務コンテンツを実行します。
    分岐によって複数の経路を持つ業務コンテンツの場合は,プラグインを配置したノードを通る経路で実行してください。
    実行完了後の注意事項
    業務コンテンツの実行後は,ほかの業務コンテンツを表示したりログアウトしたりしないでください。

(3) GC(ガーベージコレクション)の実行

  1. 次のコマンドを実行してネーミングサービスのポートを使用しているプロセスIDを取得します。
    netstat -o
    コマンドの出力例を次に示します。
    TCP    マシンのホスト名またはIPアドレス:900       localhost:1176        ESTABLISHED     1876
    この例では,「1876」がネーミングサービスのポートを使用しているプロセスIDとなります。ネーミングサービスのポートがわからない場合は,ユーザセットアッププロパティファイル(ucnp_setup_user.properties)のucnp.setup.server.cosminexus.ejbserver.naming.portプロパティに指定した値を確認してください。デフォルトの場合は「900」です。
  2. 次のコマンドでGCを実行します。
    "Cosminexusインストールディレクトリ\jdk\jre\bin\javagc.exe" -p ネーミングサービスのポートを使用しているプロセスID
    コマンドを実行すると次のメッセージが表示されます。「y」を入力後<Enter>キーを押してください。
    Force VM to execute GC: ? (y/n)
    javagcコマンドについては,マニュアル「Cosminexus V9 アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」を参照してください。

(4) ナビゲーション プラットフォームのJ2EEアプリケーションの停止

  1. 次のURLにアクセスして,Cosminexus Management Serverにログインします。
    http://ホスト名:ポート番号/mngsvr/
    • ホスト名
      開発環境のJ2EEサーバマシンのホスト名またはIPアドレスです。
    • ポート番号
      Cosminexus Management Serverが使用するポート番号です。マニュアル「Cosminexus V9 ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで」の手順どおりにセットアップした環境では,「28080」です。
  2. 運用管理ポータルの画面で[論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックし,論理サーバのアプリケーション管理画面を表示します。
  3. ツリーから[論理J2EEサーバ]−[J2EEサーバ]−[ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名]−[アプリケーション]をクリックし,[開始/停止]タブを表示します。
  4. インポートJ2EEアプリケーション一覧で,アプリケーション名「ucnp」の[停止]アンカーをクリックします。

(5) 稼働統計の確認

次のパスに出力されている,JavaVMの稼働統計ファイルを確認します。

Cosminexusインストールディレクトリ\CC\server\public\ejb\ナビゲーション プラットフォームのJ2EEサーバ名\stats\HJVMStats_YYYYMMDDhhmmTZ.csv
(凡例)
YYYYMMDDhhmm:稼働統計ファイルが作成された日時
TZ:タイムゾーン

稼働統計ファイルをExcelで開いた場合,AK列に業務コンテンツを実行したときのメモリ使用量が出力されています。メモリ使用量は,ナビゲーション プラットフォームのJ2EEアプリケーションを停止してから,過去60秒間にExplicitヒープから解放した1セッション当たりの最大メモリ使用量(単位:バイト)です。