機能

構成ソフトウェアが未セットアップ状態のときに，ナビゲーション プラットフォームを順次セットアップします。再セットアップの場合は，このコマンドを実行する前に，一度ナビゲーション プラットフォームを停止して，npunsetupコマンドでアンセットアップをしてください。

このコマンドを実行するユーザは，ナビゲーション プラットフォームをインストールしたユーザである必要があります。

このコマンドを実行する前に，次のことを実行してください。

• npsetenvコマンド（環境変数の設定）を実行する。
• ユーザ認証を使用する場合やポート番号を変更する場合は，ユーザセットアッププロパティファイル（ucnp_setup_user.properties）を編集する。
  詳細は，「7.3　ユーザセットアッププロパティファイル（ucnp_setup_user.properties）の設定」を参照してください。
  
• セットアップ時に使用されるポート番号が別のプログラムなどで使用されていないことを確認する。
  セットアップ時に使用されるポート番号は，ユーザセットアッププロパティファイルで確認できます。
  
• インストール後に，セットアップ対象のナビゲーション プラットフォームのインストールディレクトリおよびファイルが移動，編集または削除されていないことを確認する。
• データベースのサービスが起動していることを確認する。
  データベースのサービスが起動していない場合は，コマンド実行時にエラーになります。
  

なお，このコマンドを実行すると，ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\spool\earにucnp.earが生成されます。プラグインを追加していない状態のEARファイルが必要になった場合に，このEARファイルを利用できます。プラグインを追加していない状態に戻す方法については，「6.7.3　適用する前の状態への復元」を参照してください。

ソフトウェアのセットアップ順序と内容を次の表に示します。

表8-7　npsetupコマンドのセットアップ順序と内容

形式

npsetup

オプション

なし。

注意事項

• このコマンドを実行すると，デフォルト値のユーザプロパティファイル（ucnp_user.properties）およびユーザメッセージプロパティファイル（ucnp_message_user.properties）が設定されます。そのため，これらのプロパティファイルの編集はこのコマンドの実行後に実施してください。再セットアップの場合は，これらのプロパティファイルの既存ファイルをバックアップしておくことをお勧めします。
  プロパティファイルの詳細は，「7.　プロパティ」を参照してください。
  
• セットアップに失敗した場合は，npunsetupコマンド（アンセットアップ）を実行し，要因を取り除いてからコマンドを再実行してください。
• このコマンドで環境を構築したあとにホスト名を変更しないでください。ホスト名を変更した場合，動作は保証されません。

戻り値

注

コマンド制御外のタイミングで終了した場合（＜Ctrl＞キーと＜C＞キーを同時に押して強制終了した場合など）の戻り値は不定となります。

使用例

ナビゲーション プラットフォームをセットアップします。

> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npsetup