Hitachi

インメモリデータグリッド Hitachi Elastic Application Data Store ユーザーズガイド


7.10 スパイク抑止に依存するパラメタの設計

スパイク抑止に依存するパラメタを設計します。

スパイク抑止機能は,指定した件数分のデータに対応するデータ管理領域をキャッシュ作成時に一括で初期化することで,データ操作時の処理時間のスパイクの発生を抑える機能です。これによって,クライアントからのデータ操作時の性能を改善できます。

この機能を使用すると,key名やグループ名を管理する領域を,パラメタに指定された件数に合わせて最適化します。これによって,データ1件当たりの管理領域に必要なメモリ使用量を削減できます。

なお,スパイク抑止機能は,キャッシュの種類がメモリキャッシュの場合だけサポートします。ディスクキャッシュおよび2Wayキャッシュの場合,スパイク抑止の動作は保証されません。

〈この節の構成〉